これからメールマーケティングを始めたいという企業のマーケター方向けに、ゼロから本格的なメルマガ配信を行うまでの手順をまとめました。

メルマガの目標設定から始めて、リストの準備、メールの作成、効果測定まで、一通りの流れをわかりやすく解説します!
メール担当は1〜2名の少人数で行われる場合も多いと思いますので、AIを活用する方法もお伝えします。

①メルマガの目標を考える

メルマガの目標設定は、2ステップで行うのがポイントです。

まずは、読者にあなたのメルマガを読んで「何をしてほしいのか?」を書き出してみましょう。

メルマガ読者に何をしてほしいのか

(例)
・商品やサービスを購入してほしい
・セミナーやイベントに申し込んでほしい
・Webサイトの情報を読んでほしい
・店舗や施設に来てほしい
・定期的に自社のことを思い出してほしい、長く愛着を持ち続けてほしい

 

次に大切なのは、書き出した「○○してほしい」に数字で目標を付けることです。

もし「購入してほしい」という目的でメールを配信するなら売上金額や申込数が指標になりますし、まずは「関心を持ってほしい」というところを目的にするのであれば、開封率やクリック率を追っていくと良いと思います。

メルマガの達成目標(例)

・開封率〇〇%、クリック率〇〇%
・メルマガ配信週の売上〇〇%UP
・メルマガ経由のアクセス〇〇件
・メルマガ経由のセミナー申込者〇〇人
・メルマガで特集した商品の問い合わせ〇〇件

 

目標を決めることで、配信内容やデザインのイメージも膨らみやすくなります。
具体的な数字を決めるのが難しい場合でも、まずは「どの指標を追っていくか」を決められると良いですね。実際に1〜2ヶ月ほどメール配信を続けてみることで、自社の目標数値が見えてくる場合もあると思います。

開封率やクリック率の目標設定には、以下の平均データも参考にしてください。
業界・地域別メルマガ平均開封率レポート【2026年版】

AIを活用してメルマガの目標を考えたい場合は、以下のプロンプトも参考にしてください。

メルマガの目標設定をするためのプロンプト例

メールマーケティングを始めようと考えています。
参考記事:https://www.benchmarkemail.com/jp/blog/how-to-start-email-marketing/
まずは「①メルマガの目標を考える」から始めるため、下記の提案をしてください。
マーケティングの初級者でも実務に取り入れやすいような提案にしてください。

#提案してほしいこと
・メールマーケティングを通して、顧客をどのように動かすべきか
・上記の達成を検証するために追うべき指標と、目標数値(2〜3個)

#自社商品・サービスの概要
(概要またはサイトURLを記入)

#現時点での課題や、メールマーケティングに求めていること
(あれば記入)

AIを活用する場合は、確認とフィードバックによって、なるべく精度を上げるのがポイントです。
提案された内容(特に目標数値)が実際の状況に合っているかを確かめて、誤りやズレがあればそのようにフィードバックしましょう。もしも複雑すぎる提案をされた場合は、もっと簡単にしてほしいと伝えたり、取り入れられる範囲で採用するという判断も大切です。

 

②メルマガのターゲットを考える

次に、どんな人たちに向けてメルマガを書いていくのかを考えましょう。
ポイントは、メール配信に必要な情報から広げすぎないことです。

以下の点についてイメージを書き出していきます。

(参考)メルマガのターゲット分析に必要な項目

・代表的な属性(役職・年齢・性別・居住地など)
・どんな悩みを持っているのか
・どんなコンテンツを読みたいのか
・どんな文体やデザインを好むのか
・何時頃にメールを読むのか

 

はじめに代表的な属性をピックアップしたら、その他の項目について予測を立てていきましょう。
もし可能であれば、実際に顧客と向き合う機会があるような部署に尋ねたり、顧客アンケートを行います。

自分だけで考えるのは難しいという場合は、AIを活用するのもおすすめです。
以下のブログ記事では、ペルソナ作りの手順をプロンプトつきでご紹介しています。

✅迷ったら参考に:メルマガを読むのはどんな人?読者像(ペルソナ)を作るためのプロンプト例

③配信リストを作る

まずはリストに登録する項目を決めましょう。
管理作業をシンプルにするため、まずは最低限から始めるのがおすすめです。

(1)メールアドレス

(2)名前や会社名などの基本情報

このような基本情報は、メールの中に名前や会社名などを差し込みたい場合や、誰が開封したのかをレポートで確認したい場合に必要になります。

(3)セグメント配信に必要な情報
読者の属性によって異なる内容を配信したい場合は、その情報も必要になります。

(参考)セグメントリストの例

・性別、年齢層
・来店回数、購入回数
・顧客のステータス(名刺交換をした方、資料請求までした方、契約済みの方など)
・契約中のプラン(無料プラン、有料プランなど)

 

なお、「特定電子メール法」では、配信許可を得ていないメールアドレス(購入したリストなど)への配信が禁止されています。
配信リストのアドレスの取得方法に問題がないか、必ず確認しましょう。

「特定電子メール法」の詳細は:メルマガで法律違反になる前に!「特定電子メール法」を押さえて宣伝・広告メールを配信しよう

また、存在しないアドレス宛に大量のメールを送ってしまうと、あなたのドメインの評価が下がってしまうので気をつけましょう。何年も前から保管してあるような古いリストは避け、まずは数年以内に連絡をしたことのあるアドレスからアプローチしていきましょう。

④配信する内容を考える

メルマガで配信される代表的なコンテンツには、以下のようなものがあります。

  • 新着商品やアップデートに関するニュース
  • セールやクーポンのお知らせ
  • カテゴリに関連するお役立ち知識
  • イベントやセミナーの情報
  • オリジナルコンテンツ(ブログ・ホワイトペーパー・動画)

ターゲットとなる読者が読みたい内容と、自分たちが届けられる内容が合致するところを探しましょう。

✅迷ったら参考に:開封率が上がるメルマガネタの探し方6選とネタ切れ対処法


以下のように、かんたんなメールの構成案と、1〜2ヶ月分のコンテンツカレンダーを用意しましょう。
配信頻度についてはのちほど改めて検証しますので、まずは仮で入れてみます。

メルマガで送るコンテンツ案

メルマガネタのアイデア出しや、毎回の文章作成にはAIの活用もおすすめです。
以下のブログで、使い方やプロンプト例をご紹介しています。

✅詳しい方法は:ChatGPTを使ってメルマガを作成する方法とプロンプト例

1通あたりにどれくらいのコンテンツを載せれば良いのか?と迷ったら、まずはシンプルに1メール1コンテンツから始めてみるか、あるいは同業他社のメール構成を真似してみるのがおすすめです。

同業他社のメルマガにはたくさんのヒントが隠れているはずなので、なるべく購読しましょう。
また、世間一般のメルマガによく載っている定番要素も参考になります。

✅迷ったら参考に:コンテンツ要素の定番20個を調査!メルマガには何を載せるべき?

AIを活用する場合は、以下のプロンプトを参考にしてください。

メルマガのコンテンツ企画を立てるためのプロンプト例

メールマーケティングを始めようと考えています。
参考記事:https://www.benchmarkemail.com/jp/blog/how-to-start-email-marketing/
「④コンテンツを考える」の段階に取り組みたいため、下記の提案をしてください。
マーケティングの初級者でも実務に取り入れやすいような提案にしてください。

#提案してほしいこと
・メールに掲載するコンテンツ案
・1〜2ヶ月分のコンテンツカレンダー

#自社商品・サービスの概要
(概要またはサイトURLを記入)

#メールマーケティングを通して達成したいこと
(目標を記入)

#読者の属性や悩み
(ペルソナ情報を記入)

#自社から提供できる情報
(あれば記入)

#メールに必ず載せたい情報
(あれば記入)

#配信頻度
(仮で良いので記入)

 

⑤メルマガを送る頻度と時間を決めよう

メルマガ配信の目標に「商品やサービスを思い出してもらう」という側面があるのであれば、最低でも月に1〜2回以上のペースで配信することをおすすめします。

配信頻度が高すぎると配信停止に繋がりやすくなるため、読者の需要に合ったペースで送りましょう。

一般的なメールの配信頻度は、以下のように言われています。

  • 毎日配信:メディアなど、日々の情報収集ツールとしての役割を期待されているもの
  • 週1回以上配信:購入頻度が高いもの、低単価のもの
  • 月1〜2回配信:購入頻度が低いもの、高単価のもの

✅迷ったら参考に:メルマガの頻度は月に何回がいいの?他社平均と最適なペースの見つけかたは?

 

次に、読者の生活スタイルから、どのような曜日や時間にメールを配信すると開封や購入に繋がりやすいかを考えます。

まずは自社サイトのアクセス情報や購入データを見て、反応の良さそうな時間を探りましょう。

ビジネス向けのメールは午前中〜午後の早い時間、プライベート向けのメールは昼休みまたは夜寝る前の時間が読まれやすいという調査結果もあります。まずはその時間に送ってみるのも良さそうですね。

✅迷ったら参考に:メルマガを配信する時間と曜日の”正解”は?読者の行動時間と調査データから仮説を立てよう

⑥メールを作成する

ここまで読者像やコンテンツについて考えてきたので、とても良い骨子が出来ていると思います。
メール配信システムのデザインテンプレートなどを参考に、メールを作成してみましょう。

いくつかメール作成のヒントをお教えします。

ファーストビュー
メールを開いた瞬間に見える画面で、メールの主題を伝えましょう。

画像
読者の目を惹きつけたり、文字では説明しにくい情報をわかりやすく伝えられます。

見出し
本文よりも目立つデザインで「見出し」をつけると、内容が頭に入りやすくなります。

CTA
クリックしてほしいメインコンテンツはボタンリンクを使い、補助的な情報はテキストリンクですっきりとまとめるのがおすすめです。


読みやすいメルマガを作るための手順を、こちらの記事でご紹介しています。

✅迷ったら参考にデザイン初心者でも90点レベルのメルマガを作れる6つの思考プロセスとは?

 

なお「特定電子メール法」では、送信元の情報と、配信停止リンクの掲載が義務付けられています。
メール配信サービスを使う場合は、こうした仕組みはシステム化されている場合がほとんどです。自社で配信環境の構築を行っている場合は特に慎重に確認しましょう。

「特定電子メール法」の詳細は:メルマガで法律違反になる前に!「特定電子メール法」を押さえて宣伝・広告メールを配信しよう

⑦ドメイン認証設定を行う

ドメイン認証設定とは、送信元の身元証明のようなもので、迷惑メールを検知しやすくするための仕組みす。

近年ではGmailなどの受信サービスがガイドラインを設けて必須化されています。

本配信の前に必ず完了させましょう。

⑧テストメールで確認して、本配信する

本番配信をする前に、テスト配信で「内容に誤りはないか」「リンクは正しく動くか」「デザインは崩れていないか」をチェックしておきましょう。便利なチェックリストをご用意していますので、ぜひ活用してください。

HTMLメールの配信前チェックリスト!初心者から上級者まで忘れたくない17項目

配信後はレポートを確認しよう

メールマーケティングは、メルマガを配信して終わりではありません。はじめに決めた目標数値は達成できたでしょうか?開封率やクリック率などのレポートを確認しましょう。

代表的な指標には、以下の4つがあります。

  • 開封率(平均25.54%):メールを開封した人の割合
  • クリックスルー率(平均1.45%):メール内のリンクをクリックした人の割合
  • 配信停止率(平均0.10%):メールを配信停止した人の割合
  • エラー率:メールがエラーになり届かなかった人の割合

それぞれの指標を追いながらメールマーケティングの成果を改善していく方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
メルマガの効果測定で大切な指標とは?改善ポイントも解説

また、ChatGPTを使ってメルマガ分析を行うツールもご提供しています。
レポートをGPT-AIが自動分析!メルマガ解析ツールを無料公開

レポートの数字を見て「もっと良くしたい!」と思ったら、次回以降のメルマガ施策に活かしていきましょう。

メール配信システムでメルマガ配信を始めよう

メルマガ配信を始めるには、目標設定やコンテンツ作りなど、考えるべきことが多くあります。
その一方で、メール作成や、リスト管理、ドメイン認証、レポート計測といった技術的な部分は、メール配信システムを使うことでずいぶんと楽になります。

「Benchmark Email」は、これからメールマーケティングを始める方にぴったりの、導入しやすい便利なメール配信システムです。

気になる機能があれば、まずは無料トライアルをお試しください。

無料トライアルは月2,500通まで無料で配信でき、期間無制限でご利用いただけます。

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便利機能① ドラッグ&ドロップ形式のHTMLメールエディタ

専門知識がなくても使えるHTMLメールエディタで、どなたでもおしゃれなメールデザインを作成できます。豊富な業界別日本語テンプレートも参考にしてください。

Benchmark Emailのドラッグ&ドロップエディタ

 

便利機能②リアルタイムレポート機能

Benchmark Emailでは、開封数や開封率はレポートで簡単に確認が可能です。

グラフ形式の見やすいレポートは、初めてメルマガに挑戦する方にもおすすめです。

メール1通ごとのレポートはもちろん、過去30日・60日・90日の傾向も確認できます。

Benchmark Emailのレポート画面

 

便利機能③データ管理が楽になるコンタクトリスト機能

Benchmark Emailのコンタクト機能では、CSVファイルでデータを簡単にアップロード・更新できます。

名前・会社名などの情報はもちろん、タグを使ったデータ管理も可能です。

配信停止や配信エラーの記録も自動で管理されますので、メール到達率への対策も安心です。

Benchmark Emailのコンタクト管理画面

 

便利機能④Gmailのガイドラインに完全対応

Benchmark Emailでは、GmailやYahooメールの定めるガイドラインに準拠したメール配信が可能です。

ご利用されているサーバーに応じたドメイン認証方法を、アカウント上でご案内いたしますので、簡単に設定ができます。

 

これからメールマーケティングを始めてみたい!という方は、ぜひBenchmark Emailをお試しいただければ幸いです。

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*本記事は、2021年3月に公開した記事をアップデートしたものです。

 

 

 

執筆者:

山本 美智 |