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【HTMLメールデザイン事例】 虫歯になってからではもう遅い、 歯医者さんが教えてくれるメールを使ったお客様再喚起法 - オーラルプロポーションクリニック様
こんにちは、歯医者さんに褒められる歯に・・・まだなれていない、コンテンツ担当の伏見です。歯医者さんって大人になってもやっぱり緊張する空間です。(あくまで一個人の見解です。) 今回の成功メール紹介ではそんな美しい歯にするお手伝いをしてくれる、歯医者さんが行うメールを活用したお客さん再喚起術をご紹介します! 過去の事例もこちらからご覧いただけます。 東京の一大ショッピングエリア、渋谷の駅から徒歩4分という好立地にあるオーラルプロポーションクリニック。この歯医者さんでは、私の様に「歯医者=痛い、怖い」という誤った概念を抱いている人にはうってつけの、「無痛治療」という痛みや不快感を極力小さくするように細心の注意を払った施術を行ってくれます。ホームページでは先生はもちろん、歯科衛生士やサービスマネージャーさんの紹介、院内の様子が細かく紹介されているので、とても安心できますね。 では、実際にこちらの医院がどのようなメールマーケティングを行っているのか、覗いてみましょう。 既存の患者さんへの注意喚起としてHTMLメールを活用している同医院。前回の治療から一定期間経過したら月に一回、メールを配信しています。こちらはホワイトニングメンテナンスの案内メールです。 以前は手書きのはがきで既存の患者さんへの再喚起(リコール)を行っていました。 確かに誠実感や丁寧さは申し分ないですが、1枚のはがきでは伝えられるメッセージに限りがあるということ、また作業効率や作業コスト等の見直しの末、メール配信をスタートさせました。 こちらのメール、やはり目を引くのはこの写真。一度見ると目に焼き付く口腔写真。学校の保健室や歯医者さんではおなじみですが、メールでこの写真は訴えかけるインパクトが違います。携帯端末で見た時には特に。メールを開封した瞬間に何のメールなのか判断が付きます。 FacebookやTwitter、テキストメールでは補いきれないHTMLメールの説得力と到達率 現在上記の様なHTMLメールを配信しているオーラルプロポーションクリニックさんですが、そもそも顧客とのコミュニケーションツールとしてなぜHTMLメールを選んだのでしょうか。そこには明確な理由がありました。 きっとこういったツールの導入を考えた時に、まず最初に思い浮かぶのがFacebookやTwitterといったSNSだと思いますが、これではお客様(患者さん)の中でSNSをやっている人、そうでない人に分かれてしまう他、SNSではつながりたくないという人もいること。加えて、到達率も完璧ではないなど対象が限定的だという側面を持ち合わせていることから画像付きメールの配信に乗り出しました。 メールならOne-to-oneのやり取りの様にメッセージを届けられることから、受け取った患者さんにも自分事の様に思ってもらえますよね。(しかもパーソナライズ化されたメールなら相手の名前を文中に記載することができるので、ますます効果が上がります。) では次のメールを見てみましょう。 用件だけでは終わらせない、お客様との長期的な関係作りに一役買うメール配信 一方こちらは、定期検診のリコールのためのメール。 ところで、定期検診を促すことが一番の目的ならそれを伝えるだけで十分、なんて思っていませんか?いえいえ、それではただのDMの様な押し売りでしかありませんし、受信者は振り返ってもくれません。 このメールでは定期検診の効果を画像と文章で説明している他、メールをちょっとした読み物として受け取ってもらうためにコラムも載せています。メールの主題とは別に、専門知識や効果を伝えることでメールを受信し、その内容を読むことを1つの楽しみにしてもらう効果が期待でき、購読者のエンゲージメントを高めることが出来ます。 これによりメールを受信した時には定期検診に行くつもりのない方でも、定期的にメールを受信し、内容を読むことで、「オーラルプロポーション」という存在が脳裏に残り、いざ定期検診をしたい、と思った時に思い出す存在になっているというサイクルが生まれます。 1度のメールでリコールに成功できるのはタイミング等色々な「ミラクル」が重なった時だけです。 定期的な購読者とのタッチポイントを設置することで、いざという時のリコールにつなげることができるのがメールの利点です。 その時にメールの内容もいつも同じでは飽きられてしまいますので、要注意! 【運用一口メモ】 オンラインマーケティングでは盛んに言われるPDCAという言葉。 これは、事業における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つで、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)の 4...
June 22, 2015
メールマーケティングに動画を活用したくなる3つの理由
みなさんは、動画メールマーケティングをご存じですか?メールに画像を付けるのと同様に、動画を添付したメールのことです。まだまだ日本での普及はこれからですが、マーケティングの本場、アメリカでは広く知られるようになり、実際に成果を上げている施策を施している企業も出てきています。 動画を使えば画像の多いコンテンツなら見せたい商品をより効果的に見せることが出来、テキストの多いコンテンツなら読者の集中力を削ぐことのない形で内容を伝えることが出来ます。 今回はそんな動画メールマーケティングのメリットについてお話します。 画像だけではまだ足りない?動画を使ったリアルなレビュー 商品写真も良いですが、女性買い物客の過半数は洋服の商品写真をあまり信用していません。そこで商品レビュー動画を作成し、まるで商品を実際に手に取っているような疑似体験を提供するのが効果的です。動画の中で実際に商品を手に取る、試着・試しに使ってみることで商品をよりリアルに伝えることができます。ショッピングチャンネルなどの買い物番組では商品を実際に使用するデモンストレーション、モデルによる試着などを積極的に行っています。ただ目の前に置かれた商品、写真ではその魅力を伝えきることができなくても、デモンストレーションなどを見ることで自分が買った後に使っている様子がイメージできるようになりますね。 アメリカの別荘を貸し出すバケーションレンタルを展開する企業、Homebase Abroadが行った動画メール配信を行い、開封率73.77%、動画視聴率58.8%(そのうち32.8%が最後まで視聴)、52.7%がWebサイトへの移動、6.1%が「友達に知らせる」機能を利用したという結果を得ています。 【参考:<郵送コストと工数を大幅削減>DVDを動画メールに変えて、受信者の反応把握とコスト削減を実現】 やっぱり口コミは何よりも強いマーケティングツール、ユーザーインタビュー動画 ブランドのファンであり、満足度の高いお客様からの声を動画に収めましょう。商品やサービスについて好感度の上がるコメントを撮影しメールで購読者に配信します。複数人の撮影ができるのであればそれに越したことはないです。1人しかいなくても動画にベストな顧客を選び、ビジネスやブランドに対しての好感を表現してもらいましょう。またインタビューなど、どんな意見ややりとりも動画として発信することが出来ます。 作成した動画をより効果的に利用するために、メールをセグメントして配信するのはとても効果的です。例えば、インタビュー動画のターゲット層を業界別等でセグメントし、その業界に合ったインタビュー動画を載せることで、メールを受信された方はもっと自分事へイメージさせることができ、効果を促進することができます。ファッション業界向けの人へのメールを作成し、そこに載せるインンタビューもファッション業界の方のものといった具合です。 CEOからのメッセージ CEOからお客様に対してメッセージを作りましょう。ブランドの意識や目標など顧客に伝える価値のあるメッセージです。CEOやブランドの顔となる人物からの言葉は信頼関係を築くのに有効であり、彼らの忙しいスケジュールからわざわざ直接のミーティングなどに多くの時間を費やすことなく顔を見せることができます。 いかがでしたか?ここでご紹介した動画の活用方法はほんの一部です。ですが、メール配信に動画を載せるだけでこれだけ有効であることは分かったかと思います。メールト動画の相性は決して悪いものではありません。是非メールに動画を活用してみてはいかがですか? Benchmark Emailでは毎月1回、マーケティングに役立つメールマガジンを配信しています。ご興味のある方は是非ご登録ください! Powered by Benchmark Email
June 4, 2015
【Benchmark Email】第3回ユーザー会レポート
今年も去年に引き続き、Benchmark Emailをご利用頂いているお客様を招いてユーザー会を開催しております。 第3回となる今回も、メール配信を実際に担当されている方にお集まりいただき、皆様のノウハウを共有して頂くとてもいい機会を頂けました。 今回はその時の様子を少しご紹介いたします! Benchmark Emailのコミュニティ担当の伏見です(自己紹介)。 去る4月2日、Benchmark Emailでは3回目となるユーザー会を行いました。 担当者である私が一番熱が入るとことは何と言っても会場選びです! 今回は表参道にある、Commune246内にあるAntenna< >WIRED CAFEさんを会場として利用させて頂きました。美味しいご飯、よく訓練されたスタッフ、洗練されたレイアウト、すべて素晴らしかったです。ありがとうございました! そもそもユーザー会の目的って? いきなりユーザー会って何?となってしまわれたかといらっしゃると思います。 まず簡単にBenchmark Emailがユーザー会を定期的に開催する理由をお伝えします。 HTMLメールを普及したい、コミュニティ戦略としての一面 皆さんは学生時代、分らないことは先生に聞く派でしたか?それとも出来る友達に聞く派でしたか? 僕はどっちにも聞いていました。例えとして適切かどうかは皆さんに判断して頂ければと思いますが、ユーザー会は多分そのような位置付けです。 メールマガジンというツールは日本でも普及していますが、HTMLメールをマーケティングの手段に!と言うと「???」になる方が多いと思います。...
May 23, 2015
【実例多数】夜は深ければ深いほどいい!?A/Bテストをして分かったHTMLメール活用方法:株式会社tab様
現代社会において便利なアプリはまさに人生を快適にする秘密道具です。 今回は「目に見える現実の世界と目に見えない知識と感情を繋げ、日常生活をより豊かなものにする」をモットーに、オンラインアプリ「tab」と「tabモール」を展開する株式会社tabのマーケティングマネージャー立川様にオンラインサービスを運営する上でのメールマーケティングのあり方についてインタビューを敢行しました! お忙しい中、ご協力頂きありがとうございます。 そもそも株式会社 tabとは? tabはオンラインとオフラインをつなぐ、ネットで見つけた場所や商品をアプリ上に登録(クリップというらしいです)できるサービス。 何がすごいかというと、もしその場所や商品が近づいたら、自動でアプリが教えてくれます。これがあれば買い漏れが防止できそうですね。 また新たに「tabモール」というサービスも展開しています。このサービスは「欲しいけど近くでは扱っていない商品、ネット通販だとサイズがよく分からない商品」を近くのお店に取り寄せて、店舗で実際に商品をチェック、試着して購入できるというサービスです。 ユーザーからするとお店にないものも取り寄せすることで、購入前に実際に手に取って確認することができ、買い物の失敗を減らすメリットがあります。 見ているだけでワクワクするこのサービスですが運営する上で、メール配信は アプリ内のランキングやセールス情報、PR告知をユーザー様にお伝えする欠かせない手段となっています。 中でもA/Bテストの活用方法は、アプリに限らずサービスを運営している方には とても参考になります。必見! アプリ運営におけるメール活用とは そもそもtabのサービスでは20 – 40代の百貨店に足を運ぶ人たちをメインターゲットとしています。そういった年齢層はスマホの利用者率も高く、またメールという昔ながらのツールにも慣れ親しんできていることから、メルマガを活用することはターゲット層に対しても自然と受け入れてもらえるツールなのです。 tabでは2つのサービスで異なったメール活用をしています。主な活用目的、配信スケジュールは以下の通りです。 ・tabアプリでの活用: 週2回、2パターンのメール配信...
May 16, 2015
【実例多数】夜は深ければ深いほどいい!?A/Bテストをして分かったHTMLメール活用方法:株式会社tab様
現代社会において便利なアプリはまさに人生を快適にする秘密道具です。 今回は「目に見える現実の世界と目に見えない知識と感情を繋げ、日常生活をより豊かなものにする」をモットーに、オンラインアプリ「tab」と「tabモール」を展開する株式会社tabのマーケティングマネージャー立川様にオンラインサービスを運営する上でのメールマーケティングのあり方についてインタビューを敢行しました! お忙しい中、ご協力頂きありがとうございます。 そもそも株式会社 tabとは? tabはオンラインとオフラインをつなぐ、ネットで見つけた場所や商品をアプリ上に登録(クリップというらしいです)できるサービス。 何がすごいかというと、もしその場所や商品が近づいたら、自動でアプリが教えてくれます。これがあれば買い漏れが防止できそうですね。 また新たに「tabモール」というサービスも展開しています。このサービスは「欲しいけど近くでは扱っていない商品、ネット通販だとサイズがよく分からない商品」を近くのお店に取り寄せて、店舗で実際に商品をチェック、試着して購入できるというサービスです。 ユーザーからするとお店にないものも取り寄せすることで、購入前に実際に手に取って確認することができ、買い物の失敗を減らすメリットがあります。 見ているだけでワクワクするこのサービスですが運営する上で、メール配信は アプリ内のランキングやセールス情報、PR告知をユーザー様にお伝えする欠かせない手段となっています。 中でもA/Bテストの活用方法は、アプリに限らずサービスを運営している方には とても参考になります。必見! アプリ運営におけるメール活用とは そもそもtabのサービスでは20 – 40代の百貨店に足を運ぶ人たちをメインターゲットとしています。そういった年齢層はスマホの利用者率も高く、またメールという昔ながらのツールにも慣れ親しんできていることから、メルマガを活用することはターゲット層に対しても自然と受け入れてもらえるツールなのです。 tabでは2つのサービスで異なったメール活用をしています。主な活用目的、配信スケジュールは以下の通りです。 ・tabアプリでの活用: 週2回、2パターンのメール配信...
May 16, 2015
中小企業が今押さえるべきメールマーケティングの基礎 第8回:具体的にどのようにユーザーを追いかけていくか?
今回は前回お話したユーザーごとの行動解析(ミクロ分析)内容を具体的にしていきます。メールマーケティングにおいては、配信リストそれぞれに対して、できるだけOneToOneに近い形でメール配信を行っていけるかが重要になります。 しかしそれを具体的にはどうやって実現すればよいのでしょうか?前回の記事をご覧になっていない方はまずこちらをご覧ください。 → 中小企業が今押さえるべきメールマーケティングの基礎 第7回:サイト全体のアクセスをひとくくりに見るだけではなく、個別のユーザー分析が重要 また、初めての方は、まずは連載の最初からご覧ください。 → 目次:中小企業が今押さえるべきメールマーケティングの基礎 それを踏まえて今回以降は 1. メール配信の開封状況やクリック状況を把握するには? 2. メールアドレスに対して、情報を紐付けるには? 3. 相手の情報や開封状況に応じて、リストを細分化するには? 4. それぞれのユーザーがサイトにアクセスした後にどんなページの遷移をしたかを追うには? などについて、お伝えしていきます。是非一つでも実践に移してみてください。 今回はこの中の1. メール配信の開封状況やクリック状況を把握するには?です。...
April 4, 2015
【HTMLメールデザイン事例】 統一されたブランドイメージで○○といえば△△を構築-エティハド航空様
【HTMLメールデザイン事例】では実際にBenchmark Emailを利用して配信されているお客様のメールをご紹介いたします。僭越ながらサポート担当にて独断と偏見で選出させて頂いた「このメールはすごい!」と思ったものをご紹介しております。きっとご自身のメール配信の参考になるはずです。 過去の事例もこちらからご覧いただけます。 今回はアラブ首長国連邦(UAE)の首都、アブダビを拠点に、世界100都市以上へ運航するエティハド航空様のメール配信をご紹介いたします。2003年に設立され2010年から日本への乗り入れをスタートさせた同社。現在は名古屋と成田からそれぞれ毎日一便ずつ運航しています。あまり飛行機をご利用しない方でも一部の方にはよく知られているのではないでしょうか。あの有名なイギリスサッカー、プレミアリーグの強豪、マンチェスターシティーの現スポンサーとしてユニフォームに刻まれているあのロゴでピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか? では実際のメールを見ていきましょう。 真似したくなるB2B向きメールレイアウト 機内で行われる新サービスに関するお知らせを掲載している今回のメール。 メールレイアウトはトップのロゴから始まり、メイン画像、リード文、画像バーで区切った段落を配置して要約文を記載したシンプルで清潔感のある作りになっています。HTMLメールだからといって画像を無理に多く使用したり、コンテンツを押し込んではかえってHTMLメールのメリットを失ってしまいます。テキストメールの様でもあり、HTMLメールの利点を十分生かしたシンプルで見やすさを追求した形と言えます。 使用されているロゴ、背景色やバナーカラーは同社のホームページと同じものを使用しています。同社のホームページを訪れた方にはメールを見てすぐにブランドが一致できるということもメールにはとても重要な要素です。 こちらのお客様はグループ全体で同じテンプレートを共有して、全世界で同じレイアウトのメールを配信しています。 では次のメールも見てみましょう。 ブランドイメージの統一=○○といえば△△ このメールでは他社とのパートナー連携で、新たなサービスを展開するという内容を掲載しています。こちらもテキストをベースにしたBtoB向けのメールレイアウト。メールには珍しく背景色にシックなダークカラーを使用しています。これはいったい何の色なんだろう、とエティハド航空のホームページに行ってみると、なんと客室乗務員の制服と同じ色を使っています!ここまで一貫性を貫くのは徹底されたブランディングが成せる業ではないでしょうか。 またメールに限らずこのようなブランドイメージの統一により、他社にはない「個性」が生み出され「○○の商品だから好き」「○○なら信頼できる」というような無条件で自社の商品を受け入れてもらえる仕組みづくり=ブランドづくりにもつながります。 同社では営業担当の方が実際にメールを受信されたお客様と対面しサービスの内容を説明すると共に、メルマガを活用することでより理解を深めるプロモーション効果を見込んでいます。その際には実際にメールを受信された方からフィードバックを頂く等ダイレクトなPDCAサイクルを構築しています。 そしてメール作成のテクニックとして一つのメールに一つのトピックだけを載せることで、伝えたいメッセージやバリューポジションをぼやけさせることなく的確にメール読者に届けることを可能にさせています。 いかがでしたか?これからも参考にすべき上手なメール配信をされているお客様の事例をどしどしご紹介してまいります。お楽しみに! ※この様なメールはドラッグ&ドロップ形式のメール作成エディタを使うことで作成が可能です。...
March 1, 2015
中小企業が今押さえるべきメールマーケティングの基礎 第7回: サイト全体のアクセスをひとくくりに見るだけではなく、個別のユーザー分析が重要
今回は引き続き、メールマーケティングのステップについて追いかけていきます。前回までで、以下の図の「リンクのクリックなどのアクション」のところにおいて、一体どんな指標を見て、全体のパフォーマンスを計測し判断すべきかという内容でした。 連載の中でずっと出ている以下の図の「サイト内を閲覧する」の部分に当たります。 まだご覧になっていない方は、前の記事を先にご覧ください。 → 中小企業が今押さえるべきメールマーケティングの基礎 第6回:メールから集客したユーザをどうコンバージョンに結びつけるか? また、初めての方は、まずは連載の最初からご覧ください。 → 目次:中小企業が今押さえるべきメールマーケティングの基礎 では今回は、それとは別の観点「ユーザーごとの行動解析(ミクロ分析)」という内容です。 一般的なアクセス解析ツールで見るような、サイトへのアクセス全体の数字を見て、全体として判断するような解析手法とは異なり、ユーザー1人ひとりの行動に着目して、改善点を発見する助けとする手法です。 メールマーケティングにおける「ユーザーごとの行動解析(ミクロ分析)」を考える前に前提となる、一般論としての「ユーザーごとの行動解析(ミクロ分析)」を押さえておきましょう。 1. 全体を見る「マクロ分析」と個人にスポットを向けた「ミクロ分析」 Googleアナリティクスに代表されるような、一般的なアクセス解析ツールは、サイトに来た人のデータを、基本的には全て十把一絡げにして見せます。こういった分析を一般的には「マクロ分析」と呼びます。 マクロ分析とは? ではマクロ分析とはなんでしょうか?それは「集計・統計」によるデータを元に解析する手法です。例えば、アクセス数がこれだけあり、直帰率がこれくらいで、平均滞在時間が…、あるいはあるページには何人来て、どこから来たのかという詳細情報など、一般的なアクセス解析ツールで見ることができる分析結果のほとんどは「マクロ分析」です。 マクロ分析は、多くのデータを元にして判断を下しますので、全体の傾向が掴みやすい、データ量が多ければ多いほどノイズが減るなどの特徴がありますが、逆に個別の一人一人に寄り添うことには向いていません。極端な話し「サイトに来た人」全てを十把一絡げにまとめて分析することになります。 もちろん、やり方次第でもっと細かく分類した分析を行うことはできます。例えば「どこからやってきたのか?」「どのページにランディングしてきたのか?」「どんなキーワードや広告をクリックしてやってきたのか?」などを元に、アクセスしてきた人を分類し、それぞれに対して、最適な対応を行うことはできます。 とは言え更に細かい、例えば1人ひとりにフォーカスした分析を行うことはほとんど出来ません。限界があります。...
February 27, 2015