本記事はBenchmark本社のブログ記事 “How to Do Restaurant Email Marketing Right” を翻訳したものです。

著者(略歴)
Laura
オラクル社のGloriaFoodでオンライン・マーケティング・スペシャリストを務める。レストラン経営者が自由に使える最新のデジタルツールでビジネスを構築するのに役立つコンテンツ制作や宣伝、そしてレストラン業界に関する最新情報の執筆を担当。

 

費用対効果の高いメールマーケティングを、飲食店で最大限に活用していますか?メールはお客様にアプローチしやすく、常連になってもらうために使いやすいチャネルです。また、レストランの予約やオンライン注文に対応することで、来客数を増やし、ロイヤリティを高めて、最終的に売上を伸ばすことができます。

ここでは飲食店のメールマーケティング成功の秘訣を詳しくご紹介します。

飲食店のメールリストを増やすための5つの施策

1.ランディングページに登録フォームを設置する

ウェブサイトに登録フォームを設置することは、ニュースレターへの購読者を集めるのに最も簡単な方法の1つです。登録フォーム専用のランディングページを作成することで、訪問者がコンタクト情報を入力し、プロモーションメールの受信に同意することができるようになります。

登録フォームに入力してもらうためには、オンライン宅配サービスの割引や、購読者のみアクセス可能なシェフによる限定料理の紹介などの無料特典を用意すると効果的です。

また、「騙された」と思われてしまわないように、入力したメールアドレスにプロモーションメッセージを送る旨を必ず明記しましょう。そして、いつでも購読者がオプトアウトできるようにしましょう。これにより、顧客のプライバシーとデータを保護するGDPRコンプライアンスを含めた基本的なメールマーケティング規制を遵守することができます。

関連資料ページ:ランディングページの作成方法について

2. ポップアップフォームを設置する

サイト訪問者の注意を登録フォームに引きつけるもう一つの方法は、ポップアップフォームを作成することです。ユーザーがサイトから離れようとする時や、特定のページにたどり着いた時に起動するポップアップを設置し、ユーザーの気を引くことができます。

ポップアップの文章は短く簡潔にする必要があるので、限られたスペース内でニュースレター購読がユーザーにとって得になることを説得しなければなりません。以下はその例です。

「次のお食事代が30%オフになるクーポンはもう使われましたか?まだの方は、ニュースレターの購読にご登録いただきますと、すぐにクーポンをメールでお届けします。」

関連ブログ:登録フォームの悩みを解決!基本機能からトラブルシューティング・応用的な活用例まで一挙解説

3. 飲食店にリンク付きの名刺を置く

名刺でメールリストを増やすという昔ながらの方法は、まだ健在で効果的です。まず名刺を印刷し、そこにメルマガ登録できるURLを記載して、顧客が登録後に割引クーポンがもらえるようにします。

そのような名刺を各テーブルや店頭の横に置いたり、デリバリーやテイクアウトの袋などにも入れておきましょう。

4. 飲食店にWi-Fiを設置する

レストランでWi-Fiを提供している場合は、お客様がWi-Fiに接続するのに必要なログインステップにメールアドレスを入力していただくステップを追加しましょう。Wi-Fiと引き換えに、メールアドレスを登録してもらうことで、メールリストの増加が見込めます。

このようなメールアドレスはプロモーションに使用するという免責事項を明記し、お客様からメッセージの受信に同意するボックスにチェックを入れてもらうことを忘れないようにしましょう。

関連記事:メルマガ配信で大切な法律「特定電子メール法」の注意点を押さえて宣伝・広告メールを配信しよう

5. ロイヤリティ構築にアプリを活用する

既存顧客のロイヤリティ構築にアプリを活用するのも良いでしょう。レストランのポイントアプリを作り、通常のプラスチック製のポイントカードのアップグレード版として使ってください。

ユーザーがアプリでポイントを貯めて、新しい特典をアンロックしたり、新メニューをいち早く知ることができるようにすれば、もっと喜んでニュースレターを購読してくれるはずです。

飲食店が送るべき5種類のメール

さて、ある程度のコンタクトが集まったら、次はレストラン顧客に対してどのような内容のメールが効果的なのかを考えます。

1. メニューの更新

新しいアイテムをメニューに追加するたびに、必ず一番先に購読者に伝えましょう。このような独占的なお知らせが購読者がメルマガ登録した特典の1つになります。

さらに、新メニューに割引クーポンを付けます。期間限定のキャンペーンにすれば、期限が切れる前にクーポンを利用しようという気にさせることができます。

2. 新しい機能やサービス

顧客ロイヤリティを確保するためには、新しい機能は新しいメニューと同様に重要です。レストランのウェブサイトでの注文受付の開始、オンライン決済の導入や新しいQRコードメニューなどの新規機能やサービスをいち早くお伝えしましょう。

これはすべて、購読者に共有すべきニュースです。新機能やサービスがどのように機能するのか、メルマガで紹介することで、常に革新的であろうとする企業の意欲に購読者は感心するでしょう。

3. レビューの依頼

満足度の高いお客様からのポジティブなレビューは、レストランに足を運んでもらうよう他の人を説得するのに効果的です。このような口コミは自己宣伝するよりもはるかに効率的です。

購読者にウェブサイトやGoogle、その他のサードパーティ・プラットフォーム上でレビューを書いてもらうよう依頼メールを配信します。クーポンコードやギフトカードなどのインセンティブを追加すると効果的です。

レビューのプロセスはできるだけ簡単にスムーズにしましょう。レビューにかかる時間を明記し、アクセスできるリンクを提供すると良いでしょう。

4. 特別プロモーションや割引

レストランのプロモーションは最も人気のあるメールの種類の1つです。このようなプロモーションが嫌いな人はいないでしょう。

定期的にプロモーションを提供している場合は、毎週末に、翌週利用できる割引やプロモーションの詳細をメルマガで配信することができます。

または、作成したプロモーション毎にメールを配信するだけでも良いでしょう。お得な気分にさせることは、最高のプロモーションになります。

5. 価値のあるコンテンツ

レストランブログやYouTubeチャネルで、レシピ動画をアップしていますか?このような情報を購読者リストと共有しましょう。

前述したように、お客様にメルマガ購読で十分な価値を得ていると思ってもらうことが重要です。そのためには、レシピや料理のヒント、料理ブログなど、購読者が興味を持つような価値あるコンテンツを無料で提供しましょう。

購読者とのエンゲージメント継続に役立つ、その他のメールの種類については以下をご覧ください。

関連記事:ぜひ真似したい!メルマガのコンテンツアイディア5選

A/Bテストを活用して、メールのエンゲージメントを高めよう

メールマーケティングで最高の成果を得るためには、複数のA/Bテストを行い、どのフォーマット、デザイン、コピーがより効果的か知ることをお勧めします。

ただし、全部の項目を同時にテストすることはできませんので、まずは最初にテストを行いたい項目を選択します。例えば、CTAを選んだ場合は、CTAの目的(通常はコンバージョン)を考えます。

次に、2つの異なるCTAを作成し、読者を2つのグループに分けます。同時にメールを配信し、どちらのCTAの反応が良かったかを確認します。これにより、今後のメルマガでより多くのコンバージョンを獲得することができます。

関連ブログ:A/Bテストを使ってみよう!比較すべき項目や注意点、必要なサンプル数は?

自社に合ったメールマーケティングサービスを選ぶには?

コンタクトリストの収集、定期的なメールの配信、A/Bテストの実施などの作業は、どれも大変に思えるかもしれません。幸いなことに、今の時代はメールマーケティングソフトウェアを使って、これらのプロセスを自動化することができます。

自分に合ったメールマーケティングソフトをお探しの際に、押さえておきたい必須機能を以下にご紹介します。

  • 使いやすいメールビルダー
  • 画像編集機能
  • プロが作成したメールデザインテンプレート
  • A/Bテスト機能
  • ウェルカムメールの自動配信
  • オートメーション機能(トリガーの設定
  • リスト管理と登録フォーム機能
  • ランディングページ作成機能
  • レポート機能

Benchmark Emailでは、上記すべての機能とそれ以上のものを備えております。

まずは、無料トライアルから登録して、メールマーケティングをお試しください。