こんにちは、ブログ担当の伏見です。

今回はレストランにおけるメールマーケティングのについてご紹介します。

メールマガジンはお客様との接点を増やすコミュニケーションツール

もしかすると、レストランを運営している企業では、FacebookなどのSNSはやっていても、メールマガジンは配信していないというケースもあるかと思います。ですが、メールに関して、面白いデータがあります。

  • Facebook、Twitterアカウントの数と比較し、メールのアカウント数はおよそ3倍
  • 2017年末までに全世界で作られるメールアカウントの総数は49億。
  • 91%の人が毎日メールを確認する。
    (参照元:The Ultimate Guide to Restaurant Email Marketing

メールは現代人にとって必需ツールであり、レストランにとっても様々な場面でのお客様との接点において情報を発信することが売り上げ、集客アップにもつながります。

今回は、メールマガジン発行など、メールを活用したマーケティング施策(メールマーケティング)におけるポイントを6つご紹介します。

メールマーケティングで抑えるべき3つの基礎ポイント

  1. 配信リスト集め&登録フォーム
  2. メール開封率を左右する効果的な件名
  3. メールの内容ではメリットを伝える

メールマーケティングの効果を高める3つのポイント(応用編)

  1. 配信ツールを使おう
  2. スマホ端末を意識する
  3. TableCheckと連動するとリスト作りから配信までが簡単

1. 配信リスト集め&登録フォーム

メールマーケティングにおいては配信リストの質がその効果を決める最大の要因とされています。質というのは、メール送信した時にエラーになったり、迷惑メール報告をされないアドレスを集めるということです。エラー配信や迷惑メール報告は配信元アドレスの評価を下げ、メールの到達率低下を招いてしまうので、ダブルオプトインなど必ず購読者から配信の許可を得たものを利用することが大切です。

では、ここで購読者(アドレス)を上手に集めるポイントをお伝えします。

  • 来店時にメールマガジン登録を促す
    テーブルやレジに登録用紙を用意しておき、また接客中にメールマガジンへの登録を促してみましょう。
  • デリバリーのちらしで訴求する
    宅配デリバリーの際に一緒に配るチラシにもレストランのURLと共に、そこでメールマガジン登録ができることを記載する。
  • お客様が見つけやすい箇所に登録フォームを設置しましょう。
    例えばホームページトップや予約ページ、メニューページなど、お客様の訪問数が多いところに設置をする。

kurando登録フォーム(日本酒専門店KURANDは登録フォームをホームページのトップに記載しています)

このように、リスト獲得のためには、メールマガジンを配信していることをできるだけ多くの場所でお客様に告知することが重要です。考えられるお客様との様々な接点で訴求を行いましょう。

2. メール開封率を左右する効果的な件名

メールを開封する前に、購読者が得られる情報は「送信者名」「送信元アドレス」「メールの件名」だけです。メールマガジンを読んでもらうには上記3つの情報でどれだけ相手を惹きつけられるかにかかっています。

・メールの件名は短く最初の20文字前後に要点をまとめましょう。また「〇〇%オフ」や「先着〇〇名限定」といった数字を入れることで注目度が上がります。

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パーソナライズした件名

購読者自身が登録したメールマガジンでも、広告のようなメールばかりだと飽きられて読んでもらえない、または開封すらしてもらえなくなります。メールマガジンであっても「あなたに届けています」といったone to oneのコミュニケーションを意識しましょう。

件名に購読者の名前を差し込むことで、その効果が期待できます。また、送信者名を企業名ではなく、メールマガジン担当者の名前、シェフの名前など個人名を名乗ることで、ぐっと親近感が増し、メール開封効果をupさせることにつながります。

伏見’s ポイント:
よくメルマガのタイトルとして会社名や商品名、メルマガvol 〇〇、メルマガ4月号とつけて送られているものを目にすることがあります。(例えば、「Benchmark Emailメールマガジン4月号」など)

ですが、これだとメルマガにどんな内容が記載されているのかわかりませよね。既に周知のブランドであれば話は別かもしれませんが、毎回同じタイトルだと、購読者に飽きられてしまいます。その結果、読まれずにゴミ箱行きとなるケースがあります。(私自身もタイトルに魅力を感じないと、読まないことはよくあります)

メルマガ内の最初のコンテンツを紹介するなど、メールタイトルには内容を反映させたものを考えてみましょう!

3. メールの内容ではメリットを伝える

「配信する内容が思い浮かばないよ」とお悩みの方もいるかもしれません。
ですが、考え方次第でメールに記載するほどの内容ではないと思っていたものも十分コンテンツになるのです。

例えばこんなコンテンツがあります。

  • 新商品のお知らせ
  • 季節のキャンペーン(母の日、バレンタイン、クリスマスなど)
  • 今月のおすすめメニュー
  • 誕生日月のお客様へクーポン
  • 商品開発の裏話
  • 家で簡単にお店の味が作れちゃうおすすめレシピ
  • 開催されるイベント/フェア(ハッピーアワー)
  • ECサイトで使えるクーポン

そして忘れてはならないのが、これらの情報を記載すると共に、必ずレストランのホームページや、クーポンダウンロードページへのリンクを付けることです。

2017-04-27_1718(イギリスの大手ピザレストランチェーン、Pizza Expressのメールマガジン。コースメニューを複数頼むとお得であることをアピールし、オレンジのボタンからクーポンを獲得することができます。)

関連ブログ:【レストラン事例】お客様とのエンゲージメントを深めるメルマガ活用 – パスタソースキッチン

メールマーケティングの効果を高める3つのポイント(応用編)

ここからはさらにメールマーケティングの効果を高めるためのテクニックをお伝えします。

1. 配信ツールを使おう

メール配信を行うには「メールの作成」「配信」という実務が伴いますが、これらを自力で行うのはとても大変です。画像付きのメールを配信するにはHTMLの知識など、ITスキルが必要になったり、GmailやYahooなどのメールでは同時に何百、何万通のメールを配信することはできません。

メールマガジン配信にはBenchmark Emailの様なメール配信サービスを活用することで、メール作成、配信をスムーズに行うことができます。導入コストと比較しても費用対効果や実務時間の短縮化、メールの改善を行っていくための効果測定が可能であることなどを考慮すると結果としてこういったツールを導入する方がメリットがありおすすめです。

2. スマホ端末を意識する

このブログを読んでいる人の中にもスマホを使っているという方が大半ではないでしょうか。事実、メールを読むのにもスマホが活用されているシーンは年々増えてきており、以下の様なデータがあります。

スマホで読みやすいデザインを心がけることが大切です。背景色とフォントの色をシンプルにすることで読みやすくなります。またブランドやお店のカラーに合わせることで、ブランドイメージの統一化ができます。

ここでもBenchmark Emailなどの配信ツールを活用することでスマホやタブレットなど、受信端末に合ったサイズに自動変換(レスポンシブデザイン)してくれるものがあります。

18160154_10154623832555888_1987983650_oブルーボトルコーヒーのメールマガジン)

関連ブログ:
メルマガのスマホ対応でデザインの参考になるメールマガジン12選
スマートフォンでも読みやすいテキストメールの作り方

3. TableCheckと連動するとリスト作りから配信までが簡単

レストランの顧客管理は別のツールを使っている、と言う方も多いと思います。そういった場合、メールマガジンを配信する度にリストを用意して、配信ツールに取り込むことも面倒な作業かもしれません。そういった時にも配信ツールを活用することで、面倒な作業を軽減させることができます。

Benchmark Emailではレストラン総合管理システムTableCheckと連携させることが可能なので、配信リストを作成することなく、TableCheckで管理している顧客情報を任意のセグメントでリスト化し、ボタンひとつでそのリストをBenchmark Emailに取り入れることができます。

リストの生成からメール配信がすぐにできる体制を構築しています。

関連FAQ:
TableCheckとBenchmark Emailを連携する方法は?

関連記事:
ホテル業界】レストラン管理システムTableCheckを併用した横浜ベイホテル東急のメール配信施策

さいごに

レストランは常にお客様との接点があり、且つ対面でのコニュニケーションが取れることから配信リストを集めやすい業種であると言えます。定期的にメールを送ることで、お客様にレストランの存在を思い出してもらうことができ、結果リピートにもつながります。

是非メールマーケティングを試してみてはいかがでしょうか?
以上、伏見でした。