こんにちは!カスタマーサクセス担当の林です。
Webマーケティングの成功の大部分を占めているのは、効果的なメルマガ配信です。
AmazonやeBay、Googleなどを始めとする国際的トップ企業はすべて、クロスセルやアップセルを行うのにメールを活用しています。事実、メールのニュースレターのおかげで非常に多くの売り上げが生まれているのです。
しかし、すでにメールマーケティングを取り入れているのにうまくいっていないという場合は、単純にCTA(コール・トゥ・アクション:行動喚起)が欠けているのかもしれません。
目次
重要なのはCTA(コール・トゥ・アクション)
CTAとは、ユーザーに特定のアクションをとるよう促す単語やフレーズ、またはボタンのことを指します。CTAはソーシャルメディアや広告バナー、動画やメールまで、ユーザーに向けた全てのコンテンツにおいて使用できます。
CTA は、以下のことを目的として使用されます。
・リード(見込み顧客)の生成
・リードの増加
・ソーシャルメディアでの拡散
・セールス
・オーディエンスの維持
・イベントのプロモーション
CTAはより多くの顧客獲得の機会と、顧客に望ましい行動を引き起こさせる可能性を備えています。
しかし残念なことに、多くの企業オーナーは、CTAを利用したメールマーケティングにあまり関心を持っていません。小規模のB2B企業の約70%がCTAを使用していないために、自社にとっての最高の顧客を見つけられずにいます。
ではむやみにCTAを取り入れれば良いのかというと、それだけではメールマーケティングは成功しません。CTAのデザインには注意を払う必要があります。
効果的なCTAを設置する7つのヒント
1. 形式を選択する
CTAは、テキスト形式でも構いませんし、画像やボタン形式でも構いません。
どちらを選んだ方が良いのでしょうか。まずは、一般的に効果を発揮することが多い画像やボタン形式を試してみるのをおすすめします。ただしターゲット層によっては、テキストリンクの方が効果的な場合もあるので、テストをしてみることが大事です。
どちらを選択しても、読者が希望するランディングページやフォームなどに実際につながることを確認しましょう。
こちらの旅行用メールテンプレートと同様に、ほとんどのボタンが長方形をしています。変に目立たせて逆効果になるリスクを避けたい場合は、この形を選びましょう。
もし目立たせたい場合は形を変えても構いませんが、読みやすい状態にしておきましょう。
2. 位置を考える
CTAがふさわしい位置になければ、コンバージョンを増やす機会が失われます。
重要なのはCTAが瞬時に分かることです。潜在顧客にボタンやテキストを探すのに時間を無駄にさせてはいけません。最も効果のある位置は、ニュースレターの上部です。ぱっと目につくので、メールの最後までスクロールする必要がありません。
ポイント:スマートフォンユーザーのことをいつも頭に入れておくことを忘れないように。スマートフォンの小さな画面でもタップしやすいようにCTAボタンを調整する必要があります。
上記のテンプレートはレスポンシブ対応かつ、トップ画像の中央に配置された対照的なボタンによって最初の数秒で目を引きつけられるすばらしい例です。
3. サイズを調整する
CTAにおいて最も重要になるのはサイズです。コンバージョン率に影響を与える可能性もあるため、失敗しないようにしましょう。
メールマーケティングのプロは、常にCTA要素のサイズに配慮します。大きすぎると無視されるリスクが高まるだけでなく、他の要素と重なり合ってしまい混乱をも招きます。
同時に、小さすぎてもいけません。ニュースレターを開いて最初の数秒で気づいてもらわなければならないからです。
4. 画像でテキストを引き立てる
画像を本文内に挿入すると、メール全体のコンバージョンを大幅に増やせます。購読者に長いテキストを読んでもらった上でアクションを起こさせるよりも、画像にすぐさま反応させる方が簡単かつスマートです。
セール時のニュースレターの例を見てみましょう。
ポイント:インターネットの接続が遅くなる、または設定でブロックしているために、メール内に画像が表示されないという購読者もいます。そのため、ユーザーがテキストだけでも十分な情報を得られているかを確認しましょう。
関連FAQ:メールにリンクを挿入する方法
5. テキストを使ってメッセージを伝える
テキストメッセージでCTAを作成するときは、購読者にとって何が重要かを考えましょう。多くの購読者は数秒かけてニュースレターを分析し、それからニュースレターを閉じます。
メール内のリンクを気軽にクリックしてもらうためには、内容を単純かつ明確にしましょう。読み手がなぜCTAボタンをクリックすべきなのか、その結果どうなるのかを説明します。
CTAはいずれも、「何なのか」と「なぜなのか」という質問に対し明確な答えを与え、読み手にクリックしてもらいやすくする必要があります。そのために、基本的なポイントをいくつか挙げておきます。
・動詞で始まる短いフレーズに設定する
例:電話をかける、ダウンロードする、得る、読む、学ぶ、など。「ここ」や「そこ」などの単語は控える。
・「今」や「今日」などの単語を使い、オファーに時間の制限を設ける
・「無料」、「割引」などの魅力的な言葉を使い、製品やサービスにさらなる魅力を与える
・オファーに独自の価値を付与する。顧客がそこから得られる一番のメリットを説明する
6. 数を調整する
CTAは繰り返して設置しても問題はありませんが、同じ見た目のボタンを近くに2つ以上設置しないようにしましょう。同じアクションにつながるCTAでそれぞれの見た目を変えるときは、次の2つのルールに沿ってください。
・混乱を避けるため、離れた箇所に設置する
・異なるテキストメッセージを作成する
ただし、あまりに多くのCTAを盛り込むことは避けましょう。あいまいな言葉を何度も連ねるよりも、明確なCTAを2つ、あるいは3つ以下に収めることが重要です。
7. レスポンシブにする
Litmusのレポートによると、2018年12月に、メール全体の内43%がモバイルデバイスで開封されています。
ユーザーはデスクトップではなく、スマートフォンでメールマガジンを閲覧することが多くなっています。そのため、スマートフォンからも見映え良く閲覧ができるレスポンシブなメールデザインであることが不可欠です。Benchmark Emailではテンプレートを含め、ドラッグ&ドロップで作成したメールは全てレスポンシブ対応となっています。
関連FAQ:Benchmark Emailのテンプレートを使ってメールを作成する方法
メールを送信する前にCTAが、見映えよく、どのデバイスでも適切に表示されるかどうかを確認することを忘れずに行いましょう。CTAは見えていますか?画面サイズ内に適切に収まっていますか?画像の読み込み速度はどうでしょうか?
これらを確認した上で、CTAを盛り込んだメールを作成してみましょう。
関連ブログ:HTMLメールの表示をテストするには?受信環境での表示確認ができるサービス「Litmus」を使ってみた
また、スマートフォン専用のCTAも存在します。主要なCTAに加えて、「電話をかける」などのボタンを含めることができます。
ユーザーを知り、効果的なCTAを設定しよう
Amazonのような世界トップのオンラインリセラーは、ニュースレターに投資した額の2.5倍の利益を受け取っています。
彼らは、ユーザーが下記のような特徴を持っていることを知った上で効果的なマーケティングを行なっているのです。
・新規見込み客になるかならないかは、8秒で決まる
・モバイルユーザーが多い
・「購入」ボタンは効果的ではない
・ランディングページのフォーム入力に慣れている
・メールは個人的なものであるほど有効
ユーザーの特徴を把握し、効果的なCTAを設置するための7つのヒントをぜひ今後のメールマーケティングに活かしてください。
テンプレート参照元:Template Monster
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