*本記事はBenchmark本社のブログ記事を翻訳したものです。

こんにちは。マーケティングスペシャリストのフランスです。

マーケティング戦略として大半の企業がメールを活用していると思いますが、ただメールを送るだけでは期待する利益は保証されません。

購買意思決定には、デザインやビジュアル要素が大きく影響します。

メールコンテンツにビジュアルをうまく取り込むことでメールが際立ち、読者は興味を持ち続け、最終的にコンバージョンへつながるのです。

今回は、読者のエンゲージメントを高めるためのメルマガデザインの基本テクニックをご紹介します。

適切な色を選ぶ

色は商品やブランド、さらにメールのコンテンツに対する読者の考え方に大きな影響を与えます。

ニュースレターにしろプロモーションキャンペーンにしろ、メールデザインの色の選択によって読者に訴えるものが違ってきます。

基本的には、企業を代表する主なブランドカラーを使うようにしましょう。ユーザーへの認知拡大に繋がります。

しかし、お祝いムードのキャンペーンのプロモーションなら、メールの件名を一段と強調して、ブランド色でないカラーを使うことも可能です。例えば、クリスマスキャンペーンなら赤、緑、白、バレンタインなら赤、ピンク、白を基調にしてもいいでしょう。

どんな色を選んだとしても、一貫性を大切にし、色をたくさん使い過ぎないようにしましょう。

カラー心理学によると、色は人間の異なった感情を連想させるそうです。読者の注目を引きたい感情に合った色を戦略的に選ぶことをお勧めします。

以下、マーケティングキャンペーンによく使われる色とその色が持つ読者への心理効果を紹介します。

赤色

情熱や興奮を喚起します。赤はひときわ目立つ色なのでメールのコンテンツに緊急性を持たせます。また、この色は空腹を促すとも言われいます。

おすすめジャンル:食べ物、旅行、スポーツ関連

黄色

知的で陽気なイメージの色なので、人を愉快で幸せな気持ちにさせます。

また、赤と同様に黄色は空腹を促すので、フード関連のコンテンツにも使えます。

おすすめジャンル:バーケションのお得な情報や食べ物

青色

安心感、信頼感、落ち着きを表します。

濃い青の色調は専門知識をあらわし、多くの企業で使われています。ただこの色は食欲を抑えるため、食べ物や料理関連のニュースレターでは使わないようにしましょう。

おすすめジャンル:水、クリーニング、ハイテク製品

緑色

成長や調和を象徴させる自然の色です。

緑は色合いによって違う効果をもたらすため少し難しい色です。そのため、主に明るめの緑を使うとよいでしょう。

おすすめジャンル:野菜や果物、エコなど環境関連

オレンジ色

エネルギッシュで目立つ色です。食欲をそそり、健康に良い食べ物を連想させます。

おすすめジャンル:秋の季節キャンペーン、食品、個人ブランド

紫色

誠実、高級感、権威ある、気高い色です。紫は裕福さや贅沢さを表現するのにも役に立ちます。

おすすめジャンル:女性または子供向け商品

黒色

プロフェッショナル、高級、優雅、ミステリアスなイメージが浮かぶ色です。メルマガやブランド全体のプロフェッショナルさを表現するのに役に立ちます。

おすすめジャンル:高級ブランド

空白を十分にとる

白は色んなデザインの背景として使用されていますが、メールデザインにおいても非常に重要な色です。

すっきり見えるように、メールコンテンツの各セクションの間に空白または余白を十分に取りましょう。

余白によってメールがより整理されているように見えるため読みやすくなります。反対に、ごちゃごちゃしたメールデザインは読む気を失くさせてしまいます。

適切なフォント形式とサイズを選択する

メールマーケティングにおいて、使用するフォントの数を制限することは非常に重要です。

ブランドのビジュアル要素として、ロゴ、パッケージ、またはウェブサイトで使われるフォントは、可能なら1つのフォントに統一してください。多くても2つ以内に納めるようにしましょう。

ブランドイメージの統一感を図るため、メールコンテンツ内にメインのフォントとブランドのフォントを使うことが推奨されています。

メールのヘッダーのフォントはブランドのメインのフォントと同じにすると効果的です。ただし、本文のフォントには一般的な読みやすいフォントを選びましょう。

本文のフォントサイズは、読者が読みやすい大きさの14~16が好ましいです。

必要な画像のみを入れる

最近のデザイントレンドは無駄を省いたデザインが求められています。画像でメールをいっぱいにせず、重要なメッセージを伝えるのに必要な画像のみを慎重に選びましょう。

量より質に焦点を当てましょう。伝えたい内容に関係がない画像をたくさん載せるより、きちんとした高品質の画像を数枚載せる方がインパクトが強いです。

メールの見た目を重視し、読者とコミュニケーションを取るのにGIFのようなアニメーション動画を使うのもいいでしょう。

整理されたメールテンプレートを使う

既成のテンプレートを使ったからといって、オリジナリティーがなくなるわけではありません。あなたのブランドに合わせて調整すれば十分ユニークなものになります。テンプレートうまく活用することできれいなデザインが実現し、時間の節約にもなります。

各セクションのテキストボックスや画像の位置を変更し、あなたの希望するメールデザインに合うようにしましょう。その際は視覚的に分かりやすいデザインを意識してください。購読者の関心を失う前に素早くメッセージを伝えることが重要です。

また、どのメールでもロゴはいつも同じ位置にあるようにしましょう。余白をたくさん使う必要はないですが、読者がはっきりと見えるところにロゴを置くようにしましょう。ヘッダーの中にロゴを置くと、読者はメールを開いた瞬間にあなたのブランドを認知できます。

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内容をできるだけシンプルにする

読者がメールを開封したとしても、全部読む時間がない事がほとんどです。

読者が興味を持ち続けられる内容にするには、できるだけ短く、正確に、端的に書くことが必要です。

表面的な内容や長い文章は避け、インフォグラフィックを使いましょう。人間は文章よりも画像を処理する方が早い傾向にあり、より効果的にメッセージを伝えるのに記号を使うことは非常に役に立ちます。

最初の2~3行は戦略的にキーワードを使い、CTA(コール・トゥ・アクション:行動喚起)を入れるのを忘れないようにしましょう。要点を伝えるのに時間がかかりすぎると、読者のエンゲージメントを失い、期待した結果が得られなくなるでしょう。

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ただし、メールの初期設定で画像表示をオフにしている読者もいるため、重要な部分はテキストのみでもしっかり伝わるようにしましょう。

デザインを必ずスマホ対応にする

今日では、スマホでメールをチェックする人がほとんどです。

統計によると、53%のメールはモバイルデバイスで開封されています。それを踏まえて、スマホに対応したメールをデザインするようにしましょう。例えば、読者がメールの内容を読むときに携帯で左右にスクロールしなくてもいいように、テンプレートの幅を広げすぎないようにしてください。

ちなみに、Benchmark Emailで作成したメールは自動でレスポンシブ対応されるため、スマホで確認した際も最適なレイアウトで表示がされます。

メールデザインは、メールマーケティングをより効果的なものにする大きな力を持っています。上記のテクニックを踏まえて、読者のエンゲージメントを高め、コンバージョンへとつなげられるメールを作成してみてください。

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