×

お問い合わせ

  • チャットで相談
  • メールで問い合わせ
Hal Licino

メール配信の新しい統計法:外部要因を踏まえた外挿計算の開封率

Sep 06 2011, 06:40 PM by

メール受信者の中で実際何人が開封したかを知ることができるツールを「メール開封率」といいます。開封率は通常メールのレイアウトのどこかに隠された1x1ピクセルの小さい無色のGIFファイルによって確定され、メールが開封されると商品の画像や背景と同じようにあなたのサーバーへこの画像へのリクエストが送信されます。この透明な画像へのリクエストの統計が集まれば、メールの送信数と開封率の統計があなたの開封率となるわけです。しかし、実はこれで確実にあなたのメールが開封された数が把握できるとは限らないのです。
モバイル革命によって評価が下げられた開封率統計
最近のメールクライアント間の変化や人気が上昇してきたモバイルウェブの影響で開封率の信憑性が大きく揺らいでいるにもかかわらず、マーケティング担当者の多くは未だに開封率に大きな信頼を置いています。携帯でメールをチェックするユーザーの多くはデフォルト設定で画像表示をオフにしているので、メール内の画像は、サーバーに「開封」を電信するにあたって重要な1x1ピクセルの透明GIFでさえも全く表示されないのです。つまり10万人にメールを送ったとすれば、そのうちの半数がデスクトップやノートパソコンと画像表示をするメールクライアントを使い、残りの半数は画像を表示しない様々なデバイスで読んでいると推定できます。となれば、この開封率は実際開封されたメールを5割分も計算に入れていないという事になるのです。
外挿計算の開封率ならば、より正確
まだ業界内ではなじみの薄い手法ですが、登録者が使用しているブラウザのタイプを分析し、開封率を相関させる外挿法という計算方法があります。どのユーザーが画像をオフかオンにしているかなどは確実に割り当てることは不可能ですが、ほとんどの携帯設定とGmailやHotmailなどの大手プロバイダはオフにしてあると推定してもよいでしょう。このような場合、開封率の外挿計算は以下のようになります:
10万件のメールを送信
透明GIFによって2万件のメールの開封確認(開封率20%)
従来の画像表示設定されているメールクライアントの率:60%
画像非表示設定されているメールクライアントの予想率:40%
ようするに、6万件メールを送ったとすれば、そのうち2万件、つまり33.3%が開封されたという外挿計算になりますが、こちらの方が10万件のメールの開封率にもっと近い予想になるでしょう。
クリックスルー率には多大な悪影響
開封率はクリックスルー率(CTR)の計算に不可欠な数字なので、従来の開封率計算と外挿計算で割り出すCTRの差は巨大になります。例えとして、従来の開封率計算ではCTRが5%だったとしましょう。ただし、これは20%の開封率から割り出した数字です。2万件のメールのうち、5%、つまり1000件が個々にクリック開封されたという事になります。外挿計算の開封率33.3%で計算しなければこの数字はよりいっそう少なくなります。33000件の開封されたメールのうち、5%は1000ではなくなり、667、あるいは3.33%になるのです!もちろん、ずっと以前から画像を表示しないでメールを読む人もいたでしょうから、なにも一晩でCTRが5%から3.33%に撃沈した!とあせる必要もありません。外挿計算で出したCTRの方がより正確なのであって、あなたのキャンペーンが突然不評になったのではないと捉えましょう。

現在のIT技術の段階では、透明GIFへのリクエストがあなたのサーバーに送信されなかったのは、メールが未読のままだからなのか、削除されたのか、画像が非表示設定だったのかは定めることは出来ません。もしかしたら、そう遠くない未来にアインシュタイン並みのメール博士が、メール非表示サーバーから送信サーバーにメッセージを発信できるようにしてくれるかもしれません。その日まで私達にできる事は、ユーザーが楽しめて、画像を表示したくなるようなメルマガ(メールマガジン)を作成し続けることです。

カテゴリー: メルマガのコツ

関連ブログ

新しいコメントを記入する

コメントする

Facebookでコメント