Kit(旧ConvertKit)は、主に個人クリエイター向けに提供されているメールマーケティングツールです。

メールマガジンの配信をはじめ、登録フォームやランディングページの作成、デジタル商品販売など、ファンとのコミュニケーションを支援する機能を備えています。

本記事では、Kitの特徴や料金プラン、主な機能、基本的な使い方、日本語対応の有無について詳しく解説します。また、英語の管理画面に不安がある方や、日本語サポートのあるメール配信ツールを探している方に向けて、おすすめのサービスも紹介します。

Kit(旧ConvertKit)とは

Kitサービスサイト

Kit(旧ConvertKit)は、ブログ運営者やYouTuber、オンライン講師など、コンテンツを発信するクリエイターを主な対象としたメールマーケティングツールです。

2024年に「ConvertKit」から「Kit」へサービス名が変更されましたが、サービス内容や既存アカウントに変更はなく、現在も同じサービスとして提供されています。

メールを活用してファンやフォロワーとの関係を築き、自身のコンテンツやデジタル商品の販売につなげたい個人クリエイターや小規模チームを中心に利用されています。

Kitの日本語版はあるか

結論から言うと、現在Kitには日本語版(日本語UI)はありません。

管理画面は基本的に英語

Kitの管理画面は英語で提供されており、日本語UIには対応していません。わからない単語や設定項目がある場合は、翻訳ツールを活用するとよいでしょう。

日本語ユーザーがつまずきやすいポイント

Kitを日本ユーザーが利用する場合、以下がハードルになりやすいです。

  • UI(管理画面)が英語のため、慣れるまで時間がかかる
  • サポートは基本的に英語で提供されるため、問い合わせのハードルが高い
  • 日本の文化に合ったメールテンプレートは少なめ
  • ドラッグ&ドロップ形式ではなく、テキスト中心のエディタのため、デザイン性の高いメールを作りたい方は慣れが必要

そのため、日本語で安心して使いたい方や、困ったときに日本語でサポートを受けたい方は、Benchmark Emailのような国内向けサービスも比較検討するのがおすすめです。

メール配信システム,メルマガサービスの無料登録

Kitの無料プランや料金は?

Kitには無料プランと有料プランがあり、登録している購読者数に応じて料金が変動します。

無料プランでもメールの配信や登録フォームの作成などを利用できますが、複数の自動配信や高度な分析機能を使いたい場合は、有料プランへのアップグレードが必要です。

無料プラン(Newsletterプラン)の特徴

無料のNewsletterプランは、これからニュースレターを始めたい方や、Kitの使い勝手を試したい方に向いています。

  • 最大10,000件の購読者を登録可能
  • メールの配信数は無制限
  • 登録フォームやランディングページを無制限に作成可能

ただし、オートメーションなどの自動化機能やレポート機能など、多くの機能は無料プランでは利用制限があります。

また、メールを配信する際にKitのロゴが入り、無料プランでは削除することができないため、注意が必要です。

Kitロゴ

有料プランの概要

Kitの有料プランは2種類あり、主に以下のような方向けです。

Kit料金ページ

  • Creator(月額39ドル〜):メール配信や自動配信など、メールマーケティングに必要な基本機能を利用したい方
  • Pro(月額79ドル〜):読者の反応や売上を詳しく分析したい方、複数人で運用したい方

Kitでは、上記のプランの種類に加え、登録者数(コンタクト数)によって料金が変動します。詳細は料金ページをご確認ください。

Kitが提供している機能

Kitの代表的な機能は以下の通りです。(※プランによって利用できる機能が異なります。)

【Kitの主な機能一覧】

  • メール作成・配信
  • 購読者の管理
  • タグ・セグメント配信
  • メールの自動配信
  • 配信レポート
  • 登録フォーム・ランディングページ作成
  • デジタル商品の販売
  • 外部サービスとの連携

Kitはメールマガジンの配信だけでなく、登録フォームで読者を集めたり、自動配信で継続的なコミュニケーションを行ったり、デジタルコンテンツの販売につなげたりできる点が特徴です。

ブログやYouTube、オンライン講座などを運営するクリエイターに適したメールマーケティングツールです。

Kitのサポート体制は?

Kitでは、FAQやメールサポート、チャットサポートを提供しています。

サポートは、プランによって受けられる範囲が変わります。
無料プランでは、FAQの閲覧とメールサポートを利用できます。
有料プランにアップグレードすると、24時間対応のメールサポートとチャットサポートが利用可能です。

ただし、日本語の管理画面や日本語サポートには対応していません。そのため、問い合わせやFAQは基本的に英語で利用する必要があります。

英語でのやり取りに不安がある方や、日本語でサポートを受けたい方は、Benchmark Emailのような日本語対応のメール配信サービスを検討すると安心です。

Kitの使い方(アカウント登録〜メール配信)

ここでは初めての方向けに、Kitの基本的な使い方をご紹介します。アカウント登録から、リストのアップロード、メール配信の流れを簡単にご説明します。

アカウント登録

Kit公式サイトにアクセスし、「Start Free Trial」をクリックします。ユーザー名・メールアドレス・パスワードで登録しましょう。

Kitアカウント登録

登録すると、以下のような画面に遷移し、「他のメール配信サービスからの乗り換えか」や「リストサイズ」など、いくつか質問が表示されるので、答えていきましょう。

Kitアカウント登録2

また、登録後は認証メールが届くのでリンクをクリックして有効化してください。

配信リストの作成

Kitでは、配信先リストを「Subscribers」で管理しています。
配信リストは、CSVファイルで一括インポートが可能です。

Kit配信リストの作成

メールの作成

メールの作成や管理は、「Broadcasts」で行います。新しいメールを作成するには、「New Broadcast」をクリックします。

Kitメールの作成

Kitでは、「Your Templates」(白紙のテンプレート)または「Starting Points」(メールテンプレートからの作成)の2種類からメールを作成することができます。

Kitテンプレート選択

Kitのメールエディタは、テキストを中心にメールを作成するシンプルなエディタを採用しています。「+」ボタンや「/」コマンドを使って、画像やボタン、区切り線などのコンテンツを追加しながらメールを作成します。

Kitメールエディタ

また、セクションごとの調整は右のメニューで行います。
Kitはドラッグ&ドロップ形式のエディタではないため、画像やボタンなどを使ってデザインの凝ったメルマガを作成したい場合は、最初からレイアウトが作成されたテンプレートを選ぶのがおすすめです。

Kitメールエディタ2

メールの配信設定

メールのデザインが完成したら、件名や本文プレビューなどの設定を行いましょう。

メールの件名は「Subject Line」に入力します。また、その下の「Add preview text」をクリックすると、本文プレビューを設定することが可能です。

Kit配信設定

テスト送信・本番配信

誤字脱字や表示崩れなどを防ぐため、必ずテスト送信を行いましょう。

チェックポイント例:
・件名・差出人名
・CTAのリンク設定
・誤字脱字
・スマホでの表示 など

Kitでのテスト配信は、メールエディタでプレビュー表示にすると出てくる「Send test email」ボタンから送信可能です。

Kitテスト送信

問題がなければ、「Continue」を押して本配信を行います。送信元名や配信先を設定しましょう。

Kit配信設定2

メールはすぐに送信することも可能ですし、「Schedule」から予約配信を行うこともできます。

Kitの日本語版を探している方におすすめのメール配信サービス

Kitを利用している方は、「UIが英語で分かりづらい」「メールのエディタが使いづらい」「サポートが英語だから不安」といった理由で、日本語で使えるメール配信サービスを探す方も少なくありません。

そういった方に代替ツールとしておすすめなのが、Benchmark Email(ベンチマークイーメール)です。

Benchmark Emailホーム画面

Benchmark Emailがおすすめな理由

Benchmark Emailは、Kitと同じくメール配信・マーケ施策ができる一方で、以下の点が強みです。

管理画面が日本語対応

Benchmark Emailは、UI(管理画面)が日本語に対応しています。
また、配信停止リンクなど、メルマガに入れたいフッターも最初から日本語のため、安心してメール配信を行えます。

初心者でも使いやすいUI

Benchmark Emailは操作性にこだわって作られたツールのため、ドラッグ&ドロップで作成できるメールエディタだけではなく、リストの追加やレポート機能も、直感的に操作することができます。

メルマガ作成gif

複雑なツールを使っていて、「どこで設定をすればいいかわからない」「どこに機能があるかわからない」というお悩みのある方におすすめです。

無料プランで全ての機能が使える

Benchmark Emailでは、無料プランでもメール配信、リスト管理、分析機能など、メールマーケティングに必要な全ての機能をご利用いただけます。

レポート機能では、開封率やクリック率、リンクのクリック数など、メールのパフォーマンスが一目で確認できます。

レポート画面

料金体系がシンプル

Benchmark Emailの料金体系は、よりシンプルです。有料プランは1種類のみで、登録可能なメールアドレス数によって変動します。
例えば、1,000件までコンタクトが登録できるプランは月2,500円となります。また、年額契約で約15%オフとなる割引が適用されます。

Benchmark Email 料金ページ

Benchmark Emailの料金ページはこちら

日本語でのサポートが受けられる

Kitのサポートは英語が中心で、日本語に対応していません。
一方で、Benchmark Emailは日本人による丁寧なサポートを受けることができます。お困りの際は、メールでお問合せすることが可能です。
また、日本語のFAQ(マニュアル)もご用意しています。

メール配信システム,メルマガサービスの無料登録

Benchmark Emailが向いている人は?

ここまでのご説明を踏まえ、以下のような方はBenchmark Emailの方が向いていると言えます。

  • 英語のツールでストレスを感じたくない方
  • 困った時に日本人に対応してほしい方
  • 初めてメール配信を始める方
  • 使いこなせるツールを探している方
  • Kitの日本語版を探している方

特に、Kitを使ってみたいけど英語での操作に自信がない方や、シンプルな操作性を好む方におすすめのツールです。

KitとBenchmark Emailの比較表

KitとBenchmark Emailの機能や料金についてより詳細に比較したい方は、以下の表も参考にしてみてください。

比較項目 Kit(キット) Benchmark Email(ベンチマークイーメール)
メール作成・メールエディタ ◯ テキスト中心のシンプルなエディタ(ドラッグ&ドロップ非対応) ◎ ドラッグ&ドロップで直感的
メールテンプレート ◯ シンプルなテンプレート(海外向けのデザイン) ◎ 豊富なテンプレート(日本向けもあり)
リスト管理 ◎ 一括登録できる
タグやセグメントで柔軟な管理が可能
◎ 一括登録できる
タグやセグメントで柔軟な管理が可能
レポート・効果測定 ◯ 基本的なレポート機能あり(高度な分析はProプランで可能) ◎ 無料プランから開封・クリックなど詳細なレポートが利用可能
自動化(ステップメール等) ◯ メールシーケンスとビジュアルオートメーションの機能で自動化が可能 × 自動メールは未提供
サービスロゴの表示 △ 無料プランでは非表示不可 ◎ 表示されない
管理画面の言語 × 英語中心(日本語非対応) ◎ 日本語対応
サポート体制 △ 英語のみ(FAQ・メールサポートなど) ◎ 日本語サポートあり(FAQ・メールサポートなど)
無料プラン ◯ あり(通数無制限) ◎ あり(2,500通/月まで)
料金 39ドル〜
プランの種類+登録メールアドレス数で決まる
2,500円〜
登録メールアドレス数で決まる
向いている人 海外ツールに慣れている/コンテンツ販売をしたいクリエイター 日本語で安心して運用したい/初めてツールを導入する方

 

どちらのツールを使うか迷っている方は、まずは両方とも試してみると良いかもしれません。いずれもメールアドレスとパスワード、またはGoogle連携で登録が可能で、即日利用できます。
また、無料プランの期間に制限がないため、安心してお試しいただけます。

Kitのサイトはこちら
・Benchmark Emailのサイトはこちら

よくある質問(Q&A)

Q. Kitは日本語で使えますか?

A. Kitの管理画面は基本的に英語中心です。
設定項目やヘルプも英語のため、英語に抵抗がない方に向いています。

Q. Kitのサポートは日本語対応ですか?

A. Kitのサポートは基本的に英語対応が中心です。
日本語でお問い合わせをしたい場合は、日本語サポートのあるサービスの方が安心です。

Q. Benchmark Emailにも無料プランはありますか?

A. はい、Benchmark Emailにも無料プランがあります。
無料プランでも、メール作成・リスト登録・レポート機能など、全ての機能をお試しいただけます。
まずは無料で操作感を試し、必要に応じて有料プランへ移行できるため、初めてのメール配信にも向いています。

Q. KitからBenchmark Emailに乗り換えできますか?

A. はい、乗り換え可能です。
配信リストについては、Kitの配信リストをCSVでエクスポートし、Benchmark Emailにインポートしてください。

まとめ

今回はKit(キット)と、代替可能なツールについてご紹介しました。どちらのメール配信サービスが適しているかは、運用目的や慣れによって異なります。

英語UIに抵抗がなく、メルマガに加えコンテンツ販売もしたいクリエイターや個人事業主の方はKit、日本語で迷わずメール配信を始めたい場合はBenchmark Emailを選ぶといいでしょう。

日本語対応や日本語サポートを重視する方は、Benchmark Emailの無料プランで実際の管理画面を確認してみてください。

メール配信システム,メルマガサービスの無料登録

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執筆者:

山本 百合子 |

2020年、株式会社ベンチマークジャパンに中途入社。メール配信サービス「Benchmark Email」のマーケティングスペシャリストとして、Web広告、SNS、SEO、プレスリリース、ウェビナー企画など、プロモーション全般を担当。あわせて、独自調査の企画・実施や、ニュースレター配信・動画制作を通じたユーザー支援にも従事している。