Most recent posts
動くメルマガで売上アップも!GIF画像作成からメルマガ配信までを一挙ご紹介
みなさんはGIFアニメーション(動く画像)が掲載されているメルマガを受信したことはありますか?海外のECサイトのメルマガなどではすでによく目にしますが、日本でも少しずつ使われるようになっています。 今回は実際にGIFを貼り付けたメールをBenchmark Emailで配信するまでをご紹介します。この時期なら年末年始のセールメールにすぐ活用できますよ! メルマガ購読者の目を引くには動く画像、GIFアニメーション 今回のブログでは、こんなメールを配信できるようになるまでを解説いたします。 このように受信時でもGIF(動く画像)が稼働しています。 GIFアニメーションとはJPEGやPNGといった画像の保存形式の一つです。パラパラ漫画のように複数の画像を順々に表示させて動画のように見せることができる他、動画の一部を切り取ってGIFに変換することで、動画をポップに見せられるだけでなく、表示させたいところだけを繰り返し再生することもできます。 またアメリカではIT大手のDellがメールにGIFを加えたことでクリック率42%増、コンバージョン率103%増、109%の利益増加を獲得しているという事例があるなど、視覚的な影響だけではなく成果にも繋がっています。 今回上記のメールのGIFは動画から作成しましたので、動画をGIFに変換します。すでにYoutubeやファイルとして持っている動画をGIFに変換するにはGIPHYがおすすめです。(詳しい使い方は前回のGIF活用ブログをご覧ください) まずはこのツールを使って、GIFを作ってみます。そしてできたGIFのURLを取り出します。 GIPHYを使って動画をGIFに変換 GIPHYトップページの「Create」から、GIF化したい動画をアップロードします。 「DURATION」でGIFの再生時間を調整、「START TIME」で元の動画のどこから(〇〇秒後からスタートなど設定できます)GIFを作るのかを決めることができます。設定が済んだら「Continue to Decorate」をクリック。 前のページで作成したベースとなるGIFにアニメーションやステッカー、画質のテーマを加えることができます。設定が完了したら「Continue to Upload」をクリック。進んだ先のページで「Upload to GIPHY」をクリックします。 GIPHYでGIFができたら、Copy linkからGIF Linkをコピーします。 次にここでコピーしたリンクをBenchmark Emailに貼り付けます。 メール編集画面内のGIFを貼り付けたい箇所に「画像」ブロックを配置します。 「画像」ブロック配置後、「画像をアップロード」をクリックします。 「アップロード」を選択し、画像URLに先ほど貼り付けたGIFのURLをペーストします。...
January 20, 2020
これでばっちり、メールセキュリティー三銃士 ~メールの到達率を上げるSPF、DKIM、DMARC~
ネット上では「なりすましメール」というものが今でも多くはびこっています。これはいわゆるサイバー攻撃の類で、あたかも自分ではない別の人間になりすまし、メールを送りそれを開封した相手の受信者サーバのデータを奪ったり、ウイルスをばらまいたりするとても姑息なやり口です。 アメリカのFireEyeというセキュリティー会社の調査によると、自社でサイバー攻撃を受けている、もしくは受けていたという事実を確認できた企業が2012年37%あったのに対し、2014年には31%と減少している一方で、企業のIT部門だと偽ったなりすましメールの使用状況は2013年の44%から2014年には78%と大幅に増加しております。 「こんなの異国の話」と思っていませんか? 最近では東京商工会議所がなりすましメールによって情報漏えいの被害を受けるなど、日本でもなりすましの被害が増加しています。 今回はなりすまし対策に役立つSPF・DKIM・DMARCについて分かりやすく解説していきます。 解説動画も用意していますので、音声付きで学びたい方は以下の動画をご覧ください。 SPF(エス・ピー・エフ)とは? -到達率を上げるために、なりすましメールを未然に防いでくれるセキュリティー いきなり、アルファベット3文字が出てきましたね。決して、夏の日差しから素肌を守ってくれるあれではありません。 その説明は後でゆっくりするとして、なりすましメールを根絶できない理由は何だと思いますか?それはメールでは送信アドレスを自由に設定できるということが要因の一つに挙げられます。 これにより、ある会社のドメインを無断で使用してアドレスを作成されてしまうと、企業とは全く無関係の送信者があたかも社員になりすまして嘘のメールを送信することができるのです。・・・こんな事実を知ったら恐ろしくて、メールを開封するのもためらってしまいますね。 このような環境下で正しくメールを利用している人を無防備にさせないためのバリアとしてSPFという技術があります。 メール配信業界やITに携わっていないとあまりなじみのないこの言葉はSender Policy Frameworkの頭文字を並べたもの。ますますよくわからなくなってきますのでこれがどう作用するものなのかご紹介します。 まずメール送信者の身元を確認するには送信側、受信側で互いに行うことがあり、その内容はそれぞれ異なります。 メール送信者はメールを送信時に、IPアドレスやサーバ情報などを受信者のメーラーへ渡します。そして受信者は提示されたこれらの情報を照合、確認します。最終的にこのメール送信者が怪しくないと受信者側が判断すると初めてメールの受信が行われます。 その時送信者から提示された情報が正確かどうか、どうやって調べると思いますか? 身元を照会するにはそれを照会するデーターベースがないとできませんよね。 送信者がSPF情報を照合させるサーバ(DNSサーバと言います)に記述しておくことで、証明(本人確認)が可能になるのです。 送信されたメールのログが残っていれば送られるメールのドメインは本当にそこから配信されたものだと裏付けがされますね。 そうでなければ部外者からのなりすましメールだと判断ができ、メールをブロックすることができるのです。 言ってみればパスポートを持ったメール送信者が空港の税関(メール受信者)でチェックを受けている様な感じです。 SPFレコードの作成と設定 ではメール送信者が行うべきSPF情報をサーバに書き込む方法をご説明します。 1.メールの設定を作成する SPF情報には様々あり、例えば、○○からの送信を一切行わない設定、○○の情報が含まれているもののみ送信を行う設定等あります。 SPFレコードには「バージョン、空白、定義」という記述時の形式が存在します。 要するにこの形式に則ったSPFレコードをサーバに記載すればいいのです。...
January 8, 2020
世界一厳しい? ヨーロッパの個人情報に関する新協定『Privacy Shield』を知っておこう!
皆さんが普段から利用しているクラウドサービス、例えば、顧客情報を管理するCRMツールやBenchmark Emailの様なメール配信サービスには、個人情報を保存する必要があることから一定のセキュリティレベルが求められています。 Benchmark Emailは元々TRUSTeを取得しておりましたが、この度新たにEU-米国間の個人情報移転に関する新協定である「Privacy Shield」のデータ保護要件に準拠している企業に選ばれました。 ヨーロッパ諸国は日本と比べてもプライバシー保護の意識がとても高いと考えられています。 本記事では、ヨーロッパの個人情報保護規制のレベルや内容がどのようなものであるのかをマーケターの皆さまに知っておいていただくことで、日本でも今後厳格化することが考えられる規制への備えになればと思います。 1. Privacy ShieldとはEUーアメリカ間におけるデータの取り扱いに関する枠組み Privacy Shieldとは、欧州で取り扱われている個人データを米国に移すことを許容する法的枠組みのことで、その中では米国企業により重い責任を課すことが盛り込まれています。また商務省と米連邦取引委員会(FTC)が厳しい監視と取締りを行うことも条件に含まれています。 そもそもヨーロッパでは日本以上に「プライバシーの尊重」の考えが進んでおり、GDPR(EU一般データ保護規制)の施行を来年に控えたりと個人情報の厳守を重く捉えています。現在はEU加盟国がそれぞれ独自の法規制で情報の厳守を行なっていますが、EU全体で1つの法に則る方針に進むなど、プライバシー保護に対する意識の高さが顕著なのがEUなのです。 参照:EUの個人情報保護法「GDPR」施行まであと1年、対応は「経営課題」 2.それってつまりどういう意味? Privacy Shieldが定めるルール(data protection rules and...
September 4, 2017
メール配信における専用IP利用のメリットとは?
突然ですが、みなさんは「IPアドレス」と言う単語を聞いたことありますか? IPアドレスはPCやスマホといった端末に割り当てらてた識別記号で、いわばネットワーク上の住所のようなものです。メールにおいては配信に利用されるサーバーがあり、その中に共有IPと専用IPというものが存在します。 今回のブログではそれぞれのIPの性質と利用における優位点、懸念点を交えながらご紹介します。 IPアドレスには共有IPと専用IPがある Benchmark Emailのようなメール配信システムを使ってのメール配信の場合、そのIPアドレスは「共有IP」と「専用IP」の2種類が用意されています。 共有IPとは、その名の通りメール配信システムを利用されている方が複数であるIPアドレスを活用し、そこからメール配信を行います。それに対し、専用IPは利用者を1人に限定したものです。 それぞれの優位点と懸念点は? 共有IPの優位点 ・価格を抑えることができる IPを共有利用することで、IPを個別に確保するためのコストが不要になります。こちらはBenchmark Emailでも活用しており、サービスをリーズナブルに提供することを可能にさせています。 共有IPの懸念点 ・共有で利用するため、他者のメール配信の評価によって自身のメール配信に悪影響を及ぼすリスクがある 例えば、共有IPではそのIPを利用してメール配信を行なった1人がスパマーであると評価を受けた場合、そのIPに対する評価も合わせて落ちてしまいます。そのため、同じIPから配信を行なっているその他の方のメール配信評価も下げられてしまい、結果としてメールが届かないなど、エラー配信に繋がってしまいます。 Benchmark Emailではこういったリスクを少しでも減らすため、徹底したサポート管理態勢を取っています。例えば、利用される配信リストをツールにアップロードする際にはフィルタリングをかけ、配信エラーとなるアドレスが多く含まれているリストのアップロードができないような仕組みを採用していたり、24時間365日で配信されたメールの監視も行なっています。 (注:こちらはメールの内容を監視するものではなく、エラー配信などを即座に見つけるといったシステムに対する監視態勢を指します。) 他にも配信元アドレスがブラックリストに登録されてしまった時の対処法、メールの「迷惑メール度」を配信前に確認できるツールなども以下のブログでご紹介しています。 関連記事:...
June 19, 2017
メールマーケティングを成功させるための施策実行タイミングとチェックポイント
こんにちは、Benchmark Email編集部です。 みなさんの企業でも月に一度、四半期に一度、あるいは半年に一度、自社のマーケティング施策の見直しとこれから先の施策を考える機会を設けているかと思います。 その中でも、メールマーケティングはメールによるone to oneのコミュニケーションから継続的な接点の維持や興味喚起を起こすことができる施策としてとても効果的です。ですが、その方法を誤るとせっかくの施策もその効果を十分に発揮することができません。 ということで、今回のブログではメールマーケティング施策を行うタイミングと、その効果を最大限に高めるために抑えておくべき3つのチェックポイントをご紹介します。 目次 メールマーケティングを行うのに適したタイミング 1.季節の変わり目 2.新商品発表などのタイミング 3.マーケティング周期を自分で設定 メール配信の効果を高めるために最低限抑えておきべき2つのチェックポイント 1.メルマガ登録へのプロセス 2.メールの件名と目的への動線...
November 23, 2016
IT企業必見!BtoBサービス企業のメールマーケティング勉強会レポート
この度、Benchmark Emailでは「IT企業のBtoBメールマーケティング勉強会」というイベントを開催いたしました。 イベントでは顧客とのエンゲージメント強化、リードナーチャリングといった見込み顧客との関係性育成をメールを活用したマーケティング施策から成果を上げている企業の担当者を招いてのパネルディスカッションやグループワークなどを行いました。 BtoBビジネスを行っているIT企業にテーマを絞り、マーケティングオートメーションツールやメール配信システムを活用したメールマーケティングを行っている企業3社のご担当者様に登壇していただきました。 こちらのレポートでは当日の様子を登壇各社の施策実例に触れながらご紹介します。 メールマーケティングをこれからやってみようと思っている方、すでに実施しているが、なかなかうまく成果につながっていないという方必見です! エンゲージメント強化を実感しているメールマーケティング施策 イベントはパネルディスカッション、グループワークの2部構成で行われました。 前半のパネルディスカッションでは、登壇いただいた各企業のご担当者様から自社の施策を公開していただきました。 【当日の様子】 株式会社フィードフォース マーケティングチーム 谷垣 進也氏 エバーノート株式会社 Director of Marketing & Communications...
April 16, 2016
他社メールマガジン大解剖:第4回 「Content Marketing Institute(CMI)」
みなさんこんにちは、ラウンドナップ・コンサルティングの中山です。今回の他社メールマガジン大解剖は、CMIの略称でWebマーケティング界では有名な、「Content Marketing Institute」をご紹介します。 CMI、直訳すると「コンテンツ・マーケティング協会」でしょうか。その名の通り「コンテンツ・マーケティング」に関する教育や研修活動やイベントの開催、コンサルティング、情報発信などを行っている団体です。 私がインバウンド・マーケティングやパーミッション・マーケティングと共にコンテンツ・マーケティングに触れた時に、最初に読み漁ったサイトの1つがCMIでした。私自身2005年から、営業をしない完全インバウンド型・ホームページ集客のみで売上をあげる会社でマーケティングに携わっていたので、非常に興味深く読み込んだ記憶があります。 恐らく日本でコンテンツ戦略に関わっている方は、一度は目にしたことの有るものではないでしょうか。CMIのサイトはこちらです。 日本では、言葉として曖昧すぎる「コンテンツ・マーケティング」ですが、大きな枠組としては、コンテンツを使ってブランドを認知させてファンを作っていく。あるいは潜在客を見込み客にし、フォローして初回客にし、顧客化する。そのステップを踏んでもらうために、コンテンツを使う。そういったマーケティング手法のことです。 これを簡単に説明すると 1.潜在的なお客さんが興味を持つコンテンツを作り、検索エンジンやソーシャルメディアで見つけてもらう(認知) 2.そのコンテンツを読んだ後に、もっと他のコンテンツも見たいと思ってもらう 3.そのためにRSSやメールマガジンなどを利用してリーチできるようにする 4.その後徐々にコンテンツを見てもらい、興味を持ってもらう。言ってみれば「欲望のコップに水を注ぎ続ける」 5.「そしてある一定のラインを越えると、お客さんのコップから水があふれるので、そのタイミングを狙って、キャンペーンなどのオファーを出し、初回購買を発生させる。 6.その後は顧客化(CMI的にはエバンジェリスト)するために、アフターフォローやクロスセル(ある商品の購入に合わせて別の商品も買ってもらうこと)・アップセル(より上位の商品、サービスの購入に至ってもらうこと)を行っていく …という流れのことです。 コンテンツ・マーケティングのキモは「お客さんの頭の中を把握し、それに合わせてコンテンツをぶつけて、吸収してもらう」ことにあります。 なので、今の価値観が多様化している日本のマーケティングでは必須の考え方なんですね。 そういった意味でも今回のメールマガジン大解剖をご覧頂ければと思います。 では早速見ていきましょう。 Content...
March 20, 2016
他社メールマガジン大解剖:第3回「Buffer(バッファー)」
少し間が空いてしまいましたが、他社メールマガジン大解剖の第3回をお送りしたいと思います。今回のターゲットは「Buffer(バッファー)社」です。 Bufferという名前は、そこまでまだ馴染みがないかもしれません。 Buffer社の出しているBufferというツールは、海外ではメジャーなSNS投稿管理ツールです。日本でも馴染みのあるHootsuiteのようなサービスで、「複数のSNSアカウントを管理し」「それぞれで予約投稿を設定でき」「結果の解析ができる」ものです。 さらに、外部のSNS分析ツールと連携させると、例えばTwitterではいつつぶやくと最もたくさんのフォロアーに見てもらえやすそうかなど、最適な投稿スケジュールを見つけてくれたりもします。私も有料版を使っています。欠かせないツールです。 さて今回はそのBufferのメルマガを分析して、ヒントや気づきを探していきます。 SNS系のツールということで、人間心理・購買プロセスを意識したポイントが見えてきて、Webマーケティングと言う観点で興味深い点が多いメールマガジン運用をしています。 2種類の異なったメールマガジン配信から購読者を育て、サービス購入を検討してもらう理想的な配信メソッドを行っています。きっと参考になるはずです! Bufferの配信曜日・時間などの特徴 まず配信タイミングについて確認します。実際の配信時間を2015年9月〜10月に受け取った35通のメールからのデータです。少し前のデータなのは、サイバーマンデー(主にアメリカ発祥の感謝祭の次の月曜日のこと。この日はネットショップのセールが一斉にスタートする日)や年末年始はセール絡みで傾向が読めないケースが多いからです。 深夜の配信でも購読者から苦情がこない!? 配信時間ですが、率直に言ってかなり偏っています。 以下は全ての曜日についての集計ですが、圧倒的に深夜0時〜3時の間に固まっています。対して昼間含めそれ以外の時間帯は、ほぼゼロに近い配信数です。 詳細を見ると、配信時間としてはAM2時とAM4時が多いようです。 ビジネス系のサービスは退社後の19-20時から24時位に、くつろいでいる時間を狙って配信することも多いのですが、それにしても少し時間が遅すぎます。 日本でこれをやったら「夜中のメールで目が覚めちゃったじゃないか!」と怒られそうですね。 ですが、これは「早朝の出勤中にチェックしてもらう」「朝一番のメールチェック時にチェックしてもらう」ことを狙っているのだと思われます。 平日朝の配信がいい理由 続いて配信曜日です。上の円グラフをご覧ください。上位は 1. 水曜日(26%)...
February 5, 2016
【HTMLメールデザイン事例:石巻工房様】ブランドイメージを確立するメール運用
優れたデザインのメールを配信している方をご紹介する【HTMLメールデザイン事例】のコーナーです。 今回はDIYとデザインの力で、人と街を興す、世界初のDIYメーカー、『石巻工房』さん(以下:石巻工房)が配信するメールをご紹介します。 「地域のものづくりの場」をテーマに東京のデザイナーを中心に地域復旧・復興の為に活用できる施設として2011年にスタートした石巻工房。現在は家具の制作販売も行っており、「スモール・アウトドア」というコンセプトの製品は屋内外で活用できるコンパクトで軽やかなデザインが特徴の人気ブランドです。 では、そんなDIY精神たっぷりの石巻工房のメールをチェック! ブランドを代表する1つのメディアとしてのニュースレター 石巻工房では定期的に配信しているニュースレターに加え、イベント告知など、お知らせのメールを配信しています。 上の画像は11月に配信された定期配信のニュースレターの一部です。 こういったアートやデザインに関わる一般的なコンテンツの作り方・見せ方と言えば、美術館の展示の様に主役となる作品(メールの場合、画像)がドンっと中心に存在し、その下に小さなキャプション(タイトルと作者名など)がある様な、アカデミックではあるが、どことなく無愛想で少し取っ付きにくいイメージを思い浮かべてしまいます。 しかし、こちらのメールからはそう言った印象を受けることはありません。 このメール、なかなかボリューム満点で、ブランドからのイベント情報や作品の受賞報告など多くの情報を載せています。ファンであるなら、それだけでも読んでいてうれしい気分になりますが、定期配信しているニュースレターには必ずニュースレター限定コラムを記載しており、単なるプレスリリースとしてのメール配信の枠には収まらず、他のメディアとは一線を画すものとして位置づけられています。さながらウェブマガジンのようですね。 コンパクトなデザインを得意とする石巻工房ならではといった洗練されたシンプルなデザインのメール。いったいどのように作成されているのでしょう?作成方法について、担当の方にお聞きしました。 「基本的にシンプルな構成のフォーマットに従い、できる限り美しい写真と簡潔なテキストで構成することをいつも心がけています。作成手順については各コンテンツの担当者からメールに載せる素材を集め、メルマガ担当者がフォーマットに落とし込んでいます。その後、テスト配信を行い、ブランドマネージャー、デザインディレクター、テキストライターからチェックを受けた後に修正、本配信というルールの元、配信を行っています。」 たくさんの工数をかけて、丁寧に作成されているんですね。メールを「1つのメディア」と捉え、たとえ1通のメールでもブランドを代表する「作品」として配信されていることがよくわかりますね。 コンテンツ数も多くあるので、読み進める楽しみを感じることができます。 では別のメールも見てみましょう。 SNSではできない、蓄積されるストーリー作り こちらはイベント告知の際に配信されたメール。定期配信と同様の作成プロセスに沿って配信までを行っています。 石巻工房が配信するメールの目的の一つに「ブランドのイメージ作り」があります。...
January 3, 2016