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インスタで新規ファンを獲得!メールマーケターのためのSNSワークショップレポート
2019年6月27日に、「メールマーケティング担当者のためのInstagram講座 」と題して、Benchmark東京本社にてワークショップを開催し、様々な業種のメールマーケティングやSNSアカウントの運用に携わる方々に参加頂きました。 企業としてSNSアカウントを持っていても、担当者が専門的な知識を持たずにただなんとなく運用してしまっている例は案外多いものです。今や消費者の生活に深く根付き、現代社会に欠かせない存在となったSNSの運用に明確な指標を持って臨むことで、SNSは企業にとって力強いセルフブランディングや収益化のツールとなります。 当日のプログラム 今回のワークショップでは主にInstagramを主軸に、メールマーケティングとSNSマーケティングの違いから、実際のSNS運用のための知識まで2部に分けて専門家が詳しく解説していきました。 —————————————————————- SNS概論 ①メルマガとSNSの違い(メールは一方向的・SNSは双方向) ②4大SNSについて ③メールマーケティングとの相乗効果 ④SNSメルマガどちらにも必要になるCRMの考え方 Instagram概論と実務 ①なぜInstagramが人気なのか? ②企業のInstagram活用方法 ③Instagramの機能と活かし方 ④運用実績 写真撮影ワークショップ いいね!とファンが増える写真撮影講座(ワークショップ) 質問・相談会 —————————————————————- 前半の「新規顧客獲得と既存顧客育成に役立つ Instagramマーケティングの基礎」では、株式会社BES代表取締役の田中千晶が登壇しました。SNS運用の専門家として2009年から常に第一線で活動している中で培ってきたノウハウや知識を丁寧に解説しました。 後半の「カメラマンが使うテクニックを活用 いいね!とファンが増える写真テク」では同じくBESのディレクターであり、プロカメラマンの小川洵菜が登壇し、Instagram運用に活かせる写真の撮り方を参加者に実際に試してもらいながら、じっくり丁寧に解説しました。 メルマガとSNSの違い、それぞれの強みとは? メールマガジン(以下メルマガ)とSNSの違いにはたくさんのものがありますが、その中でまず始めに注目したいのが顧客へのアプローチの仕方です。メルマガの読者は多くの場合既に企業に対してある程度のファンであり、メルマガはその中で更に感度の高いお客様を育成していくためのツールとして発信されます。逆にSNSはまだ企業のファンではない、感度の低い潜在顧客を中心にしたユーザーと繋がるためのコミュニケーションツールとして使うことができます。 既存のファンが多いため、メルマガは読者を「実際に行動させる」点においてSNSより優れています。この場合の読者(ファンである顧客)の行動とは「店舗への来店」「商品購入」などを指します。また、HTMLメールの導入によって文字数・デザイン・レイアウトに制限がない自由で表情豊かなメルマガを送ることができるので、より魅力度の高いコンテンツを提供することができます。 では、メルマガと比較したSNSの強みとは何でしょう。まず最初に挙げられるのはSNSの「拡散力の高さ」です。特定のユーザーにだけではなくオープンな情報として世界に発信することで、良いコンテンツであれば自動的にフォロワーが増えます。定期的に企業の投稿を目にすると、フォロワーはメルマガの読者と同じように良質なファンに育ちます。その後ファンとなったフォロワーが無意識に拡散に協力するといったことが期待できるのです。 拡散力の高さはそのまま、企業そのものの認知度向上に繋がります。SNSは全てがオープンな状態で企業と顧客とのコミュニケーションを実現するため、結果的により多くの人に「見てもらう」「知ってもらう」きっかけになりやすいのです。 SNSのもう一つの強みというのは顧客から(メルマガに当たる)解除、「フォローを止める」ということをされにくい点にあります。SNSでは広告色の強い投稿よりも、日常に寄り添う投稿が好まれます。好まれる投稿というのは、すなわち顧客が本当に求めている情報ということです。その点を意識した投稿を続けるだけで、フォローを外されにくく、ファンによって拡散されやすくなり、結果的に新規顧客や潜在顧客に新たに知ってもらうことができ、フォロワーやファンの数が増えていくという仕組みが成り立つのです。...
July 23, 2019
定期配信からさらに一歩進んだプロジェクトへ!ワークショップ参加者インタビュー:アプリコット出版株式会社
自社ビジネスに貢献するための、効果的なメールマーケティングを行うためには様々な力が必要です。目標と現状とのギャップの認識。目標に到達するために必要なものごとの見通し。様々な制約や条件下で施策を取捨選択する判断など。 こうした力の養成を目的に、2018年9月に開講した「メールマーケティング担当者のためのプロジェクト力養成講座」。 今回、児童英語教材・書籍の出版を行っているアプリコット出版株式会社の山口靖代表取締役と、第2期講座(2019年3月~5月)を受講された上江洲里枝さんにお話を伺いました。 アプリコット出版株式会社 上江洲さん ユーザーから生まれた教材だからこそ、つながりを充実させたい ●創業の経緯とデジタルマーケティングに取り組み始めた理由について教えてください 【山口】 弊社は、医療関係のグループ会社のなかで、当時ほとんどなかった国産の子ども向け英語教材と教授法の研究会支援と、そこで開発された英語教科書制作事業がきっかけでスタートしました。創業が1959年で60年以上経ちますが、グループ会社から独立したのが2009年になります。グループから独立して5年目以降、事業を少しずつ拡大していくフェーズに入りました。 私たちが英語教材の研究会からスタートした経緯があるからだと思いますが、出版社としてはめずらしく、ユーザーである塾や学校の先生と直接つながっています。自社の教材をどんな方が、どのように使っているのかを理解して、現場に即した教材開発をしていくことを、会社の存在価値としてとても重視しています。 そのための施策として、メールやSNSを通じたお客様とのつながりを充実させていきたいと考え、動き始めたタイミングで上江洲さんが入社しました。 【上江洲】 私が入社したのは2018年9月です。大学卒業後、資産運用会社で調査業務を担当し、投資銀行のM&Aアドバイザー、国際機関でアドミの仕事などを経験し、この先どうしていこうか考えていたころに、個人的なつながりで声をかけていただきました。 【山口】 今、限られた少人数で回しており、一人一人が色んな仕事を兼務していますが、上江洲さんには広報業務やメールマーケティング、SNSでの情報発信などを担ってもらっています。 ●Benchmark Emailはいつ頃からお使いになっていますか? 【山口】 メルマガの取り組み自体はもう少し古くて2010年くらいから始めていました。(塾などの)先生方はスクールが隣近所にあるとライバル関係になってしまうということもあって、なかなか教材の活用方法などの情報共有がされにくくなっています。そこで私たちのような存在がこうした情報を発信して、教材活用の提案やアドバイスなどを行ってきました。 ただ、当時は画像一枚挿入するのにもどうやればいいかわからない状態で、どのくらいのボリュームのメルマガを書けばよいのか、どのくらいの頻度がいいのかといったことも手探りで行っていました。また、10年前というのはSNSはもちろん、先生方がメールを定期的に見るという習慣がなくて、定期配信と言いながらも3ヶ月に1回配信すればいい方で、へたをすると半年に1回というときもありました。その後、自社サイトの制作や更新を依頼している企業の方からBenchmark Emailをお勧めされて、2016年から使い始めました。 配信の定期化が開封率向上に繋がった ●上江洲さんが加わってからどのようにしてメールマーケティングを行われたんでしょうか? 【上江洲】 まずはメルマガを配信できていない状況を改善するために、必ず月1回は配信するということにして、年間カレンダーを作成しました。 以前は配信するときどきで掲載する情報量に差がありました。多いときは10個近くのトピックがあったんですが、それを毎月定期配信するのは難しいため、メルマガのトピックは3つにまとめることにしました。一つ目は会社としての動きやニュース。二つ目は商品紹介。三つ目は先生に役立つような情報。こうやって絞り込みをして整理した上で、商品によっては「この時期に伝えたい」というネタがあるので、前もって書けるものは事前に書く、というようなことを一生懸命やっています(笑) 【山口】 なぜ定期的に送れていないのか。言いたいことを詰め込み過ぎているからじゃないかといったことの分析から始まって、内容をカテゴライズするなど、段階をふみながら進めていってくれたと思います。 お客さんから「すごい定期的に来るようになりましたね」とか、次回の内容、楽しみにしています」「今までそういうものは来てなかったけど、来るようになったので真剣に見ています」といった声が届くようになりました。...
July 8, 2019
多言語でのメルマガ配信、複数アカウントの一括管理に!サブアカウント機能の活用例
こんにちは、カスタマーサクセス担当の林です! 日々ユーザー様のお手伝いをする中で、下記のご要望をいただくことがあります。 「日本語だけでなく、英語でもメルマガを作成して配信したい」 「複数のアカウントを持ちたいが、支払いは一本化したい」 今回はこうしたご要望にお応えするための機能、「サブアカウント機能」について活用例を交えながらご紹介します。 サブアカウント機能とは? サブアカウント機能は、メインのアカウントとは別に複数のアカウントを作成し管理できる機能です。 このとき、メインのアカウントのことをマスターアカウントと呼び、契約プランの支払いは全てマスターアカウントでまとめて行う形となります。 仕様についての詳細は、下記FAQをご参照ください。 関連FAQ:サブアカウントとは何ですか? サブアカウントの3つのポイント サブアカウントの特徴は、大きく分けて3つあります。 1. サブアカウントは独立したアカウント サブアカウントは、独立した1つのアカウントです。そのためコンタクトリスト・メール・レポートなどについて、マスターアカウントや他のサブアカウントと連動はしません。 2. アカウントを複数持つ場合に支払いを一本化でき、料金もお得に サブアカウントを複数作った場合も、支払いは全てマスターアカウントで一本化して行います。 また、サブアカウント機能を利用したほうが料金がお得になるというメリットもあります。 例えば、...
June 28, 2019
平均開封率が50%!ウェルカムメールの効果を最大限に引き出す方法とデザイン事例
素晴らしい第一印象は一目惚れとまではいかないが、 一目惚れする誘因になるのは間違いない。 “A stunning first impression was not the same thing as love at first sight. But surely it was...
June 24, 2019
【事例】ECサイトの売上を最大化するメールマーケティングの仕組みを公開!無地Tシャツ販売の“Tshirt.st”
こんにちは。遠藤です。みなさんのメールマーケティングに役立つ事例を共有したく、Benchmark Emailを利用しているユーザーの方に、お話を伺ってきました! 今回、お話を伺ったのは、無地のTシャツを販売している「Tshirt.st」の株式会社DAQ 代表 後藤様です。 Tshirt.stウェブサイト Tshirt.stは、国内外の無地Tシャツを扱うメガショップとして、累計19万人以上に利用されています。ECのメールマガジン活用の事例として、運営体制から、今後の展望まで、参考になります。 メールマガジンは4人体制。仕組み化に力をいれている -メールマガジンの配信状況や運用体制について教えてください。 主に商品の告知やセール情報を配信しています。毎週、特価商品(タイムセール)の情報を届けています。あとはオウンドメディアの記事を配信もしています。 最近「爆速便」という商品を即日届けられるサービスができたので、そういった新サービスの案内も送っています。 弊社は店舗運営なので、本店担当、楽天担当、Yahoo!担当というように専任の担当者がいます。 メルマガは本店担当で4人体制です。 株式会社DAQオフィス 普通にやっていると担当者への負担も大きいので、どんどん「仕組み化」をしていこうと考えています。過去には店舗担当者のネタ切れで、ネガティブな内容を配信してしまうこともあったので、今は、クリエイティブな企画は全社を通じて立てて、店舗担当者には、そこに色を添えるようなレベル感にしたほうが良さそうだなと思っています。 仕組み化の1つとして、ステップメールも取り入れたいと思っています。ショップの良さや、Q&Aを、うまくステップメールで配信できれば、1回購入してくださった方が、ロイヤルカスタマーの成長していただけるのではないかと思っています。 メルマガのデザインで「テンプレート」も強化しています。店舗運営の人はウェブ製作者ではないので、コーディングやグラフィックが描けるわけでもありません。なので、テンプレート化は大事だなと思っています。 メールマガジンのデザインはスマホ重視! − メルマガのデザインでこだわっていることはありますか?...
May 28, 2019
ランキング形式を有効活用!平日と休日で内容に変化を持たせる旅行企画業の事例
こんにちは、ミヂカナ株式会社の一戸です。 今回インタビューさせていただいたのは遊び・体験・レジャー・オプショナルツアーの予約サイト「アクティビティジャパン」を運営する株式会社アクティビティジャパンの山本さんです。同社はHISの子会社として、全国3,000以上の事業者と提携し、約13,000の商品ラインナップを保有しています。 株式会社アクティビティジャパン 山本さん 「メール配信の最大の目的はWebサイト上でコンバージョンを獲得することではない」と仰る山本さんに、長期的な顧客関係構築のための細かな工夫として、ランキング形式の活用や配信時間について伺いました。 アクティビティジャパンのメール施策概要 旅行先での体験を充実させるアクティビティツアーを提供している同社では、顧客向けと事業会社向け2種類のメールマーケティング戦略を実践しています。 ① 既存顧客向け メールマーケティングの目的: 定期的なツアー商品紹介を通して長期的な顧客関係構築 主な配信コンテンツと配信頻度: – メイン特集1件+サブ特集4件のwebサイト誘導(週3回) – 人気アクティビティのランキング発表(週1回・日曜) 配信時間:平日は夕方17時 / 休日は午前10時 配信対象:アクティビティジャパンを利用したお客様...
April 18, 2019
メルマガ平均開封率レポート【2019年版】
(本記事の最新版はこちらをご覧ください。) こんにちは、カスタマーサクセス担当の林です! 当ブログの中でも人気記事の一つであるメルマガの業種別平均開封率レポート【2018年度版】の最新版を作成しました。 効果的なメルマガ配信をするにあたり、「受信者がどのくらいメールを見てくれたか?」は重要な指標です。平均的な開封率の目安としては15%〜25%と言われていますが、業種やターゲット層、コンテンツによって異なってきます。 今回は業種別のメルマガ平均開封率からクリック率・エラー率、受信環境ランキングなどをご紹介します。 業種別のメルマガ平均開封率・クリック率・エラー率 以下はアメリカにおける2018年業界別平均値を示した表です。 業種 開封率 クリック率 ソフトエラー ハードエラー 農業・食品 23.12% 2.69% 0.57% 0.36% 建築 23.13% 2.55%...
March 24, 2019
メールが届かない?ブラックリストを確認する方法と対処法
あなたのメールアドレスがブラックリストに追加されてしまったらどうしますか?ブラックリストに追加されると、送信したメールで多くのエラーが発生し、メールを届けることができない(迷惑メールフォルダを含め、届かなくなる)という事象が発生します。 今回は、メールがブラックリストに登録されてしまう原因から対処法・登録されない対策までをご紹介します。 →→メールがブラックリストが登録されているかすぐに確認されたい方は、こちらから メール配信 ブラックリスト登録とは? ブラックリストとは、スパムやなりすましメールを配信している送信者のIPアドレスリストのことを指します。 これらのIPアドレスリストには、通常迷惑メールを配信するスパムや、ウイルスなどのマルウェアを配信する悪質なメール送信者が主として登録されていますが、通常のメール配信を行っていてもブラックリストに登録されることがあります。ブラックリストに登録されると、配信したメールはほとんど届かなくなってしまいます(迷惑メールフォルダを含め、どのフォルダにも入らない状態となります)。 メール配信でブラックリスト登録されてしまう2種類のパターン ブラックリストには、大きく分けて2つの種類が存在します。 1. スパムメール撲滅のために活動している複数の団体(サイト)のブラックリストに登録されたパターン 「ブラックリストに登録された」となるのはこのパターンが大半です。 スパムメール撲滅のための団体(Spamhaus等)のブラックリストに登録された場合、送信先のドメインに関わらずすべてのメールがほぼ届かなくなります。 2. GoogleやYahoo!等、メールプロバイダのブラックリストに登録されたパターン GmailやYahoo!メールなどのプロバイダが、スパムメールからユーザーを守るためにブラックリストへ登録することがあります。 この場合は、特定のドメイン(Yahoo!メールのブラックリストに登録がされた場合はYahooメールのドメイン)宛のメールがほぼ届かなくなります。 メールがブラックリスト登録されてしまう3つの原因 メール送信者のIPアドレスがブラックリストに登録されてしまう原因は、大きく分けて3つあります。...
March 18, 2019