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前田 考歩

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セミナー・ワークショップ

感想戦でゴールまでの“ツジツマ”を再確認!第2回プロジェクト力養成ワークショップ

第1回からみなさんのプロジェクトは進んだか? 2018年9月からスタートした、「メールマーケティング担当者のプロジェクト力 養成ワークショップ」。6ヶ月間にわたって行われる本プログラムの第2回目が10月24日に開催しました。 (本プログラムの企画背景、第1回で行ったことは、下記の記事でご覧下さい) 『メール配信の施策からゴールまでを可視化する。プロジェクト力養成ワークショップを開講!』 第1回では、自社メディアの購読者数を増やす、ビジネスイベントの参加者満足度の向上、自社ECサイトのコンバージョン改善など、様々な業界からご参加された担当者のみなさんが、ご自身の業務を「プ譜」という、プロジェクトの構造を可視化するツールで記述するということを行いました。 プロジェクトをどのように進めていくかというと、各種プロマネツールはもちろん、ガントチャートやタスクリスト、議事録といったツールを使われている方が多いと思います。しかし、プロジェクトの目的の実現に対して、どのような「あるべき状態」をつくり出し、そのために必要な施策を自社に与えられたリソースに基づいて考案し、実行していくかという“ツジツマ”を確認・共有するツールはありませんでした。プ譜とは、そうした“ツジツマ”を共有し、プロジェクトを進めていくためのツールです。 このプ譜を書き起こしたのが第1回。それをチームメンバーや上司の方と共有して頂き、実際にプロジェクトを進めてみて、遭遇した事象、獲得した情報などを最初に書いたプ譜に追記していくということを、第2回のワークで行いました。 プロジェクトに起きた変化をプ譜に書きこんだ後は、グループワークを以下のように行います。 自分のプロジェクトがどのように進んだかをプ譜を見せながら説明。 説明を聞いている人は、気になったこと(「なんでそういう施策を取ったんだろう?」等)や知らないこと・わからないこと(「これはどういうことだろう?」等)をメモします。 ※この時、聞いている人はひたすらメモします。途中で話している人の話を遮るのは厳禁! 説明が終わったら、メモした内容から、最も聞きたいと思うことを質問する。 説明した人は質問された内容に答える。 このやり取りが一巡したら、質問したメモを説明者にプレゼントする。 これをメンバー分行うことで、説明者にとっては自分では見落としていたことに気づいたり、「疑問にも感じなかったこと」を見直すキッカケになったりします。例えば、自分が何気なく書いた「メルマガ購読者の質を測る」という指標について、聞いている人から「購読者の質はどのように取るの?」という質問から、「そもそもその指標の立て方で良かったのか?」といった疑問や、「そのアンケートのつくり方でよいか?」といった見直しを行うようなことがあります。これは、社内の同じチームメンバーであれば、なんとなくその場の雰囲気やこれまでの習慣などから疑問にも感じないことが、利害関係のない第三者からの指摘によって気づかされるというものです。 また、説明を聞いた人にとっては、他者の効果的だった施策はもちろん、お互いがメールマーケティングの当事者であるということもあって、知らなかったメールの機能や活用方法といったノウハウを得るといった効果があります。(このような、お互いに知識を交換したり、自分では気づけなかったことに気づかせてもらうワークを、プ譜では将棋に範をとって、「感想戦」と呼んでいます。) 参加者のみなさんの感想 今回、初めてプ譜を書いてプロジェクトを動かし、互いに自分のプロジェクトを説明し、質問し合う感想戦を行ったみなさんから、以下のような感想を頂きました。 第1回でプ譜を書いたことで、なんとなく「こうやっていこうね」というものが可視化でき、上司や同僚と共有してプロジェクトを進めやすくなった。 頭で漠然と描いていた構想を見える化することで、整理ができたように感じるのと、同時にやるべきアクションも明確になる。 自分でできることはもうあまりないんじゃないかと思っていたが、他人に質問をされることで、自分にできることはまだまだあると思えた。 自分の業務を他者に理解してもらうのは大変だと思った。 他の人はこうやってプロジェクトを進めているのかというのが、とても勉強になる。 他者に質問をすることで、自分自身の身も引き締まる。(なんで、こういう施策を行うのか?ということを、自分自身も問われるという意味で。考えなしになんとなくやっていてはいけない) 表面的なものは異なるけれど、根本的な悩みはみな同じだなと感じた。 自分たちの問題ばかりを考えていたのが、他人の問題を考えることで、違う脳の回路を使うことができたように感じる。 互いのプ譜に対してフィードバックを行い、ナレッジや悩みの交換を行うことで、参加者のみなさんの距離感がグッと縮まり、議論が大いに盛り上がっていました。 本ワークショップはあと4回(4ヶ月間)行われますが、引き続きみなさんのプロジェクトに伴走していきたいと思います。 書籍『予定通り進まないプロジェクトの進め方』...

November 25, 2018

開封率・到達率

【ワークショップレポート】開封されるメール件名に必要なラベル表現とインサイト表現とは?

2018年3月26日に、「開封されるメール件名の作り方」と題して、Benchmark東京本社にてメール件名の制作ワークショップを開催し、様々な業種のメールマーケティングに携わる方々に参加頂きました。 メルマガを執筆、配信しているみなさんにとって、メールの件名制作は開封率を左右する重要な業務です。 最近では、スマートフォンではメール受信を知らせるホーム画面で、件名だけでなく本文の冒頭も表示させて、開封支援を行ってくれているので、PCに比べて内容が垣間見られるようになりました。 しかし、PCでメールを受信・閲覧しているユーザーには、まだまだ件名だけで開封を判断されてしまいます。 わずか十数文字しか表示されない件名で、受信者が開封したくなる気持ちにさせるのは容易ではありません。 「メール 開封 件名」といったワードで検索すると、開封される件名を作るには、「具体的に。簡潔に。読者の興味関心を刺激する。具体的なイメージを沸かせる。シチュエーションを想像できるようにする。ユーザー目線で書く」といった考え方が、件名例とともに提示されています。 しかし、考え方と件名例の提示だけでは、件名例が自社のメルマガの商品やターゲットユーザーと異なる場合、想像力と思考力を稼働して、自社のケースに当て嵌めて考え直す必要があります。この考え直す作業はなかなか難しいものがあります。 そこで、今回のワークショップでは、例文は提示せず、ユーザーのインサイトを突くワード探しを支援するフレームワークを使用し、頭の中だけで考えたり、ただ紙に書きだしたりするより簡単かつ適切に、メールの件名を制作できるようにしました。それにより、ただでさえ他の業務でも忙しいメルマガ担当者の負担を減らし、効果を上げて頂くことを企図しました。 当日のプログラムは下記の通りです。 —————————————————————- 1.メール件名の、ラベル表現とインサイト表現 2.インサイト発見ワークショップ -フレームワークの手順説明 -ワークシート作成 -発表、共有 3.Benchmark Emailで実現できること —————————————————————- メール件名の、ラベル表現とインサイト表現 メールの件名には、「ラベル的な表現」と、「インサイトをついた表現」の二種類があると考えます。 ラベル的な表現とは、ユーザーの登録情報などに基づいた、自動化が可能な、件名の表現です。 それらの情報には、氏名、性別、年代、居住地、職業、課題、価値観、ブランド、希望条件、購入・閲覧履歴、トライアイルユーザー・有料ユーザーなどがあります。 こうした情報はユーザー自らが入力したものですから、メール受信時に印象に残るだろうと考えるのはごく自然なことです。例えば、かつて予算10,000円以下で、北海道のツアー旅行を希望したものの、カゴ落ちしたユーザーが多数いたとして、同じ条件のツアー商品が出たなら、その希望条件を件名に入れたメールをつくるといったことです。 しかし、こうした件名は、受信したユーザーからすると、自分にラベル・レッテルを貼られているような印象を与えます。明確に企業にマーキングされているような感じがする、見透かされているような感じがする、と言ってもいいかも知れません。 ご自身がそうしたメールを受け取った経験があればお分かり頂けると思いますが、これは決して良い印象をユーザーに与えず、したがってメールを開封される可能性も減少してしまいます。 一方、インサイトをついた表現とは何かと言いますと、「生活者の要求の本音、核心、ツボ」を掬いだしたような表現のことを指します。 ユーザーのインサイトをついた表現や行動設計ができると、購買点数や客単価、CVRが上がるといった良い効果があります。(※「消費者インサイト 事例」などのワードで検索しみてください) ワークショップでは、この考え方をメールの件名作成にも活かすことを目指しましたが、メール作成者がインサイトをついた表現をつくるには、一つ大きなハードルがあります。 それは、メールの対象となる商品やキャンペーンなど、自分自身が関わるモノゴトについては、どうしても心理的バイアスがかかってしまうということです。 これはメーカーや売り手目線と、ユーザー目線の違い・隔たりとも言い表せますが、どうしても自分自身の思い込みが入ってしまって、ユーザー目線に立った表現ができなくなってしまいます。...

April 23, 2018