メルマガの内容や配信方法を決めるためには、「読者のペルソナ」を設定して、どのようなお悩みを抱えているかを考えるのが近道です。
本記事では、メールマーケティングに必要な、効率の良い「ペルソナの作り方」をご紹介します。
AIツールを活用する場合のプロンプト例も合わせて掲載しますので、少人数でメールマーケティングに携わっている方はぜひご覧ください。
目次
メルマガのお悩みの多くは「読者像」の設定で答えが出せる
メルマガを始める時はもちろん、配信を続けている中でも、メルマガ担当者にはこのようなお悩みがつきものですよね。
- コンテンツ
- デザインや文章の雰囲気
- PC/スマホのどちらで読まれることを想定するか
- 送信時間
- 配信頻度
- 送りわけ(セグメント)をしたほうがいいのか
こうしたお悩みを解決するために役に立つのが「読者像(ペルソナ)」です。
友人にお祝いのメッセージを伝えるときと同じく、メルマガにおいても「どんな人に届けるのか」というイメージがあると、内容や送り方を決めやすくなります。
読者像のプロフィール・お悩み・興味関心を考える
あなたのメルマガ読者としてどのような人物像が考えられますでしょうか?
広告会社が行うような本格的なペルソナ設計をやろうとすると、大変時間がかかってしまいますので、メルマガ担当者に最低限必要なものを考えていくのがコツです。
メルマガ読者のペルソナ設定で押さえたいポイントはこちらです。
- どんなことを知りたいと思っているか(コンテンツ決めのヒント)
- どんな文体やデザインが好まれるか(トーン&マナー)
- 何時頃にメールを読むか
- PCとスマホどちらで読むことが多いのか
- どんな頻度でメールを送るのが好まれるか
では、こうした情報を導き出すためのステップを見ていきましょう。
ステップ①:基本情報を設定する
年齢や性別、職業や住んでいるエリアなどの客観的な情報をもとにした、シンプルなもので大丈夫です。
例:「関東に住む40代の会社員男性」
例:「関西に住む30代の子育てをする女性」
例:「過去に自社の商品を購入してくれた学生」
顧客の平均年齢などのデータがあれば活用しましょう。
営業部や販売店など、実際にお客様と接する部門があれば尋ねるのも有力でしょう。
以下のようにAIを活用することで、アイデアを広げやすくなります。
「基本情報を設定する」ためにAIを活用する場合のプロンプト例
あなたはマーケティング担当者です。以下の商品/サービスのターゲットとなるペルソナの基本情報を作成してください。
# 商品/サービス
(ここに自社サービスを記載)
# 出力項目
・年齢
・性別
・職業
・居住エリア
・ライフスタイル(簡単に)
複数のペルソナが出てきて迷ってしまった場合は、まずは一人(または一つの集団)に絞りましょう。
たとえば家族アルバムアプリ「Famm(ファム)」の事例では「主に20代から40代の子育て中の女性」と読者像を設定しています。

子育て中の女性に読者像を設定している「Famm(ファム)」の事例記事はこちら
ステップ②:人物像を具体化する
その人物の価値観や行動パターンについて考えます。
これについてはAIを活用するのがおすすめです。
「人物像を具体化する」ためにAIを活用する場合のプロンプト例
先ほど作成したペルソナについて、より具体的な人物像を描写してください。
以下の観点で詳しく説明してください:
・性格や価値観
・日常の行動パターン
・情報収集の方法(SNS、検索など)
・よく利用するサービス
ステップ③:悩み・課題を洗い出す
次に、ペルソナの悩みや課題について考えます。
自社サービスで解決できそうなものを、5〜10個ほど挙げてみてください。
「悩み・課題を洗い出す」ためにAIを活用する場合のプロンプト例
このペルソナが抱えていそうな悩みや課題を、できるだけ具体的に10個挙げてください。また、それぞれの悩みの背景も簡単に説明してください。この時取り上げる悩みは、(ここに自社サービスを記載)で解決できそうなものを中心にしてください。
読者の悩みが分かってくると、継続的に配信していくべきテーマが定まってきます。
ステップ④:興味・関心を考える
ペルソナの悩みが見えてきたら、興味・関心を持ちそうなテーマについて考えましょう。
迷った場合には、解析ツールで需要を調べたり、顧客対応をしている部署にヒアリングをしたり、顧客に「どのようなコンテンツを読みたいか?」とアンケートをとってみても良いかもしれません。
ちなみに、当社調査によると、メルマガ登録時に読者が期待しているコンテンツは以下のようになりました。
【調査結果:メルマガに期待しているコンテンツ】
こうしたデータも参考にしながら、ご自身の読者であればどのようなコンテンツを期待しているかを考えてみてください。
「興味・関心を考える」ためにAIを活用する場合のプロンプト例
このペルソナに向けてメルマガを配信するにあたり、興味を持ちそうなテーマや情報を教えてください。
・関心の高いトピック
・クリックしたくなるコンテンツの特徴
・メルマガで反応しやすい内容
ステップ⑤:メールでの伝え方を考える
プロフィールが決まったら、その人の生活のリズムや行動パターンなどを考えて、メルマガを読む時間帯や、適切な配信頻度などを考えていきましょう。
ビジネスメールは午前中〜午後の早い時間、プライベートのメールは昼休みまたは夜寝る前の時間が読まれやすいというデータがあります。
また、Google Analyticsなどの解析ツールを使って、自社のメインユーザー、できれば購入に辿り着いているユーザーがWebサイト上でどのような行動パターンをしているか探るのもおすすめです。アクセスが多い時間帯はメールを送るのに適した時間である可能性が高いです。

関連記事:メルマガを配信する時間と曜日の”正解”は?読者の行動時間と調査データから仮説を立てよう
関連記事:メルマガの頻度は月に何回がいいの?他社平均と最適なペースの見つけかたは?
「メールでの伝え方を考える」ためにAIを活用する場合のプロンプト例
複数の読者像がある場合は、セグメント配信を検討
複数の読者像が想定される場合は、ペルソナを複数つくるといいでしょう。
読者像に用いる情報が、顧客リストに入れられる項目であれば、メール配信の際に絞り込み配信(セグメント)が必要になったときにも役立ちます。
複数設定する例:企業と就職希望者の交流会を主催する部門の場合
「30〜50代の、企業の採用担当者」
「20代の、就職先を探している学生」
「20〜50代の、転職を考えている社会人」
複数のペルソナに分けられるという分析ができていると、それぞれの属性に特化したコンテンツを送るといった施策を取ることができます。
使用デバイスを意識したデザインに
配信時間や頻度だけでなく、読者の使用デバイスも意識してメールを作成してみましょう。PC/スマホどちらのデバイスで読まれているかは、自社サイトのアクセス情報が参考になります。
当社が行った調査結果によると、仕事用・プライベート用のメールアドレスそれぞれで受信したメルマガを読むデバイスの割合は以下となっています。
【調査結果:スマホ/PC比率のデータ】
ビジネスメールではPC多め、プライベート用メールではスマホが多めになっています。
また、年齢による傾向の差があるため、20〜30代向けのメールではよりスマホへの意識が必要です。
たとえばファッションECサイト「Tshirt.st」の事例では、完全にスマホ向けに特化したメールデザインの例を見ることができます。

スマホ向けに特化したメールデザイン「Tshirt.st」の事例記事はこちら
まとめ
メルマガ読者像の設定方法と、適切な配信時間などの考え方をご紹介しました。今後の記事でも「読者像」の設定が前提となりますので、みなさんもぜひ以下のポイントを押さえて、読者像を考えてみてください。
- どんなことを知りたいと思っているか(コンテンツ決めのヒント)
- どんな文体やデザインが好まれるか(トーン&マナー)
- 何時頃にメールを読むか
- PCとスマホどちらで読むことが多いのか
- どんな頻度でメールを送るのが好まれるか
- いくつかの読者層がある場合、上記の設定を変えたほうがいいのか(セグメント配信)
出来上がった読者像は、社内で関係する人たち、例えばWebサイトや広告、SNSなどを担当している人たちと共有しておきましょう。思わぬフィードバックや連携ができて、より良いメルマガ作りにつながるはずです!
*本記事は、2020年11月に公開した記事をアップデートしたものです。
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