
Benchmark EmailのEMA機能を使って、セミナー集客をしたときのシナリオをご紹介します。
当社では年に数回セミナーを開催して毎回数百名のお申し込みをいただいていますが、先日はいわゆる「カゴ落ちリマインド」と呼ばれる施策を実施したことも相まって、過去最高のお申し込み数となりました。
このシナリオは、告知メールのリンクをクリックしたものの実際の申し込みには至らなかった方へ、開催日前日に再アプローチするものです。
今回はEMA機能の「メールをクリックした読者をリストに登録」というオプションと、登録フォームを使います。
一般的なカゴ落ちよりもずっとシンプルで、ウェブサイトに計測コードを埋め込まなくても実現できる方法ですので、オートメーションメールの上位版であるEMA機能が気になっている方は、ぜひご一読のうえ試してみてください!
目次
EMA機能「クリックした読者をリストに登録」
Benchmark EmailのEMA機能は、複雑なシナリオを作成できる上位版のオートメーションメール機能です。
リストへの追加、メールへの反応、読者のウェブサイトでの行動などをキーに設定できますので、ウェルカムメールの配信からカゴ落ちフォローにまで幅広くご活用いただけます。
今回はクリックした読者を特定のリストに登録するオプションを利用しました。
これはシナリオテンプレートの「クリックターゲットプロモーション」で簡単に作成できます。
テンプレートの中身はこのようになっています。
①配信先リスト:ここで配信先リストを設定します。
②メール:配信するメールをドラッグ&ドロップで作成します。
③クリックした読者へのアクション:配信したメールへの反応でアクションが分岐します。
④クリックしていない読者へのアクション:同上
意外とシンプルですよね。
③④のアクションは「リストに追加」の他にも選択できますので、今回はこれを「メールを送信」に変更します。
セミナー告知に使うもの
今回のセミナー告知では、Benchmark Emailで以下のものを用意します。
(a)EMA
(b)配信先リスト
(c)申込者リスト
(d)申し込み用フォーム
(e)ランディングページ
いずれもBenchmark Emailで作成したため連携されており、(e)ランディングページに掲載している(d)申し込み用フォームから申し込みがあると、(e)申込者リストへ自動的にアドレスが登録されます。
EMAシナリオ設定
こちらが今回使ったEMAのシナリオです。
「クリックターゲットプロモーション」テンプレートをほとんどそのまま使っている、シンプルなシナリオです。
初めに、顧客リストにセミナー告知メールを配信します。
待ち時間はフォローメールを送りたい日(今回は7日後)に設定します。
この間にランディングページから申し込みした人のアドレスは、登録フォーム経由で(c)申込者リストに登録されて行きます。
開催前日(最初のメール配信から7日後)に、EMAではメール内のリンクをクリックした読者が抽出されます。
すでに申し込みが済んでいる読者にはしつこく告知を送りたくないため、(c)申込者リストに登録されているアドレスは除外設定しておきます。
「複数の条件を選択する」の部分をクリック拡大すると、このような設定です。
「リストで除外」のリストに(c)申込者リストを指定しましょう。
こうすると、最初の告知から7日後に「クリックしたが申し込みしていない人」へ追加で告知メールを送ることができます。
簡単に「申し込みページへのリンクはクリックしたが、申し込みには至らなかった」という方へのフォロー施策が行えました。
想像よりずっとシンプルですので、もしよろしければ試してみてください。
他におすすめの使い方
今回は「条件:クリックした読者」を「アクション:メールを送信する」にしましたが、条件やアクションを変えることでほかにも様々なシナリオが可能です。
開封した読者にフラグを立てる
条件:メールを開封した読者
アクション:コンタクト情報を更新する
メールを開封した読者のコンタクト情報(フィールド項目)に「○○メール開封」と記入を加え、フラグを立てることができます。
クリックした読者をリスト化する
条件:クリックした読者
アクション:リストに追加する
クリックした読者をリスト化して、見込み度の高い顧客リストとして今後の施策で活用します。
メールを読まなかった読者へのフォロー
条件:メールを開封しなかった読者
アクション:次のメールを送信する
1通目でアプローチできなかった読者に、別のメールを送信してアプローチできます。
メールの反応に応じて打つ手を変える
条件1:クリックした読者
条件2:クリックしなかった読者
アクション:それぞれ異なる内容のメールを送信する
メールの反応に応じて、次の打つ手を変えることができます。
使ってみると意外に簡単で、メールマーケティングの幅が広がるEMA機能。
EMAについてご質問がある方は、サポートチームまでお気軽にお問い合わせください。