ECサイトにおけるメルマガの目的と効果

ECサイトにおけるメルマガは、自社商品の魅力や最新情報を定期的に届け、購買につなげるための重要な接点です。

一般的なメールの平均開封率は23%程度ですが、これを件名をクリックする割合だと考えると、検索広告やSNS投稿をクリックする割合(平均数%)と比べて非常に高い数値です。

つまりメールは、すでにブランドに関心を持っている、熱量の高い顧客に直接アプローチできるチャネルだと言えます。

そのため「リピーター獲得・アップセル」や、「ブランディング」に効果が期待できます。

ECサイトのメルマガの種類

ECで特に売上につながりやすいメルマガとしては、次の2種類が代表的です。

● 商品紹介メール

新商品・人気商品・再入荷品など、売りたい商品をピンポイントで紹介するメール。
読者の興味に合えば、最も直接的に購買につながります。

● クーポンメール

キャンペーン・割引・期間限定セールなど、価格メリットで購買を後押しするメール。
「今買う理由」を作る施策として非常に強力です。

他にも、ブランドストーリーや、使い方、お役立ち情報の発信などを通して興味関心を醸成することも有効です。

こうした前提を踏まえた上で、最もよく活用されている商品紹介メールのデザインを本記事では解説したいと思います。

商品紹介メールのデザイン要素

商品紹介メールを効果的に作るために、特に押さえておきたい基本要素がこちらの5つです。

1. トップ画像

メールの第一印象を決める最重要パーツ。

テーマや注目商品を大きく見せることで、メールを読み進めるきっかけを作ります。

(例)
✔️テーマを象徴するイメージ
✔️ブランドの世界観を伝えるキービジュアル
✔️掲載商品を組み合わせたタイル画像

ECメールの構成要素「トップ画像」の例

2. 特集テーマ

メール全体の方向性を一言で示す要素。
テーマが明確だと、読者は「自分に関係ありそう」と感じやすくなります。

(例)
✔️「秋の新作特集」
✔️「人気No.1アイテム再入荷」
✔️「カビ対策!水回りお掃除アイテム特集」

 

3. 掲載商品の数

世界観重視なら少なめ、セールや便利アイテム紹介なら多めなど、目的によって掲載数が変わります。
商品数はメール全体の読みやすさにも影響するため、ブランドのキャラクターに合わせた最適化が重要です。

4. 商品画像

画像には統一感があるほど、読みやすく、ブランドの印象も良くなります。
背景色・サイズ・明るさなどを揃えるだけで、メール全体が一段と上質に見えます。

画像の色やサイズを揃えた例

5. 解説文章

商品の魅力を「ひとことで伝えるか」「しっかり説明するか」を読者の好みに合わせて決めます。

・簡潔に魅力を伝える
・読む楽しさのあるコラム調にする

など、ブランドや商品特性に合わせて変えると効果が高まります。

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商品紹介メールのデザイン3タイプ

商品紹介メールのデザインは、目的とブランドの方向性に合わせて構成を選ぶことがポイントです。

「魅せる」「伝える」「数で勝負する」のうち、どのタイプが自社に合うかを見極め、メルマガの効果を最大化していきましょう。

ECメールデザインの代表的な3タイプ

 

① 魅せる「ブランド世界観タイプ」

 「ブランド世界観タイプ」は、ビジュアルを印象付けることで売上につながるメールデザインです。

構成:
大きなビジュアル(画像)に、最小限のテキストを加える。

商品数:
1〜5点程度

このタイプが向いているのは:
単価が高めの、アパレル・コスメ・雑貨など

メリット:
世界観を伝えやすく、印象的。

 

② 伝える「じっくり解説タイプ」

「じっくり解説タイプ」は、商品を理解してもらうことで、購買意欲を高められるメールデザインです。

構成:
1商品ごとに、丁寧な説明と、1枚〜数枚の画像を掲載。

商品数:
1〜5点程度

このタイプが向いているのは:
家電、美容器具、健康食品など。機能性、素材、ストーリー性に付加価値がある商品に向いている。

メリット:
理解・納得を促し、購買意欲を高めることができる。

 

③ 数で勝負する「大量陳列タイプ」

「大量陳列タイプ」は、バラエティの豊かさによって、幅広い層にアプローチできるメールデザインです。

構成:
複数の商品をグリッド状に並べる。

商品数:
10〜30点程度で、ショップによって幅がある。

このタイプが向いているのは:
総合通販、雑貨、セール特集など。
購入するハードルが低めで、幅広い客層へ向けて発信したいときに向いている。

メリット:
一度に多くの商品を紹介でき、クリック導線を増やせる。

 

自社ショップにあったメールデザインタイプを選ぶ方法

1.商品カテゴリや読者層は幅広いですか?

幅広いのであれば、各自の需要にアプローチできるようにたくさん商品を載せられる「大量陳列タイプ」がおすすめです。

限定されているのであれば、掲載商品が少なくても読者に刺さるため、「ブランド世界観タイプ」や「じっくり解説タイプ」で狭く深く刺していくのが良いでしょう。

2.ユーザー体験として求められているのは?

たくさんの商品から自分好みを選べる楽しみであれば、読者が能動的に選択を楽しむことができる「大量陳列タイプ」がおすすめです。

「知る人ぞ知る」商品を教えてもらえる楽しみであれば、厳選した商品を「ブランド世界観タイプ」や「じっくり解説タイプ」で紹介するのが良いでしょう。

3.商品の魅力は一目で伝わりますか?

一目で伝わりやすいのは、デザインが重要な商品や、基本的な機能を持っている商品などを取り扱う場合でしょう。この場合は「大量陳列タイプ」や「ブランド世界観タイプ」で大丈夫です。

一目では伝わりにくいという場合は、高い機能性、素材のすばらしさ、製造過程のストーリーなどを伝えることによって、読者の購買意欲を高める必要があります。「じっくり解説タイプ」がおすすめです。

 

まとめ

読者に「読みたい」「クリックしたい」「買いたい」と思ってもらえるメールは、デザインと内容の最適な組み合わせから生まれます。

自社の商品や顧客層に合わせて、ぜひ今回ご紹介したデザインのコツを活用しながら、メルマガの成果向上につなげてみてください。

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著者情報:

by 山本 美智