みなさん、こんにちは。ブログ担当の伏見です。

以前「メルマガの到達率を高く維持するための正しい運用方法」というブログでメールマーケティングには配信リストの質がその効果を左右させるとても重要な要因であると共に、正しい配信リストの管理と運用方法などをご紹介しました。

今回は、Benchmark Emailが提携している「Kickbox」についてご紹介します。

これを使えば、メールを送信する前に不適切な宛先(エラー配信となる可能性の高いもの)を取り除くことができ、到達率の向上が見込めます!

配信リストにエラー配信となるアドレスが多く含まれているのはいけないことなの?

メールマガジン購読者から迷惑メール報告処理を受けたり、届かないアドレスへメール配信を繰り返すことで、その配信元ドメインはスパムの可能性があるという評価をつけられてしまいます。このような悪い評価を受けたアドレスからメール配信を繰り返した場合、以下のようなことが起きます。

  1. メールが迷惑メールタブへ振り分けられたる
  2. 受信側のメールサーバーで受信拒否されてメールが届かなくなる。

到達率が下がると、配信可能なはずのメールアドレスにも配信ができなくなります。また一度下がってしまったドメイン評価を再び上げるには、その後エラーを発生させないような配信リストで運用しても、半年から1年という長い時間が必要です。

これではメールマーケティングの効果を最大限に発揮させることができません。

こういった背景から配信リストを常に最新のものに更新しておくことがとても重要とされているのです!

Kickboxとは?

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Kickboxはメール配信を行わずにエラー配信となりうる無効なアドレスを判定することのできるサービスです。Benchmark Emailとは異なる外部サービスですが、Benchmark Emailをご契約いただいている方にはこちらのサービスを利用して、リストの照合を行うことをご提案しています。(※有料サービスです。)

ところでメール配信もしないのに、どうやってアドレスが有効かどうかを判断しているのか不思議ですよね?Kickboxではそういった質問に対応出来るよう、『How Kickbox Works』というページで解説しています。そのチェック材料はいたってシンプル。

メールアドレスに付随するSMTPプロトコルをチェックしています。

(SMTPとは電子メールを送信するために使用するアプリケーションのプロトコルで、メールを送信すると、一旦受信者のSMTP サーバへ送られる仕組みとなっています。)

※リスト照合サービスを検討される方はこちらのページで詳細をご確認ください。

※Kickboxでチェックし、照合を行った配信リストは、そのリストに含まれるアドレスのうち95%以上がメール配信可能なものであると明言しています。

Kickboxでチェックを受けたアドレスの分類

Kickboxを通してチェックしたメールアドレスはどういった状態なのか、判定結果(ステータス)が表れます。それぞれのステータスは以下のようになっています。

  • Deliverable – 受信側が存在しており、送信しても問題ないアドレス
  • Undeliverable – 送信してはいけないアドレス(存在しないアドレス)
  • Risky – 送信した場合、エラーとなる可能性のあるアドレス
  • Unknown – メールアドレスサーバーから返信シグナルがなかったもの。一時的なサーバーエラーの場合と既に利用されていないアドレスといったハードエラーとなる両方の可能性のあるもの。

そして上記の判断結果となった際の理由も確認することができます。特によくあるものが以下の3つです。

  • Invalid Email – 特定のメールアドレスが存在していないもの
  • Invalid Domain – ドメインが存在していないもの
  • Accept All – 配信を行わないとわからないアドレス(受信側のセキュリティーや設定などでメールを受信しない可能性のあるもの)。そのため、Accept Allとなったアドレスへの配信には注意が伴います。

さいごに

メールアドレスが有効かどうかを判定するのみのサービスが存在するほど、メールマーケティングにとって配信リストはとても重要なものなのです。今回のブログではKickboxについて紹介しましたが、Benchmark EmailではBriteVerifyというサービスとも提携し、リストの精査を行っています。是非この機会に配信リストの質を見直してみてはいかがでしょうか?

以上、伏見でした。

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by Benchmark Team