本記事はBenchmark本社のブログ記事 “Best Practices for Using Email Sign-Up Forms” を翻訳したものです。

リード獲得に向けて活動を行う場合、ウェブサイトへのアクセス数増加に焦点を当てることが多いと思います。もちろんサイトアクセス数の増加は大事なポイントですが、その増加したアクセスをどのようにリードに変えていくかがより重要となってきます。

ただサイトへアクセスしてもらうのでは意味がありません。訪問者をリードとして獲得し、メーリングリストへ登録、そしてメール配信を行えるように仕組みを整えていくことが必要となります。この仕組みづくりに役立つのがウェブサイトフォームです。

ウェブサイトフォームは登録フォームとも呼ばれ、大きく分けてオンラインフォームとポップアップフォームがあります。リード生成と売上戦略の開始地点となるこれらのフォームはとても重要な役割を担っており、登録フォームのデザインや活用方法によって配信リスト拡大のスピードに差がでるため、最終的なコンバージョン率にも大きく影響することになります。

本記事では配信リスト拡大に効果的な登録フォームの活用方法をご案内します。

メルマガ登録フォームとは?

まずは登録フォームが一体どんなものなのかをおさらいしましょう。

メルマガ登録フォームとは見込み客やリードのメールアドレス情報を収集することを目的とした、ポップアップ形式やサイトページに埋め込む形式のフォームのことです。一般的に名前やメールアドレスを入力するボックス、CTA(コールトゥアクション)ボタン、タイトル、配信内容の説明などで構成されています。

ただサイト訪問者から個人情報を提供してもらうのは一筋縄ではいきません。本記事でご紹介する登録フォームのベストプラクティスをぜひご参考ください。

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1.トラフィックが多いページに設置

フォームの露出度が高いほど新規登録者獲得の成功率は高くなります。そのためトラフィックの多いページ、またページにアクセスした際に目に留まる箇所へ設置するのが効果的です。
ページに多数のアクセスがあったとしても、下部までスクロールダウンする人はほんの一部です。登録フォームをページ下部に設置するよりポップアップやページ上に重ねて表示させる方がより多くの登録者を獲得できます。

登録フォームを設置する箇所の例:
・ページトップ
・ページフッター
・サイドバー
・本文内

アクションをトリガーとしたポップアップ(サイト外への遷移時など)

ランダムな箇所に設置するのではなく、A/Bテストでどこに設置すると最も多くの新規登録が得られるのかテストを行うことをお勧めします。

2. 興味をそそるコピーの作成

登録フォームを目につく箇所に設置したら、次は「何のためのフォームなのか」をどう理解してもらい、どのように登録を促すのかを考えましょう。パッと目を引くキャッチーなコピーを作成し、メールアドレスを登録したらどんな情報が得られ、その情報がいかに面白いか、有益なのかを伝えます。

以下の登録フォームの例を見てみましょう。不労所得を得たいと思っている人なら確実に興味を持つコピーです。明確な数字($50,000+ per month)を使用しているのが効果的で、メールアドレスを提供するだけでこんな有益な情報が得られるのはラッキー、と思わせるのがポイントです。

3. 個人情報提供の対価を明確に

キャッチーなコピーで訪問者の注意を引くことに成功しても、それだけではメールアドレス獲得には至りません。訪問者は受け取る情報やコンテンツが個人情報提供の対価として十分だと判断した場合のみ、登録を行います。

上で紹介した例では、明確な価値を伝えています。訪問者は登録後、ブログで月$50,000を稼ぐ方法をメールで受け取れることが分かっているため、喜んで登録を行います。

Peak Freelanceの登録フォームも良い一例です。

フリーランスの仕事情報を毎週受け取れるのは、業務委託を生業にしている人にとってはとても有益です。

4. シンプルが一番

コピーで注意を引いたり、配信コンテンツを伝えるのは大切ですが、情報が多すぎるのは問題です。長々と説明をするのではなく、伝えたい情報をいかにシンプルで簡潔にするかはとても重要なポイントです。

登録フォーム自体もシンプルさが大切です。入力が必要な情報が多すぎると登録のハードルが高くなりリードを失ってしまいます。必要不可欠な情報に絞ることで登録率が格段に高くなることは調査でも明らかとなっています。

Zendeskではメールアドレスのみ入力するシンプルな登録フォームを採用しています。最初のハードルを低く設定することで高い登録率を達成し、名前や住所などその他の情報は後から入力してもらうようになっています。

5. プライバシーへの気配り

サイバー攻撃が多発する今日、信用できないサイトへの個人情報提供はタブー化しています。データプライバシーへの意識が高まる中、個人情報の取り扱いが不透明なサイトでは登録者は獲得できません。

Remote.comでの登録フォームでは提供情報がどのように使用されるのかが記載されており、また情報の使用について登録者の同意を求めることで信頼性の高さを示しています。

情報の透明性は購読者との信頼関係を築くのに有効なだけでなく、登録率を上げるのにも効果的です。

サイトへ登録フォームを設置する際にはぜひ本記事でご紹介した情報を活用し、配信リスト育成にお役立てください。

登録フォーム作成機能のついた、シンプルで使いやすいメール配信システムをお探しの場合、ぜひBenchmark Emailをお試しください。

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