人気企画、【HTMLメールデザイン事例】では実際にBenchmark Emailを利用して配信されているメールをご紹介いたします。皆さんもレイアウトなど参考されてはいかがでしょうか。
2015年、一回目の今回は三重県にある200年続く古商家を改装したおしゃれなイタリアン・レストラン「パスタソースキッチン」さんのメールマガジンです。
手作りパスタソースの専門店で、本場イタリアで修行したシェフが完全手づくりするパスタソースを最新冷凍技術によって、冷凍商品化しています。こちらをキッチン併設の直売所 および通信販売にて全国に販売するサービスを展開されています。
すべての商品が完全手作りということで、スーパーなどで売られているものよりもちょっと高い本格冷凍商品ということ、加えて市場が確立している商品では無いことからいかにその価値をお客様に伝えるかと考えた末、メール配信を始めたそうです。
そしてメール配信を始めたことにより、安定的にお客様のリピート来店につながっており、その効果は地元市内約5万世帯へ配布されているフリーペーパーへの広告出稿よりも高いとのことです。
では実際のメールを見ていきましょう。
オンラインとリアルのコミュニケーションをつなげるメール活用テクニック
ですが、このメールのポイントはこれだけではありません。写真のすぐ下に配置されたクーポンにご注目。メール内にクーポンがあるのは決して珍しいことではないですが、利用テクニックとして実際に店頭にて、購入時にメール画面を見せてもらうという方法を取られています。つまり、来店リピート率を上げているだけでなく、お店で実際にメールを見せていれば、それを見ている他のお客様も興味を持って販売スタッフに「さっきの人は何を見せていたんですか?」なんていう会話が生まれることもあり、それが口コミとなってメール購読者増加に一役買うこともできますね。
事実メルマガを起点に、販売スタッフとお客様との会話が生まれ、地域密着のお店としての顧客満足度アップに繋がる等、二次的な効果も生まれているそうです。
では次のメールも見てみましょう。
押し売りでは逆効果、お客さん目線に立ったコンテンツ作り
こちらも写真のクオリティーの高さにただただ食欲をそそられてしまいます。これを見るだけでも十分メールを購読する価値があると言えるでしょう。また内容にもご注目ください。
商品を宣伝する(売り込む)のに何が一番重要だと思いますか?
「押し売り」ではないことは確かですね。そうです、こちらでは商品の裏話を伝えることをアピールとしています。どんな素材を幾ら使い、どれだけの手間をかけて調理しているのか細部にまで説明がなされているので、「そんなにこだわっているなら、買ってみよう!」と読者を納得させられますね。
その他にもメール最下部の「できたて時間のお知らせ」の記載。普段なら直接お店に問い合わせなければ分からない情報をメールに記載することでメルマガ購読に付加価値を与えています。これらメルマガにある情報は、すべてお客様においしく食べてもらいたい、喜んでもらいたい、という気持ちからだということが伝わってきます。
またこちらのレストランではFacebookも活用されていますが、メルマガの方が確実な集客に繋がっているそうです。その要因としてレストランを経営、調理されているご本人が配信していることでお客様との1to1のコミュニケーションが構築できていること、またメールならスマホを持っていてもSNSを積極的に活用していない層にも届けることができるからです。
いかがでしたか?メルマガを配信するだけのツールではなく、コミュニケ―ションツールとして捉え、お客様に一番喜んでもらえること、を形にしているこちらのメルマガ。
皆さんも、ぜひ参考にしてみてください。
※これらのメールはドラッグ&ドロップ形式のメール作成エディタにて作成されています。
テキストや画像など、好きなコンテンツブロックをメールの好きな部分へドラッグ&ドロップするだけで簡単にHTMLメールが作成できます。