こんにちは。コンテンツライターのコニーです。

メールマーケティングは、今もなお最も効果的なマーケティング手法の1つです。メルマガを作成する際は、以下の3つのステップを確実に行うことが重要です。

1. 購読者をセグメント化する:パーソナライズされたメールを作成し、開封率を上げる

2. 優れた件名を作成する:購読者が最初に目に入る件名を引き付けるものにする

3. メールを慎重に作り上げる:購読者をセールスファネルに導くような内容にする

また、購読者の心理を読む事も重要です。メルマガの購読者は、見込み客から顧客になる可能性が高いのです。

今回は、読者心理を活用したテクニックを12選ご紹介します。

1. なじみのある名前を記載する

法人向けにメールを送る場合、他のメールに埋もれないよう、相手になじみのある名前や単語を使って注意を引きましょう。

受信者があなたの事をすでに知っている場合は、自分の名前を入れる事で確実に開封されるでしょう。営業メールを送信する際は、知られているサービス名やブランド名を入れましょう。

2. 限定感を出す

「購読者限定」「今月限り」など、限定的な商品やサービスはそれだけで感じられる価値が高まります。

そのため、件名または本文プレビューでアピールすることが重要です。

3. 無料のサービスを提供する

「無料で提供する」ことは以前から使われている戦略です。「送料無料」という言葉を件名に入れることで、50%以上のクリック率を得ることができます。

4. ロゴを左上隅に配置する

メールを開封した際に、一番最初に目に入るのは左上隅のブランドのロゴです。文章は左から右に読むため、読者は無意識に左隅からメールを読み始めます。

ロゴを設置した場合、89%以上の確率でブランドが認知されます。これによって、ブランドイメージを構築し、訪問者があなたのメールを最後まで読む可能性が高くなります。adidasのような大手ブランドも、この手法を利用しています。

参考資料(英語):Norman Nielsen group research

 

Source: Really Good Emails

 

また、ちょっと変わったロゴを入れることで成功している企業もあります。

 

Source: Really Good Emails

 

5. デザインで注意を引く

5人のうち3人の購読者は外出先で「受信フォルダ」を確認していることが多いです。そのため、コンテンツをじっくり読んでメールの良し悪しを判断する時間がありません。購読者を引き付けるためのデザインテンプレートを作り、より多くの購読者にメールを読み続けてもらえるようにしましょう。

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参考資料(英語):The ultimate mobile email stats overview

6. 価格を比較する

昔から小売業界で使われてきたマーケティング心理テクニックの「アンカリング効果」をメールに適用しましょう。人は、最初に提示した値段と値引された値段を比較することで、価値があるかどうかを判断します。必ず元の値段も併せて表示しましょう。

下記のデザインは優れていますが、価格の表示が無く、「30%オフ」としか記載されていません。そのため、購入価値があるかどうかの判断ができません。

7. パーソナライズする

企業の収益の3分の2はセグメント化されたメールによってもたらされています。

パーソナライズされたメールの開封率は、通常のメールに比べて26%以上も増加します。

出来るだけ詳しく購読者の事を知り、下記の項目に特に気をつけましょう。購読者が見たいコンテンツや商品を提供する事で、クリック率を上げることができます。

-ウェブサイトの動向(利用状況や履歴)
-メールの動向
-ソーシャルメディアの動向
-興味・関心

セグメント化した後は、マーケティングオートメーションを利用し、グループごとに適切なメールを配信する事ができます。それにより、顧客転換率は上昇するでしょう。

パーソナライズされたメールは通常のメールと比較して、商取引が6倍になる可能性があります。

関連FAQ:セグメント機能の使い方は?

参考資料(英語)
National client email report2015
Email personalization statistics

8. 「顔」を利用する

人の顔は商品や伝えたいことに対しての感情を表現することができます。「顔」を載せることで、感情とブランドを関連付けさせるのに最も効果的な方法の1つです。ブランドが望むイメージに合った「顔」をメールにいれましょう。例えば、アディダスはメールに「集中した顔」を起用し、余計なことに囚われずスポーツに集中できるウェアを提供していることをアピールしているのです。

 

9. 独自性と緊急性を持たせる

メルマガ購読者の大半は、お買い得商品や低価格で独自性のあるものを求めています。そして最大の恐れは、マーケティングの古典的手法であるFOMO(チャンスを逃すことへの不安)です。

早急な決断を要する割引を表示しましょう。例えば、「本日最終日!」または、「残りわずか!」といった販売促進メールです。上手くセグメントができていれば、異なったグループへそれぞれに適した割引を提供することができます。

10. 短く、シンプルかつビジュアルを重視する

61.9%のメールはスマートフォンで開封されています。多くの人は外出先や仕事に行く前のほんの数分でメールをチェックしているので、長い文章のメールを読む暇はありません。

内容を短く簡潔にし、画像を使って表現しましょう。あなたの広告商品がどれだけ優れているかを伝えるのではなく、商品の写真を載せ、数語で要点を述べてリンクを貼りましょう。

参考資料(英語):Mobile email statistics: growth and usage of email on mobile

11. CTAボタンを分かりやすく設置する

理想としては、何もしなくても購読者がメールを読んだ後に購入してくれる事ですが、現実はそう上手くいきません。

購読者がCTAボタンをクリックしたいと思ったときに、すぐに見つかるところに設置しましょう。

関連記事:メルマガでクリック率を高めるための7つのヒント!CTAを設置した効果的なメールの作成方法

12. きっかけを作る

きっかけ作りを一番うまく使えるチャネルがメールです。メールの目的は、何かを前もって売ることではなく、ブランドのファンとまではいかない購読者に小さな行動を起こさせることです。そうする事で、購入のような大きな行動により時間とお金を費やしてくれるようになってくれます。

1つのコンバージョンを得るのに、複数のタッチポイント(企業やブランドと消費者の接点)を要します。Facebook記事の共有から、ブランドのファンにさせるまでの道のりに使えるタッチポイントとしてメールを活用していきましょう。

最後に

購読者のセグメント化からメールの本文作成方法までの心理テクニックをご紹介してきました。今後のメルマガ作成にぜひ活かしてください。

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