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Hal Licino

「いいね!」の数を増やすため個人メッセージを監視していたFacebook

Nov 12 2012, 04:15 PM by

Facebookがユーザーの個人メッセージを覗き、全く本人の承諾なしに自動的に特定のページを「いいね!」しているという話が広まった時、インターネット住民達の多数がこの明らかなソーシャルメディア論理に対する違反行為に激怒し、糾弾しました。調査の結果、最も目立った違反行為はバグの事故であったと判明し、バグは潰されました。しかし今でもなお、特定の状況下ではあなたの承諾もなしに、しかもあなたの知らないうちにビジネスページがあなたから「いいね!」されている場合もあるのです。

Gmail同様、10億人の個人メッセージを監視している
実際は本来危惧されていた全体的な影響範囲よりは遥かにマイルドな話ですが、Facebookが持ち込んだのはGmailがやっている事と似ており、10億人以上いる活動的ユーザーの全てのプライベートメッセージをスキャンし、自動的に「いいね!」を増やすシステムなのです。たとえば、あなたが友人にFacebookのメッセージで今読んでいるこの記事を送ると、このページの左側コラムに見える「いいね!」は自動的に一つ増えるというわけです。

天地がひっくり返るほど重大なプライバシー侵害でもないわけですが、友人から送られてきたリンクをクリックしただけであなたが「いいね!」なんてこれっぽちも思っていないFacebookページに「いいね!」をつけてしまう可能性があると考えれば…可能性の極論は置いておくにしても、たとえばiPhoneマニアがRIM Blackberryのページに「いいね!」してしまった、Linux UbuntuファンがマイクロソフトのWindows 8にいつのまにか「いいね!」していた…などなど。本人がそれを発見してしまった場合、どんな気持ちになるでしょうか。
自動的な「いいね!」ではシェアの理由や背景が配慮されない
Facebookの監視活動は、リンクされた外部ページに「いいね!」ボタンの有無を探しているだけなので、リンク付けの背景は一切配慮されていません。あなたがこの記事を友達に送ったのは「見てよこのバカな連中w」のような最低の中傷を含んだプライベートメッセージだったとしても、受信者は自動的にそのページの「いいね!」数を増やしている事になるのです。

「いいね!」とは:内容に好意を抱く、または楽しい思いをするという事
Facebookのスポークスパーソンはこれは「いいね!」ボタンの第三者ソーシャルプラグインバージョンの性能であるとコメントし、『推進』よりは『共有』を表すのが目的だと説明しました。しかし、Facebookが見過ごしているのは「いいね!」をつける事はメリアム・ウェブスター・ディクショナリーが定義するように「Like(好く)」、つまり「好意を持つ、または楽しい思いをする」事を意味するという事なのです。あなたの友人の誰かが11万5千人のユーザーとともにB級ホラー映画専門サイトbloody-disgusting.comのファンの1人だからといって、必ずしもあなたもその趣味を共有するとは限りませんよね。

Facebookのスポークスパーソンの言葉の通り、確かに「個人情報は一切漏れておらず、Facebookはユーザーの代表としてどんなFBページでも『いいね!』しているわけではない」のは事実なのですが、問題のページに対する不信感は事実高まりますし、これだけでも十分、不特定多数のFBユーザーが反感を買う行為であるでしょう。これまでもFacebookは欲しくもないメールアドレスをユーザーへ投げつけたりもしていましたし。。

特定の個人が直接・間接的であれ、決して「いいね!」をつけたくないと思う組み合わせを挙げれば、文字通り終わりがありません。たとえば、イスラエル国民と反ユダヤ主義サイト、同性愛者とウガンダにまつわるページ、無神論者がとキリスト教サイトなど…この自動で「いいね!」がつく機能はFacebookにとって法的トラブルを引き起こしかねません。個人の信念に反する特定のサイトにつけられた「いいね!」に公的に訴えるユーザーも出てくる可能性もありますし、そうなれば法廷で解決するには厄介な問題となるでしょう。

(翻訳:塚本仁希)

 

カテゴリー: ソーシャルメディア, オンラインブランディング

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