この記事は「The Ultimate Guide to Landing Pages」を日本向けに翻訳・編集したものです。

近年のビジネスではオンラインにおける認知度拡大が重要視されていますが、その最も大きな目的は、見込み客とコンバージョンの獲得ではないでしょうか。

ランディングページをまだ活用していないのであれば、多くの収益向上のチャンスを逃していることになります。メルマガ、Web広告、ブログ記事や動画の作成、ユーザー体験の向上などのマーケティングに多くのリソースを費やしているにもかかわらず、ランディングページをおろそかにしていては勿体無い!の一言に尽きます。

初めてランディングページを作成する方も、既存のページを改善したいという方も、ぜひこのガイドに目を通してください。

優れたランディングページの解説と、それらを効果的に作成する方法をご紹介します。

ランディングページとは?

ランディングページとは、ユーザーがソーシャルメディアのリンク、メールのCTA、または広告をクリックしたときに「着地」して誘導される、独立したウェブページのことです。

一般的なウェブページは、様々な来訪客に対応できるように幅広い情報を載せています。一方でランディングページは、訪問者を適格なリードに変えるという特定の目的に焦点を当てているのが特徴です。

ランディングページにはいくつか種類があり、クリックスルーページ、リードキャプチャページ、スプラッシュページなどが一般的です。

ランディングページを構成する5つの要素

ランディングページに重要な5つの要素をご紹介します。

(以下でご紹介しているデータの引用元はすべて英語の記事です。)

  • 見出し: 訪問者にページ内容を伝える役割を果たしています。訪問者がページ到着後数秒で意図を理解できるよう、どんな有益な情報が含まれているのかに焦点を当てたものにしましょう。
  • ビジュアル: 画像や動画などのビジュアルはコンテンツやメッセージを効果的に伝え、訪問者に望ましい行動を取ってもらう役割を担っています。ランディングページに動画を追加すると、コンバージョン率が最大86%向上するという調査結果も出ています。
  • キャッチコピーと説明文:商品やサービスのセールスポイントと、訪問者にとってどのような利益があるのかを提示するのに必要です。内容が明確であること、訪問者をひとつのアクションに誘導することが重要です。ランディングページに複数のオファーを掲載するとコンバージョン率が266%低下するというデータもありますので、シンプルにひとつに絞ることが重要です。
  • 問い合わせ/登録フォーム : リードを獲得するために、連絡先情報の収集は必須です。訪問者が情報を入力するためにクリックやスクロールする必要がないように、リードフォームはページに埋め込み、位置としては「折り目の上」に配置しましょう。
  • コールトゥアクション(CTA): ランディングページの要点とも言えるCTAは、訪問者の注意を引き、クリックによるコンバージョンを促します。パーソナライズされたCTAは、一般的なものに比べてコンバージョン率が202%向上するとされています。

ランディングページはどのように使われる?

冒頭でもお伝えした通り、ランディングページの目的はページ訪問者を適格なリードに変えることです。

しかし、訪問者はメール、SNS、Web広告など様々なチャネルからやってくるため状況が異なります。

各キャンペーンにどのように組み込めばよいのでしょうか?

1. メールマーケティングでのランディングページ

メルマガ購読者の一部はメールに含まれるオファーに興味を持つと想定されます。そのためメールキャンペーンのランディングページは、購読者を検討段階から行動段階に誘導し、商品購入や資料ダウンロード、ウェビナーの申し込み等につなげるのに役立ちます。

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またランディングページがあれば、メールに詳細を長々と記載する必要がありません。そのためメールではCTAをクリックしてもらえるよう簡潔なコピーを記載しておき、ランディングページで詳細情報をお伝えするという形で運用できます。

メールとランディングページ

特集形式のメールキャンペーンを除いて、メール内には複数のコンテンツを載せることが多いと思います。各コンテンツに使えるスペースに限りがある場合は、詳細をランディングページで説明するのがおすすめです。

特に繰り返し紹介したい商品やイベントがあるのであれば、1枚ランディングページを用意しておくと、省スペースで繰り返しメールに入れ込んで告知を行うことができます。

ウェブサイト上のポップアップやバナー、営業メール内の案内などでもリンク先として活用することで、既存顧客やリードへ向けた多角的な告知が可能です。

2. PPC広告でのランディングページ

PPC広告(検索広告、バナー広告など)の良さは、強い関心や緊急の需要があるターゲットの目に触れる場所に表示されることです。リーチを広げて手軽にブランドの認知度を上げることができます。広告がクリックされた後にランディングページに誘導すれば、そこで商品購入など目的のアクションをとってもらえる可能性が高くなります。

3. SNS広告でのランディングページ

SNS広告は検索広告と似ていますが、どこにでも表示されるのではなくソーシャルメディアサイトに限定されます。そのためオーディエンスがすでにエンゲージメントしているソーシャルサイトにターゲットを絞って表示できます。SNS広告ではプロモーションの謳い文句を掲載し、クリックされるとそのプロモーション専用のランディングページへ飛ぶよう設定しましょう。

ランディングページ施策で使える「リードマグネット」とは

リードマグネットは、見込み客の連絡先情報と引き換えに提供されるリソースやインセンティブです。

ランディングページではコンバージョン戦略の一環としてリードマグネットを使用することが多く、リードを着実に獲得するための役割を果たしてくれます。

例として、電子書籍、ホワイトペーパー、ガイド、チェックリスト、テンプレート、ウェビナー、無料トライアル、割引、または限定コンテンツなどが挙げられます。

ターゲットにとって価値があると思ってもらえるよう、具体的な問題や悩みの元を取り上げて実用的な情報や解決策を提供しましょう。

リードマグネットの目的は、潜在的なリードの注意を引き、メールリストやマーケティングデータベースへのオプトインを促すことです。

リードマグネットを受け取る代わりにオプトインをしてもらうことで、メルマガ配信など、リード育成とエンゲージメントのためのアプローチが可能になります。

ランディングページの作り方

ランディングページには前述した5つの要素(ランディングページを構成する5つの要素)をすべて盛り込む必要があります。全ての要素にはそれぞれ役割があることをしっかり理解した上で作成していきましょう。

1.レイアウトを決める

優秀なランディングページのレイアウトは、5つの要素がきちんと効果的に整理されているかが決め手となります。最も重要な詳細が目立つようにし、訪問者がページをざっと読みながらでも簡単に見つけられるよう、以下のポイントに気を付けましょう。

  • CTAやリードフォームのような最も重要で関連性の高い詳細情報は、訪問者がスクロールをしなくても見つけられるように、ファーストビューの中に配置します。ソーシャルプルーフや機能リストのような比較的重要度の低い情報は、その下に表示しましょう。
  • ランディングページの「瞬きテスト」を行いましょう。まばたきにかかる5秒以内に、訪問者が最も重要な詳細を確認できるよう、最も関連性の高い情報をファーストビュー内に置きます。
  • 情報を詰め込まないように注意しましょう。要素のバランスをとり、ページに自然な流れを作るため、十分な「空白スペース」を残すよう意識してください。また空白スペースのカラーは白である必要はありません。 大切なのはコピー間に隙間を作り、訪問者がメッセージを理解し、エンゲージメントの継続につながることです。
  • 説明文やコピーには箇条書きや短い段落を使うと、読み手がメッセージを拾い上げ、消化しやすくなります。

2.色を選択

ランディングページのメインカラーと色彩パターンは、ブランドのカラーと一致させ一貫性を持たせる必要があります。ランディングページは特別なキャンペーンやプロモーション用のページですが、ブランドのウェブサイトの一部であることに変わりはありません。ビジュアル面でマッチするよう作成しましょう。

3.コールトゥアクション(CTA)の作成と配置

CTAはボタンとコピーから成る、ランディングページでアクションを促す部分です。多くの専門家はCTAを2つ以上追加しないよう喚起しています。CTAボタンは目立つように代替色または対照的な色にすることで簡単に認識できるようにしましょう。

CTAのベストプラクティス:

  • CTAボタンは、訪問者が最初にランディングページを開いたときに目が行く場所に配置する。
  • CTAの色は鮮やかでコントラストのあるものに設定する。
  • CTAボタンの周りに空白スペースを設ける。
  • CTAのコピーは簡潔にする。
  • コピーには動詞・行動を促す言葉を使う。(例「ダウンロードする」「今すぐクリック」「予約する」など)
  • CTAコピーには、オファーの利点についての説明を含む。(例「30%オフキャンペーンに申し込む」「無料で役立つ資料をゲットする」)

また、A/Bテストを行って最も効果的な形を判断しましょう。

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Benchmark Emailのランディングページ作成機能を使えば、コンバージョンにつながるランディングページを簡単に作成することができます。メールと同じドラッグ&ドロップで手軽に作成することができ、公開URLには自社サイトのサブドメインを指定することも可能です。

公開ページ数は無制限です。

登録フォームを埋め込むことで、オートメーションメールの送信や、メルマガリストへの自動追加ができます。

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by Benchmark Team