こんにちは、遠藤です。

突然ですが、ニュースレターやメールマガジンを送るのに、社内スタッフがメールソフトやGmailなどを使って、CCやBCCを駆使して一斉送信していませんか?

特に「規模の小さい会社」だと、お金をかけたくない(かけられない)という理由で、なんでも自力でやろうとしてしまいがちですが、それは逆に手間とコストを増やしているかもしれません。

予算も人手も限られている環境で勝負している会社だからこそ、優先順位を明確にして、作業を効率化する。そして限られた人手を費やすべきところに費やすことが重要です。

もし御社が予算も人手も限られたなかでメールマガジンやニュースレターを配信しているのなら、作業の効率化のために「メール配信サービス」を利用することを強くオススメします。

私もメール配信サービスを利用していますが、メール配信サービスを使うことで作業効率も上がっていますし、それ以上の多くの恩恵を得ています。

今回はメール配信サービスを利用することで私が得ているメリットを中心に、メール配信サービスを勧める7つの理由をご紹介します。(今回の記事はBenchmark Emailを基準としています)

メール配信サービスを利用する7つの理由

1,HTMLメールが簡単に作成できる

スマートフォンの普及とともに、日本でもHTMLメールが一般的になってきました。HTMLメールを使えばメール内で画像を表示させたり、ボタンリンクを設置したりすることが可能です。

しかし、HTMLメールを作るにはHTMLやCSSでのコーディングが必要になります。PCだけでなくスマートフォンでもレイアウトが崩れることなく表示させるのは、スマホ対応しているWebページを1つ作るのと同じ労力がかかります。

ですが、メール配信サービスには「HTMLメール作成機能」が備わっているものもあり、HTMLやCSSがわからなくてもHTMLメールを作成することができます。

技術面での気づかいなく、HTMLメールを作成できるので、メールのコンテンツ作成に集中することができます。

2,ステップメールを簡単に作成できる

メールマガジンの配信リストに登録された日から、自動でメール送信をする「ステップメール機能」があるのも魅力です(サービスによって備わっていないものもある)。

お客様に商品やサービスを思い出してもらう、商品やサービスを購入してもらえるように教育(リードナーチャリング)、または有益情報を提供するなど、ステップメールが効果を発揮する場面は多いので、メールマーケティングでは重要な施策です。

ステップメールを人力でやるのは、送信する相手が数人程度ならば可能かもしれませんが、数百人規模を超えると、人力でまわすのは現実的ではありません。それゆえこの様な施策を行えていない方のほうが多いはずです。

メール配信サービスを使えば、最初にステップメールのシナリオを作成・設定を行うことで、その後は自動でメールが送信されます。これならばメールの送信ミスや送信忘れなどが起こることも防げますね。なにより無駄な人件費をかけずに済みます。

ステップメールに関連する記事を読む:オウンドメディアでのステップメール施策の失敗と改善をせきららに大公開

3,メール送信の日時指定ができる

ニュースレターやメールマガジンを送るタイミングは、メールを開封してもらえるかどうかに影響するのでとても大事です。

送る相手によっては平日の夜9時ごろが最適な時間という場合もあれば、火曜日の朝7時に送るのが最適な場合もあります。

最適な時間に合わせて、ニュースレターを手動で送るのは、送信するのを忘れていたなど人的ミスだけでなく、スタッフの負担(夜の9時に送信ボタンを押さなければならない)も増えてしまいます。

事前に、ニュースレターの配信日時を設定(予約)することができれば、時間になれば自動でニュースレターを送信してくれるので、スタッフの負担を軽減することができます。

ベンチマークのブログでは他社事例を紹介しているブログシリーズを設けています。そこでは配信時間を含む様々な企業が行う施策を公開しています。他社の事例を知りたい方は、ブログカテゴリー「事例」をご参照下さい

4,メールを送る対象の分類(セグメント)が簡単にできる

1つの配信リストを細分化して、住んでいる場所や性別、年齢などで細分化をして、それぞれに合わせた内容のニュースレターを送ることは、開封率やコンバージョン率(成約率)を上げるために有効な施策です。

メール配信サービスには「セグメント機能」と呼ばれる、配信リストをグループ分けして、新しい配信リストを作成する機能が備わっているものがあります。

配信リストをCSVでダウンロードしてエクセルで分類して、配信リストを作って、アップロードするという手間をかけずに、1箇所で設定できるのは非常に便利です。

5,どれだけ開封されているかなど「効果測定」ができる

HTMLメールを使えば、ニュースレターを送信して、どれだけ開封されているのか、メール内のリンクをクリックした人がどれだけいるのかを測定することができます。

ニュースレターにしてもメールマガジンにしても、送って終わりではなく、反応を見ながら改善していくことはとても大事です。

開封される数が増える、商品ページへの流入が増える可能性に気づくことなく、メールを送り続けるよりも、計測結果から「可能性」に気づくことができれば、結論付けられたメールの修正が可能となり、メールの成果を上げていくことができます。

この計測をするためのシステムを自前で用意するのは手間もコストもかかります。それよりもメール配信サービスを利用したほうが時間もコストも削減できるので、効率的です。

開封率の業界別平均値を確認する:私のメール開封率は低いのだろうか?業界別平均開封率をチェック!

6,A/Bテストが簡単にできる

メール配信サービスには「A/Bテスト」をすることができるものがあります。A/Bテストとは、1つの配信リストに対して、メールタイトルをAとBの2つ用意して、どちらがより開封されるかをテストすることです。

「効果測定」の1つではありますが、複数の施策を同時にテストすることができれば、改善の仮説を立てて、その仮説をA/Bテストを使って検証するという「攻めの改善」をしていくことができます。

A/Bテストに関する実例を学ぶ:【実例多数】夜は深ければ深いほどいい!?A/Bテストをして分かったHTMLメール活用方法:株式会社tab様

7,サーバーやシステム管理の手間がない

ニュースレターやメールマガジンを送る場合、大抵はメール送信先の数は数百から数千になるでしょう。

それだけの数のメールを、普段使っているメールソフトから同時に配信するのはメールソフトにも負荷がかかりますし、サーバーにも負荷がかかります。

またHTMLメールや効果測定システムを自前でゼロから用意するとサーバー管理やシステム管理も当然しなければならなくなります。

社内に専任スタッフがいれば、それらの管理をすることができるかもしれませんが、そうでないのなら、無理をせずに、メール配信サービスを使ったほうが、かける必要のない労力や時間を削減することができます。

まとめ

メール配信サービスを利用する理由まとめ

今回、紹介したもの以外にも「受取人の名前を自動で挿入できる」「動画を貼り付けられる」「画像編集ができる」など、さまざまなことがメール配信サービスを利用することで実現できます。

もちろんメール配信サービスによって「できること(機能)」や利用料金に違いがありますので、いろいろ比べて頂ければと思います。見比べるだけでなく、無料で使えるサービスは、試しに無料で使ってみて、使いやすさなども確認してみることをオススメします。

メール配信サービスを本格的に使うとなれば、無料ではなく有料となると思いますが、金額に目を向けるのではなく、それによってもたらされるもの(時間の削減や人件費の削減など)に目をむけましょう。

餅は餅屋という言葉もありますが、せっかく便利な道具があるのですから、それを活用したほうが効率的かつ成果も出しやすいですね。

そして、なにより自分たちが本当に時間と労力をかけるべきことに集中することができるようになります。

それでは!また次の記事で!

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