最新記事
毎日配信で開封率25%!マーケティングのプロが実践する運用事例
こんにちは、ミヂカナ株式会社の一戸です。今回は日頃Benchmark Emailを活用して素晴らしい成果をあげているメールマーケティング事例をお届けします。 インタビューさせていただいたのは「マーケティングのインハウス化」をテーマに、マーケティング体制の構築をサポートしている株式会社テマヒマ(以下、テマヒマ社)の平岡さんです。 株式会社テマヒマ代表 平岡大輔氏 株式会社テマヒマの概要 ビジネス成功の鍵は、マーケティングの原則に基づいた本質的な活動にテマとヒマをかけて愚直に取り組むことであり、取り組みの前提として、顧客の事業の中にいる社員自身が自分で考え、自分で評価し、自分で判断できるようになることが必要であると、テマヒマ社は顧客に訴えかけます。 そのためにテマヒマ社では、マーケティング組織構築のための人材育成およびリソース確保、チーム運営の支援を目的として、3ヶ月という期間に渡って次のような実践型育成プログラムを提供しているとのことです。 現状把握 過去の販売データ、広告データなどをご共有 メンバーの方へのヒアリングを実施 研修 マーケティングを体系的に学ぶための講義を実施 ワークショップ 実践形式でプラン作成を実施 体制づくり 不足リソースの確保 検証改善の方針策定 共有レポートフォーマット作成 運用フォロー チーム課題の把握 チーム課題の解決策検討 なお今回は特別にその育成プログラムの内容を一部提供していただきました。 プログラムのロードマップ プログラムの資料:「プロセスを理解するためのポイント」 成果を出し続ける自社メルマガの内容とは? 本質的な活動にテマとヒマをかけて愚直に取り組むという理念は、テマヒマ社が配信するメールマガジンの成果からも読み取れます。 テマヒマ社が運営するオンラインコミュニティでメールマガジンを配信しているのですが、なんとそのメルマガは本記事のタイトルの通り平日毎日、年間でいえば250通近いメルマガを配信し、それを3年間続けているとのことでした。 毎日のメルマガ配信を3年間継続するだけでも当然至難ではありますが、その成果として平均開封率25%ほどを維持しているというメルマガは次のような内容です。 パッと見るだけでは、特別な何かが目につくわけではないと思います。 通販によるコンバージョンを求めるメールマガジンなどであればメリハリや強調を駆使する方も多いと思いますが、毎日同じ読者が読むことを想定した場合、自然体な口調で語り続けることも、ストレスなく読めるというメリットに繋がります。...
February 17, 2019
メールマーケティング担当者のためのプロジェクト力養成ワークショップ参加者インタビュー:株式会社繊研新聞社
効果的なメールマーケティングを行うためには、スケジュール通りのメール作成や配信はもちろん、リスト管理、効果検証など、目標達成のために広い視野を持ってプロジェクトをリードする必要があります。そこで、メールマーケティング担当の方がプロジェクトマネージャーのように全体的な視点を持ち、その中で自身の業務を整理しながらマーケティング活動を進められるプロジェクト力を養成するためのワークショップを2018年9月に開講しました。早くも4ヶ月(月1回開催)が経過した当ワークショップですが、ここからは参加者の方の声を数回に分けてお届けしていきます。 今回お話を伺ったのは、株式会社繊研新聞社の谷山まどかさん。谷山さんには以下の質問についてお答え頂きました。 ・担当しているプロジェクトとそのゴール、その中での役割 ・プロジェクト力養成講座を受けようと思ったキッカケ ・本講座を受けて達成したい「勝利条件」と、メールマーケティングの位置 ・具体的にどのような活用・工夫を行って、勝利条件を達成しようとしているか ・本講座に参加してみて、良くなったこと、変わったこと ・講座参加後、当初考えていたプロジェクトの計画、アクションの変化 ・メールマーケティングへの影響の有無 株式会社繊研新聞社 谷山まどかさん –担当しているプロジェクトとそのゴール、その中での役割を教えて下さい。 繊研新聞社が発行するファッションビジネス専門紙『繊研新聞』の電子版を、メールマーケティングを活用して販売促進するというプロジェクトに関わっています。 電子版の購読促進のためのメールマーケティングを行っており、具体的な業務としては、メールマガジンの企画・制作・配信になります。 –プロジェクト力養成講座を受けようと思ったキッカケは何ですか? 理由はいくつかあります。まず、Benchmark Emailさんから講座案内のメールを受け取った時、若手が対象であるということと、前田さんが講師ということを知ったのがキッカケです。以前、繊研新聞社に人事担当者向けセミナーに来ていた前田さんの講演を聞いたことがあったのですが、そこで話されていた内容(筆者注:ここでもプ譜を使用して、人事担当者の方向けの人材採用プロジェクトのワークショップを行いました)を聞いて、受けてみたいと思いました。 それと、メールを受け取った時にメール配信システムを見直そうとしていたタイミングだったので、メルマガの事も色々学べるのではないかと思ったからです。メルマガ業務に関してはある程度現場の裁量で進められたので、いい機会だなと。 –講座を受けて達成したい「勝利条件」と、メールマーケティングの位置づけは? 勝利条件は、繊研電子版のメルマガを通じた購入促進です。お客様に購読頂くための接点になる最も効率の良いメルマガはこのプロジェクトにおいても重要な位置づけになっています。 *勝利条件:プロジェクトの成功判断の基準のこと –具体的にどのような活用・工夫を行って、勝利条件を達成しようとしていらっしゃいますか? メールマガジンの記事制作やデザインの他、リスト管理などを行っています。配信する内容を変えてみるといった工夫はもちろん、ただニュースを配信するだけでない、新たなコンテンツを考える幅が広がっていると思います。 –本講座に参加してみて、良くなったこと、変わったことはありますか? 1ヶ月に1回、時間をとって行うので、何かしら結果を出したいと思います。一人でやっていると自信が持てなくて、今じゃなくてもいいかなと思ってしまうのですが、「来月講座があるから、これをやってみたい」「こうしたい」といった提案が、上司などにできるようになりました。改善案や企画案を考え、そのための会議をひらいて、提案して、ということができるようになりました。 私の仕事はこのメルマガ配信業務だけではないので、ついつい後回しにしがちでしたが、講座に参加するようになり、より主体的に、自分で自分をたたくようになりました。 –講座参加後、当初考えていたプロジェクトの計画、アクションに変化はありましたか? これまでは施策を試行錯誤しながら色々回していました。受講し始めてからは、施策の優先順位が変わりました。とにかく新しいことをやろうとばかり考えていましたが、新しいことにチャレンジするばかりではなく今すでにある資産に対して手を打つことで、そこで得た成果を、新しいことに活かせればいいんじゃないかと考えられるようになりました。 –メールマーケティングにどのような影響がありましたか? 単にメールを送るだけではなくて、ステップメールやメールマーケティングオートメーションツールなどに興味を持つようになりました。講座の中で、他の参加者の方が行っていることも聞けるので、他にどのような方法があるのか、どんなことを行っているのかということに興味が持てるようになりました。...
January 23, 2019
メルマガ誤送信後も慌てず対応、お詫びメールの書き方と心得
こんにちは、ブログ担当の伏見です。 みなさんはメールマガジンなどの一斉メール配信をした後に、送ったメールに間違いがあったことに気づいてヒヤっとしたことはありませんか? 配信前の確認漏れだったり、システムに問題があった場合など、メール配信においては人的にもシステム的にも誤送信が起きてしまう可能性があります。 今回はそんなメール配信側の対応により誤送信が起きてしまった時に購読者の方に行うべき適切な対処方についてご案内します。 メルマガ誤送信が起きたら、まずは状況確認 誤送信は購読者から連絡を受けて、初めてその事実に気づく場合もあるかと思います。報告を受けた直後は頭の中が真っ白になってしまい、一刻も早くお詫びの連絡をしなくてはいけないと慌ててしまうかもしれませんが、そこは一度落ち着いて状況確認を行いましょう。 誤送信と言っても状況は様々です。 もしメール配信サービスを利用しているのなら、まずサービス元に問い合わせてみましょう。システムによるエラーなのか、それとも受信側設定によるものなのか、はたまた作成したメール自体に問題があったのかを突き止めましょう。 メルマガ誤送信の原因別/お詫びメールのテンプレート すでに誤送信に気づいている購読者はマイナスなイメージを抱いていることでしょう。 メールが原因で不快な思いや混乱を招いている場合、それを取り除くと共に、起きてしまったことを真摯に受け止めお詫びをするのがこのメールの目的です。 そのため、お詫びメールには細心の注意を払う必要があります。相手の立場を考えて、明確でシンプルなメールを心がけましょう。今回は特に起こりうる可能性の高い内容間違い・送信先間違い・配信遅延の3つのケースを元に、メール対応を考えましょう。 ここでは、抑えるべき内容をセクションごとに分けてご説明します。 1.「内容間違い」の際のお詫びメール例文 【メールタイトル】 【お詫びと訂正】 + メールマガジン表記誤りについて 【冒頭文】 お世話になっております。...
January 16, 2019
2019年新年のご挨拶 – Benchmark Email
新年あけましておめでとうございます。 昨年は本当にたくさんの方にBenchmark Emailをご利用いただき、深く感謝しております。 2018年もBenchmark Emailでは、EMAツールの継続的な改善を始め、ユーザーインターフェースの一新、RESTful APIのご提供開始など、大きな機能のアップデートを実施してきました。 また今後は、人工知能を活用しメールマーケティング運用傾向に合わせたサポートの提供も視野に入れております。 2019年はさらなるサービスの向上を目指し、皆様のメールマーケティングにより一層お役に立てるよう精進してまいります。 皆様にとって2019年が良い年でありますように。 本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。
January 1, 2019
驚きの効果を生み出すメールマーケティング成功事例10選とその秘訣!
成功するメールマーケティングとは メールマーケティングは現在、ビジネスオーナーにとって最も費用対効果の高いオンラインマーケティング戦略の一つとして見なされています。実用的であるだけでなく、驚くような結果をもたらす革新的な戦略でもあるのです。 メールマーケティングが人気の理由は、下記のような利益をもたらしてくれるからです。 ・新たな潜在顧客との関係構築 ・魅力ある新規の見込み客 ・既存・新規顧客のロイヤルティーの促進 このように魅力的な結果を得るには、正しくメールマーケティングを行うことが重要になります。果たしてどうすれば良いのでしょうか? 数値で見るメールマーケティングの効果 正しい活用方法を学ぶ前に、様々あるマーケティング戦略の中におけるメールマーケティングの立ち位置を理解しておきましょう。 2016年に小売業の専門家を対象に行われた調査では、メールマーケティングは顧客維持において最も良いツールと見なされています。ソーシャルメディア・マーケティングは僅差で2位に終わりました。(*1) 関連記事:SNS×メールマーケティングで顧客接点を拡大するには? オンラインマーケティングサービスを展開するWordStreamは数カ月前、メールマーケティングの影響力を表す数値とビジネスを成功に導く重要な役割に関する記事を掲載しています。その情報によれば、メルマガ購読者は他の経路からの見込み客に比べて、コンテンツをSNSで共有する傾向が3倍もあるのです。(*2) また、メルマガ購読者はメールを受信しない人に比べて、オンラインショッピングに138%多く時間を費やしています。(*3) 顧客へ配信するメールの中でも、特にウェルカムメールは驚きの結果を生むことが示されています。たった一つのメールで、他の販促メールに比べて3.2倍以上の利益を生むという調査結果があるのです。(*4) 自社のネット上の存在感をよりすばらしいものにする要素は、他にもたくさんあります。例えば人目を惹くウェブデザインや、最適化されたユーザー体験などです。しかしながら、その中にメールマーケティングを取り入れないのであれば、大きな機会を逃しているということになります。 参照元(外部リンク英語ページ) *1 Email Marketing Is a...
December 16, 2018
感想戦でゴールまでの“ツジツマ”を再確認!第2回プロジェクト力養成ワークショップ
第1回からみなさんのプロジェクトは進んだか? 2018年9月からスタートした、「メールマーケティング担当者のプロジェクト力 養成ワークショップ」。6ヶ月間にわたって行われる本プログラムの第2回目が10月24日に開催しました。 (本プログラムの企画背景、第1回で行ったことは、下記の記事でご覧下さい) 『メール配信の施策からゴールまでを可視化する。プロジェクト力養成ワークショップを開講!』 第1回では、自社メディアの購読者数を増やす、ビジネスイベントの参加者満足度の向上、自社ECサイトのコンバージョン改善など、様々な業界からご参加された担当者のみなさんが、ご自身の業務を「プ譜」という、プロジェクトの構造を可視化するツールで記述するということを行いました。 プロジェクトをどのように進めていくかというと、各種プロマネツールはもちろん、ガントチャートやタスクリスト、議事録といったツールを使われている方が多いと思います。しかし、プロジェクトの目的の実現に対して、どのような「あるべき状態」をつくり出し、そのために必要な施策を自社に与えられたリソースに基づいて考案し、実行していくかという“ツジツマ”を確認・共有するツールはありませんでした。プ譜とは、そうした“ツジツマ”を共有し、プロジェクトを進めていくためのツールです。 このプ譜を書き起こしたのが第1回。それをチームメンバーや上司の方と共有して頂き、実際にプロジェクトを進めてみて、遭遇した事象、獲得した情報などを最初に書いたプ譜に追記していくということを、第2回のワークで行いました。 プロジェクトに起きた変化をプ譜に書きこんだ後は、グループワークを以下のように行います。 自分のプロジェクトがどのように進んだかをプ譜を見せながら説明。 説明を聞いている人は、気になったこと(「なんでそういう施策を取ったんだろう?」等)や知らないこと・わからないこと(「これはどういうことだろう?」等)をメモします。 ※この時、聞いている人はひたすらメモします。途中で話している人の話を遮るのは厳禁! 説明が終わったら、メモした内容から、最も聞きたいと思うことを質問する。 説明した人は質問された内容に答える。 このやり取りが一巡したら、質問したメモを説明者にプレゼントする。 これをメンバー分行うことで、説明者にとっては自分では見落としていたことに気づいたり、「疑問にも感じなかったこと」を見直すキッカケになったりします。例えば、自分が何気なく書いた「メルマガ購読者の質を測る」という指標について、聞いている人から「購読者の質はどのように取るの?」という質問から、「そもそもその指標の立て方で良かったのか?」といった疑問や、「そのアンケートのつくり方でよいか?」といった見直しを行うようなことがあります。これは、社内の同じチームメンバーであれば、なんとなくその場の雰囲気やこれまでの習慣などから疑問にも感じないことが、利害関係のない第三者からの指摘によって気づかされるというものです。 また、説明を聞いた人にとっては、他者の効果的だった施策はもちろん、お互いがメールマーケティングの当事者であるということもあって、知らなかったメールの機能や活用方法といったノウハウを得るといった効果があります。(このような、お互いに知識を交換したり、自分では気づけなかったことに気づかせてもらうワークを、プ譜では将棋に範をとって、「感想戦」と呼んでいます。) 参加者のみなさんの感想 今回、初めてプ譜を書いてプロジェクトを動かし、互いに自分のプロジェクトを説明し、質問し合う感想戦を行ったみなさんから、以下のような感想を頂きました。 第1回でプ譜を書いたことで、なんとなく「こうやっていこうね」というものが可視化でき、上司や同僚と共有してプロジェクトを進めやすくなった。...
November 25, 2018
メールデザインの参考に!読者の心を動かすメール海外事例大特集!
*本記事は、オーストラリア発のグラフィックデザインツール“Canva”のサイトに掲載されているMary Stribley氏による記事“40 examples of beautiful email design to inspire your own newsletter)”の翻訳記事です。 メールマーケティングは、過去の産物ではありません。 2016年末には、世界中で使用されるメールアカウントの総数が43億を上回りました(参考)。デジタル化を好まないとしても、メールを使用する時代に私たちは暮らしているのです。知ってのとおりメールは相手に速く届きますし、一番重要なことは「効率的なこと」ですからね。 メールマーケティングの成功を証明する興味深い統計の1つを例に出してみましょう。McKinsey & Companyは、FacebookやTwitterを用いることと比較して、メールを用いることで新しい顧客を40倍もの高確率で獲得できると公表しています。 あなたが新規事業を始めたばかりの場合、もしくはメールマーケティングの成功をうまく活用したい場合には、素敵なデザインを施したメールを、顧客や消費者向けに作成し送信することが、他の企業の先手を取る重要なポイントになります。多くの会社がビジネスのためにメール配信をしているので、素晴らしい見栄えのメールで読者の関心を瞬時に引きつける必要があります。見る価値のあるメールを配信することで、読む以前に読者がメールを削除してしまうリスクを避けることができるのです。 より多くの読者を獲得するために、あなたの会社の顧客や消費者も参加させ、メールマーケティングのキャンペーンを策定してみることも良いでしょう。プロのデザイナーがどのようなメールデザインを作り出したのかを、このコラムで見ていきましょう。このコラムが本当に素晴らしいメールデザインを作るキッカケになることを願っています! Beautiful-email-newsletters.comが手がけたメールデザインを参考例として、このコラムに多く掲載しています。...
November 8, 2018
メール配信の施策からゴールまでを可視化する。プロジェクト力養成ワークショップを開講!
ワークショップの企画背景 顧客や見込客に直接自社の情報を届けることのできるメールマーケティングは、リードナーチャリング、カスタマーリレーションマネジメントを目的とし、今なおビジネスにおいて非常に重要なツールとして活用されています。一方、スケジュール通りにミスなくメールを作成・配信することはもちろん、効果的な文面の作成や、配信リストのチューニングなど様々な作業を平行して行う必要があります。 これらの作業如何でメールの開封率やランディングページへの遷移率、コンバージョンからユーザーとのエンゲージメントに影響を及ぼします。つまり、効果的なメールマーケティングを行うためには、スケジュール通りのメール作成や配信はもちろん、リスト管理、効果検証など、目標達成のために広い視野を持ってプロジェクトをリードする必要があります。 しかし、過去のワークショップを通じてわかったことは、メールに関する業務はその他の業務と兼任されたり、未経験の方が担当されることも多く、業務の進行に苦労されるケースが多くあります。 この状況は、ともすれば全体最適よりは局所最適、「与えられた役割をこなせばよい(与えられたリストに対し、決められた期日に、定型デザインに従ってメールを送ればよい)」といった思考にさせてしまう可能性があります。 そこで、Benchmark Emailでは、メールマーケティング担当の方がプロジェクトマネージャーのように全体的な視点を持ち、その中で自身の業務を整理しながらマーケティング活動を進められるようにすることを目的に、「プロジェクト力」を養成する6ヶ月間のワークショップを開講しました。 この記事では、2018年9月26日に開催した第1回の概要と、今後どのようにプロジェクト力を養成していくかをご紹介します。 ワークショップの進め方 本ワークショップは6社8名の人数限定で開催しており、使用するテキスト及び参考図書として、講師・前田の書籍『予定通り進まないプロジェクトの進め方』を受講者のみなさんにプレゼントしました。ワークショップでは同書で提唱する「プロジェクト譜(以下、プ譜)」を使用し、自身のメールマーケティング業務を可視化することを行います。 プ譜とは、プロジェクトの進め方を可視化するフレームワークです。プロジェクトの目標に対して、その目標がどうなっていたら成功と呼べるのかという「勝利条件」を設定し、それを果たすための「中間目的」や「施策」を、所与のリソース(プ譜では「廟算八要素」と言います)の条件から考案・選択していくものです。 (クリックで拡大図が開きます) 例えば、2018年7月に開催したオウンドメディアのメールマーケティングプロジェクトのプ譜は下記のようになります。 受講者のみなさんはそれぞれに所属する業界が異なり、オンラインチケットの販売促進、自社サービスの認知獲得、サービス利用率向上といった様々なプロジェクトの目標がありました。プ譜の制作にあたっては、日々色々な業務を行っている中、「何から手を付ければいいかわからなかったのが整理できた」といった感想や、「まだ社歴が浅く、上司から降ってくるタスクをこなすので精一杯で、自社にどんなリソースがあるかを把握していない」といった声が挙がっていました。 こうした整理・未整理をふまえた状況を可視化し、ご自身の目標達成に向けて採るべき施策を考え、実行し、その結果をプ譜にアップデートしていくことで、自分の仕事と会社や部署の目標を構造的にとらえることができるようになるのはもちろん、種々のナレッジを獲得・記録することができるようになります。また、月に1回集まってプ譜を元にしたディスカッションを行い、受講者のみなさん同士で役に立った施策や失敗例を共有していきます。そうすることで、互いに知見や気づきを得て、共に学んでいくことを目指しています。 今後の記事では、より具体的な施策についてご紹介をしていきます。 (関連記事) メールマーケティングのプロジェクトの進め方 ワークショップレポート(2018/5/1) オウンドメディアのメールマーケティングプロジェクトの進め方とは?(2018/7/6)...
October 15, 2018