自転車を販売するだけの会社では語り尽くせない。自転車を通して、ライフスタイルを提案するスペシャライズド。自転車の本当の魅力を伝えるメール配信とは?

満員電車に嫌気が差し、自転車通勤に憧れを抱くものの、会社が遠すぎる、自転車を止めておくところがないなど、色々と言い訳を並べては、自転車をまだ手に入れていない伏見です。(※ブロク公開の前の週末に自転車を購入しました!)

今回は1974年創業のアメリカ、カリフォルニア生まれの総合サイクリングブランド、スペシャライズドさんのメールニュースをご紹介します。

自社ブランドやECサイトを運用しているなら絶対に真似できる画像を生かしたメールの活用術を学ぶことができます。

世界選手権に参戦する選手へ自転車だけでなく、ヘルメットなどの付属品をも提供する程のコアなレーシングブランドというイメージを持ちつつ、通勤・通学、フィットネスと言った自転車のあるライフスタイルを提案している同社。幅広いレベルのお客様を抱えるブランドがどのようにメールを活用しているのかチェックしましょう。


万人に合わせるより、ブランディングし的確なターゲットに届けるメールニュース


 

自転車は決して安い買い物ではなく、また消耗品ではないことから、購買意欲のあるターゲット層にどうアプローチできるかが、セールスの課題となっているのではないでしょうか。
そんな中スペシャライズドでは主に既存顧客に対してECサイトへ再度訪れてもらうための施策としてメール配信を行っています。

上記のメールは昨年末にクリスマスシーズンキャンペーンとして配信したメール。

まずメール作成のデザインにおいて、シンプルさを重視しているという同社。だからこそ、赤で統一されたボタンが目立ちますね。どこをクリックすればいいのか、瞬時に判断することができます。

また当然ですが、このメールがクリスマスキャンペーンであることから、それ以外の情報は極力避けています。情報の詰め込みは最も伝えたいメッセージをぼやけさせてしまいます。(TEST THE BESTというコンテンツはどのメールニュースにも記載されています。どのメールでも読んですぐ、思い立った時に申し込んでもらえる動線作りをしています。)

そしてこのブランドのメールの特徴は比較的英語を多く利用しているところ。
中には「アルファベットを見るもの嫌だ」という英語嫌いの人もいるかもしれませんが、このブランドはアメリカ発であること、そのキャラクター性を生かし、英語を活用することで、アメリカが好き、海外ブランドが好き、というブランドのファンになってもらいやすいターゲット層の心をくすぐることができます。

ただ自転車が好きなのではなく海外の、しかもアメリカのブランド(自転車)が好き、という層は英語に対する興味も比較的強いことが予想されるので、メールで英語を使うのはかえってターゲットを絞りこみ、好印象を与える効果を生んでいます。

では、2つ目のメールを見てみましょう。


商品購入のきっかけ作りが大事。購読者の注意喚起というメールの役割


 

スペシャライズドのメール配信では平均して25%以上の開封率を得ることに成功しています。またECサイトページに訪れてもらうというコンバージョンポイントを最も達成している施策がこのメール配信だそうです。メールで注意喚起し、ボタンやリンクからページに訪れてもらう、という動線ができるのもメールならではですね。
メールはあくまでも、注意喚起のツールであり、そこで購入まで至らせるのは高いハードルと言えます。

ですが、HTMLメールなら配信後の効果測定ができる点、どのデバイスにも対応(レスポンシブ)している点、そして写真や動画を活用できることから、メールを読んでいる人を引き付ける施策を打つことは十分可能です。それができただけでも、メールの役割は達成できているのではないでしょうか。
物語を届けることのメールだからこそホームページへの移動も促すことができるものなのですね。

いかがでしたか?
メールで自転車の楽しさを届けるスペシャライズドのメールニュース。
次回はまた別のユーザーさんのメールをご紹介します。

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