こんにちは。ライターの遠藤です。

オウンドメディアのブームとともに、ブログやWebメディアを運営する企業も増えてきましたね。

WebメディアによってFacebookやTwitterなどを使っているところもあれば、それらに加えてメールでニュースレターを配信しているところもあります。

私も自分のブログでニュースレターを配信しているので、他のWebメディアがどんなニュースレターを配信しているのかは気になるところです。

そこで今回は既存のWebメディアが配信している「ニュースレター」を参考に、Webメディア(ブログも含む)のニュースレターづくりの参考にできるポイントを考えてみたいと思います。まずはニュースレター(HTMLメールで)を配信しているWebメディアをいくつか見てみましょう。

目次

NewsPicks

NewsPicksのニュースレター

「もっと自由な経済誌を」をテーマに経済情報に関するニュースを配信しています。NewsPicksはアプリもありますが、メールでも「Weekly Digest」や「HIGHLIGHTS」など様々な形のニュースレターが届きます。

NewsPicks

TechCrunch

TechCrunchのニュースレター

TechCrunchはスタートアップ企業やITプロダクト、ITプロダクト関連ニュースを配信しています。毎日「最新ニュース」をニュースレターで配信しています。また週末には「今週のTOP10」もメールで届きます。

TechCrunch Japan

SELECK

SELECKのニュースレター

SELECKは「ビジネスパーソンに選択の自由を」をテーマに、生産性を高めるヒントやTips、ツール紹介などを配信しています。ニュースレターでは「人気の新着記事」が届きます。

SELECK

PRESIDENT Online

PRESIDENT Onlineのニュースレター

PRESIDENT Onlineはビジネス誌「プレジデント」を発行しているプレジデント社が運営をしているWebメディアです。ニュースレターでは「今日のトピック」や「ランキング」が届きます。

PRESIDENT Online

Forbes JAPAN

Forbes JAPANのニュースレター

F経済誌「Forbes」の日本版として世界のビジネスニュースを配信しているWebメデイアです。ニュースレターでは「新着記事」と「おすすめ記事」が届きます。

Forbes JAPAN

PR Table

PR Tableのニュースレター

PR Tableは経営者や人事、広報担当者が活躍するストーリーテリングサービスです。ニュースレターでは厳選したストーリーが届きます。

PR Table

Bizna

Biznaのニュースレター

Biznaは海外のスタートアップの最新情報や分析記事を配信しているWebメディアです。ニュースレターでは「今週の新着記事」が届きます。

Bizna

DIGIDAY

DIGIDAYのニュースレター

DIGIDAYはブランド企業とオンラインパブリッシャーのデジタルマーケティングに特化したWebメディアです。ニュースレターでは「最新ニュース」が届きます。

DIGIDAY[日本版] | デジタルマーケティング戦略情報メディア

ナショナルジオグラフィック

ナショナルジオグラフィックのニュースレター

NATIONAL GEOGRAPHICは環境学や人類学、歴史、文化など「科学」や「学問」の専門誌です。ニュースレターでは「最新記事」と書籍やDVDの紹介が届きます。

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

VOGUE

VOGUEのニュースレター

VOGUEはファッション誌のWeb版として世界の最新ファッションやコレクション、ビューティー、ジュエリーなどのニュースを配信しています。ニュースレターでは「お勧めの記事(Recommend Topics)」が届きます。

【VOGUE JAPAN】ファッション・ビューティ・セレブの最新情報

GQ JAPAN

GQ JAPANのニュースレター

GQ JAPANは男性向けのファッションやライフスタイルを配信しています。ニュースレターでは「おすすめの記事」が届きます。

GQ JAPAN

CINRA.NET

CINRA.NETのニュースレター

CINRA.NETは音楽やアート、映画、ダンスなどの「カルチャー」に関するWebメディアです。ニュースレターでは「注目のカルチャーニュース」が届きます。

CINRA.NET

TABI LABO

TABI LABOのニュースレター

TABI LABOはカルチャーやライフスタイル、トレンドなどを配信してうrWebメディアです。ニュースレターでは「DAILY RANKING(1日のランキング)」「RECOMMEND(おすすめ)」が届きます。

TABI LABO

Time Out Tokyo

Time Out Tokyoのニュースレター

Time Out Tokyoは都市生活者向けに東京の定番スポットやイベントなどを配信しているWebメディアです。ニュースレターでは、その日のイベントや新着ニュース、注目記事などが届きます。

Time Out Tokyo

ブレーンデジタル版

ブレーンデジタル版のニュースレター

ブレーンデザイン、コピー、ウェブクリエイティブ専門のWebメディアです。ニュースレターでは「最新記事」が届きます。

ブレーンデジタル版

WIRED

WIREDのニュースレター

WIREDは最新テクノロジーのニュースや最先端科学などを配信しているWebメディアです。ニュースレターでは「今週のおすすめ記事」が届きます。

WIRED.jp

Houzz

Houzzのニュースレター

Houzzは住まいのインテリアやリフォーム、リノベーションなどの情報を配信しているWebサイト(Webメディア機能が備わっている)です。ニュースレターでは「新着記事」が届きます。

Houzz

Webメディアのニュースレターに共通する3つの特徴

大手を中心にWebメディアがどんなニュースレターを配信しているのかをザッと見てきました。細かいところまで見たいという方は、そのWebメディアのニュースレターを購読してみて下さいね。

さて、ここまで紹介したニュースレターを見ていると、3つの注目ポイントがありました。

【ポイント1】Webサイトとの統一感がある

まず1つ目は「Webサイトとの統一感」です。Webサイトのデザインに合わせてニュースレターもデザイン(特に色使い)されています。

デザインを統一することで、ニュースレターを見た瞬間にWebメディアが想起されるように意識されているのでしょう。

【ポイント2】記事を厳選して掲載している

人気記事やおすすめ記事をニュースレターで届けているWebメディアが目立ちました。Webメディアには毎日多くのニュースが掲載されていますが、その中からニュースレター向けに記事が取捨選択されていました。

「最新記事」を届けている場合でも、公開された記事の全てではなくその中から数記事がピックアップされていました。

記事を厳選することで、掲載する情報量もシンプルになりますね。また購読者としても何を読んだらいいかを迷わずに済みますね。

【ポイント3】スマートフォンを意識したデザイン

どのWebメディアもレイアウトは1カラム(縦に1列並べる)が多く、1列の中で、記事を横並びに2つ並べるというものが目立ちました。

スマートフォンを意識しているのだと思いますが、非常にシンプルなレイアウトですね。

また画像を大きく使っているニュースレターも目立ちました。文字を読むというよりも、視覚的に惹き付けて、Webサイトの訪問を促している印象です。

記事を読む場所はWebサイトであり、ニュースレターは、あくまでもそのキッカケ(記事のお知らせ)という位置づけなのかと思います。

まとめ

今回、紹介した以外にもニュースレターを配信しているWebメデイアは沢山あります。

企業ブログのように「ブログ」を使って情報発信をしている企業の方は、ぜひ大手のWebメデイアのやり方を研究して、自社のニュースレターに応用してみてください。

そして「Webサイトとデザインを統一する」「ニュースレター向けに記事を選ぶ」「スマートフォンで読みやすいレイアウト」この3つを意識してニュースレターを作ってみて下さい。

もちろん、ニュースレターの開封率やクリック率などの分析もしながら改善を進めて下さいね。

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著者情報:

by 遠藤 聡

iBound代表。社員数30名以内の小規模企業のデジタルマーケティングやECサイト運営の業務サポート、コンテンツマーケティングのサポート、企業研修。UdemyでWebマーケティング関連のコースを提供中(受講者数は2万人以上)【著書】1時間でわかるSEO対策(技術評論社)