こんにちは、ブログ担当の伏見です。

突然ですが、作成したメルマガにアンカーリンクを設置したが、うまく作動しないといった問題に直面したことはありませんか?

実はHTMLメールにおけるアンカーリンクは受信環境によってその作動をサポートしているものと、そうでないものがあるのをご存知でしたか?

今回はそんなHTMLメールにおけるアンカーリンクについてお伝えします!

リッチコンテンツなメールにはアンカーリンクを使いたい

HTMLの技術により、画像を掲載したメール、また容量の大きいメールを作ることが可能になりました。しかしそれゆえ、コンテンツ量が多くなり、購読者はスクロールダウンを繰り返すことになります。

そんな時webサイトの用にアンカーリンクを活用して、読んでもらいたいコンテンツに直ぐ飛んでもらえるようにしたいですよね。実際ベンチマークでもアンカーリンクをメールに仕込むことは可能です。

(ベンチマークのメールエディターでもアンカーリンクの設置が可能です)

ですが、残念なことに現状アンカーリンクを正しく設定していても、全てのメールクライアントでアンカーリンクが作動するわけではないのです。

HTMLメールではアンカーリンクの作動率は100%ではない

現在以下の環境下にてアンカーリンクの稼働のサポート状況が公開されています。

Emailクライアント アンカーリンクのサポート有無
Gmail(Web)
Gmail(アンドロイドアプリ)
Inbox by Gmail(アンドロイドアプリ)
Outlook(デスクトップ)
Windows Mail(Windows 10)
Yahoo!メール(Web)
Samsung emailアプリ(アンドロイド)
Outlook for Mac ×
Gmail(iOSアプリ) ×
アップルのメールソフト(iOS) ×
Outlook(Web) ×
Outlook(Androidアプリ) ×

(出典元:Anchor Links in Email: New Data on Rendering Across ISPs

対策は?

アンカーリンクが作動しないことは残念ですが、それを知っていることでいくつかの対策を行うことができますね。

■アンカーリンクを設置しない

メールを作る側からすると、長いメールだと読んでもらえないのでは、という思いが働きアンカーリンクを設置するかもしれませんが、スマートフォンが普及した現代において画面をスクロールダウンすることに抵抗のない人が増えているのは事実です。SNSをよく活用する人は特にスクロールダウンは日常茶飯事ではないでしょうか。

HTMLメールの配信であればクリック率といった数値の効果測定が可能なので、アンカーリンクを設置しないメールにおいて、どのくらいのコンテンツ量までクリックされている(=読まれているのか)を測定し、その後のメールのコンテンツ量を決めることできますね。

■メールを分割する

長いメールを送るのに抵抗がある方は、メールを2回、3回など複数回に分けて配信するのも一つの手です。配信頻度は上がりますが、その分購読者とメールによる接点は増えます。しかも1通あたりのコンテンツ量が分散されることで、1つ1つのコンテンツへの注目度は自然と高まります。

さいごに

メルマガにアンカーリンクを設置しようとしている方は是非購読者の受信環境を確認してみましょう。HTMLメールなら受信環境もある程度判明することができます。過去の配信でメールを受信している人の大半がアンカーリンクの作動する環境であれば設置することもできますし、そうでない場合はアンカーリンクを設置しないメルマガを配信してみましょう。

では、伏見でした!

 

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by Benchmark Team