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Hal Licino

メール配信頻度を増やすのは諸刃の剣

May 07 2013, 07:43 AM by

ニュースレターやメールマガジンなどメール配信を利用したキャンペーンから得るROIをより増やすために、単純にメール送信の頻度を増やそうと会社やブランドが試行するのはよくあるケースです。この試みで確かに月ごとの売上は増えますが、その収益を完全に上回るほど余計なコストもついてくる場合もあるのです。

 

週に3回のメールで売上4割アップ、しかしメール1回ごとに4割ダウン?

メールを送る頻度を増やすのは諸刃の剣だと証明する研究が増えています。週に1回だったメールの頻度が週に3回に増えると、月あたりの売上は4割増しするそうです。しかし、メール1回あたりの平均売上は4割減るという結論も…悪いニュースはまだ続きます。

配信頻度が多いメールマガジンやニュースレターの登録解除率は頻度が少ないメールより140%高いとも結果が出ています。つまり、現時点で毎週平均1%の登録者を失っているのなら、メール送信頻度を増やせば2.4%の登録解除が発生する可能性があるということです。迷惑メールに対する苦情はメール配信の度に600%増え、丸一ヶ月で1300%増える予想がされています。毎月のスパム苦情は低い時は全体の0.05%から高い時は驚愕の0.65%まで、という範囲が期待されてしまいます。

頻繁なメール送信の代償として失う1/3以上のリスト登録者

エラーメール率の増加はさておき、登録解除と迷惑メール報告だけで失う登録者は毎月リストの3.05%、年間で36.6%にもなるでしょう。これは登録者の1/3以上を失う計算になり、なんとも後味の悪い結果になりそうです。3年もしないうちに元々リストに載っていた名前は一つも残っていない、なんて事態になりうることもあります。

もう少し分かりやすくするため、具体的な経済的要素を盛り込んで考えてみましょう。たとえば、50万人規模のリストに週に1回メールを送信することで毎年2億円の売上を生み出すとします。それを週3回に増やすと売上は2.8億円に上がります。ここまではいいのですが、そうする事でカスタマーを毎年183,000人失う事になり、その損失を埋めるため、ほぼ同等の価値がありそうな見込みカスタマーを見つけるためのコストが1人辺り1,200円ほどかかる計算になります。よって、リストの人数規模を維持するだけで2.2億円かかるでしょう。さらに余分なメールを作成、テスト、送信する際のコストも配慮に入れるべきでしょう。

戦略の効率化をアップしたい時に問うべき質問

もちろん、これぐらいの頻度でニュースレターやメールマガジンなどメール配信を利用したキャンペーンを行なっているマーケティング担当者は少ないのですが、単純にメールの頻度を増やすのは賢い選択ではないと、これらの数字が証明しています。よって、メールマーケティングの効率性を最大限まで出せるように、いくつかの基本的な質問を通してメール戦略の他の要素を検討してみましょう。

メールメッセージ戦略はあるか?それは効果的か?
自社のブランドディングは向上できているか?
顧客の取得・損失率は?
顧客を取得するためにかかるコストは?
昨年と比べて顧客からの反応は増えたか?減ったか?
昨年と比べて顧客が自社ウェブサイトやソーシャルメディアなどに訪問する回数は増えたか?減ったか?
一年前は存在しなかった新しい競争相手の商品・サービスなどが現れていないか?


そして何より大事な点ですが…

この商品・サービスは今でも人の興味を惹きつけ、魅力も競争力もあり、価格もよく、時代の最先端に関連性があるものか?
メールの送信頻度を増やす他にも結果が出せる方法はたくさんあります

この分析結果はあなたが今行なっているメール配信戦略やブランディングの取り組みの成功(あるいは満足できない現状)があなたのメールマーケティングの方針に影響されているのかどうかを判断するために役立つでしょう。メール配信戦略を分析するにあたって考慮すべき点はたくさんありますが、メールの頻度をただ増やすことが必ずしも最良の策だとは限らないのです。

カテゴリー: メルマガのコツ

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