WEBマスターの手帳」を運営している遠藤です。Benchmark Emailを使ったメールマーケティング奮闘記の第2弾です。前回の記事が6月初旬でしたので、約1ヶ月ちょっとの奮闘記録になります。

今回は、前回の奮闘記から変わった点などを中心にシェアしていこうと思います。前回の記事は『WEBマスター出張ブログ!メール懐疑派がメールマガジンを導入した理由、そしてとこれからの取り組み』をお読みください。

ダウンロードできるE-book(資料コンテンツ)を作った

前回から大きく変わったのは、リスト数を増やすために「ペルソナ作成シート」というダウンロードできる配布資料を作りました。

今回の目的は「WEBマスターの手帳」のメールマガジンをより多くの人に届け、ブログをより読んでもらうためです。リストを集めると言っても、集めるアドレスは誰のものでもいい、というわけではありません。自社の商品やサービスの見込み客となる人のリストを獲得し、自社のお客様になっていただけるようにメールで啓蒙(教育)したり、ニーズに即した情報を的確に届けるために、自社のターゲット像に合う人のリストを獲得しなければ意味がありませんよね。

WEBマスターの手帳を読んでくださっている方は「自分たちでホームページを作ったり、運用をしたい」という、いわゆるインハウス(自社内で完結させること)を目指している方が多いです。
そのため、ホームページ作成やコンテンツ作成で役に立つ「ペルソナ作成シート」をダウンロードコンテンツとして用意しました。

資料ダウンロードへの導線

一般的には、資料ダウンロード用の専用ページを作成し、ダウンロードできる資料の説明やダウンロードすることのメリットなどを掲載しつつ、ダウンロードするためのフォームを設置します。ただ、WEBマスターの手帳では、ブログ記事として簡単な紹介はしましたが、ランディングページのようなアピールページは作っていません。WEBサイト上に「バナー画像」を設置し、クリックするとBenchmark Emailの登録フォームが表示されるようにしました。

なぜアピールページを作成しなかったかというと、ユーザーさんが実際に資料をダウンロードするまでのステップをできるだけ少なくするためです。資料をダウンロードしたいのに、アピールページに飛ばされていたら鬱陶しいですよね。

「ペルソナ作成シート」のダウンロードするまでのステップは以下のようになっています。ダウンロードするまでに9ステップも進めなければなりません。

  1. WEBサイト上でバナー画像などを使い「ペルソナ作成シートがダウンロードできる」ことを認知する
  2. バナー画像をクリックする
  3. Benchmarke Emailの登録フォームページの表示
  4. 登録フォームにメールアドレスを記入
  5. 「ダウンロードする」ボタンをクリック
  6. 自動返信メールが届く
  7. 「ダウンロード申込みを認証するにはこちらをクリックしてください。」をクリックする
  8. WEBマスターの手帳上にある「ダウンロードページ」が表示される
  9. ページ内の「ダウンロード」ボタンをクリックするとPDF資料のダウンロードがスタート

ただ資料を配布(ダウンロードできる)するだけであれば、サーバーにファイルをアップロードして、ダウンロードボタンをクリックすると、ダウンロードが始まるようにすればいいわけです。ですが、それではダウンロードした人のメールアドレス(リスト)を得ることができません。

Benchmark Emailの使い方が甘かった

この資料ダウンロードを始めるにあったって、登録フォームで入力項目を全て埋めた上で「送信ボタン」をクリックしたら、資料のダウンロードが始まるようにしたいなと思ったのですが、Benchmark Emailでのやり方がまったく思いつかず、上記のような遠回しなやり方をしていました。

ですが、Benchmark Emailの伏見さんに「サンキューページの設定で資料ファイルのURLを指定すれば出来ますよ」と教えていただき、「なるほど!そうか!そういうやり方があった!」と気付きました。創意工夫が足りてなかった…

という訳で、上記のようなややこしい流れを以下のようにシンプルにしました。

  1. WEBサイト上にてバナー画像などを使い「ペルソナ作成シートがダウンロードできる」ことを認知する
  2. バナー画像をクリックする
  3. Benchmark Emailの登録フォームページの表示
  4. 登録フォームにメールアドレスを記入
  5. 「ダウンロードする」ボタンをクリック
  6. 資料のダウンロードが始まる

この流れが作れるのは良いですね!施策が変わってきます。という訳で10月ごろからは資料ダウンロードのランディングページも用意してA/Bテストなども実施したいと考えています。

海外旅行で配信が止まった

ダウンロードコンテンツを作った以外の出来事としては、メールマガジンの配信が滞るという事態が発生しました。というのも私用で1週間ほど海外(アルバニア)に行ってきました。

海外にいる間もブログ記事の更新はしたのですが、WEBマスターの手帳メールマガジンは「今週の人気記事TOP5」がメインになるため、毎週木曜日に1週間で公開した記事の「いいね!数」を計測する必要があります。

つまり、事前にメールマガジンを作成して予約配信ができません。
結果、インターネット環境の問題や時差の問題で計測が出来ず、メールマガジンも配信ができませんでした。さらに、帰国後も激しい時差ボケといろいろな仕事に追われて、ブログ記事が更新できず、結果メールマガジンも配信できませんでした。

以前にも何度か「今週の人気記事TOP5」が「今週の人気記事TOP2」などになってしまったことがあります。これはメールマガジンの内容を考える際に「配信に必要なものはなにか?それを用意する難易度はどれぐらいか?」などの考察が十分ではなかったためです。

これが実体験できただけでも、かなりの成果です。とはいえ内容を変えるには早すぎるので、どうしたら滞らずに配信ができるかを考えていきたいと思います。

今後の予定

今後の予定としては「ステップメール」の作成に取り掛かろうと企画中です。
また先述した「配信を滞らせない」ための仕組みづくりも進めようと考えています。
というわけで、前回のレポートから約2ヶ月弱のWEBマスターの手帳でのメールマーケティング奮闘記でした。また次回もお楽しみに!

編集長伏見はこう見る

いよいよ本格的にメールマーケティングの運用に乗り出した遠藤さん。やはり最初は顧客リストを増やすことが第一関門になってきますね。でも、さすが遠藤さんは登録フォームをただホームページに載せているだけではリストは増えていかないことを知っていますね。

読者はいわゆるメルマガというものになれている為、よっぽどの利益を受けられない限り重い腰をあげません。登録と同時にE-bookを渡すという方法は個人から大企業までできる施策の一つです。遠藤さんはこれに関して『見込み客を獲得するならこの方法!メールアドレスを集めるのに効果的な6つの方法』というブログでメールアドレス収集に役立つ方法を取りあげています。

今後の動向に注目です!

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