こんにちは、コンテンツ担当の伏見です。メールに動画を埋め込めば、メール上で動画が再生されてメール施策の効果がさらにアップする、と思われている方多いのではないでしょうか?実はメールでは動画が再生されないケースもあるのです!

今回は動画メールが再生されない理由と動画がどの様に再生されるのかをご紹介します。

なぜ動画が再生されない?

端的に言ってメールクライアントによってメール内での動画再生をサポートしているものと、そうでないものがあります。なので、仮に動画メールを作って自分にテスト配信をしたところ、受信箱で開封したメール上で動画が再生していたからといって、メールを受信した全ての購読者が同じ様に動画を見ているとは限らないのです。

メール内で動画が再生される環境

メールクライアント メール内ビデオ再生 静止画表示
Apple Mail
Outlook for Mac
Thunderbird
iOS 10+, Native Client
Samsung Galaxy, Native
Android 4, Native Client
AOL Mail
Gmail Webmail
Gmail Android
Gmail iOS
Lotus Notes
Outlook 2003-2016
Outlook Android
Outlook iOS
Outlook.com
iOS 9, Native Client
Yahoo! Mail

(参照:A How-To Guide on Embedding HTML5 Video in Email

動画が再生できない環境でメールを受信すると、動画が静止画として表示されるだけとなります。

また容量の大きいメールは迷惑メールと判断されるリスクもあるなど、動画メールにはまだまだ改善点があるのが現実です。

そこでBenchmark Emailではせっかくの動画を無駄にしないために、動画をメールに貼り付けると、動画の1カットが静止画となり、自動で動画再生アイコン付きで表示されます。それをクリックすることでWeb上で保存されている動画ページ(例えばYouTubeなど)へ進み、そこで動画が再生される仕様を採用しています。

メール購読者にも動画があることをアピールできるだけでなく、データ容量を軽減できることから、受信箱へちゃんと届ける事ができます。

またメール内の動画貼り付け位置によっても受信者への行動喚起が異なってきます。例えば動画をメールの前半、後半に貼り付けることで、それぞれ以下の様な事が想定できます。

メール前半に動画を配置

メールを開封後、即動画に注目してもらえる。しかし動画ページへ進んだ事で、その後またメールを読みに受信箱を確認してくれるかは確定事項ではないため、動画ページで商品購入などのコンバージョンができる様な動線を作っておく必要がある。

メール後半に動画を設置

メールを読んだ上で動画に進んでもらえることが想定できます。なのでメール前半で目的をしっかり伝え、理解してもらえた上で(ないし興味を持ってもらった上で)、動画を見てもらえるので購読者の理解度が深まり、コンバージョンが期待できるかもしれません。

※どちらが効果があるのかは、是非A/Bテストなどを使って自身の購読者の傾向を分析してみましょう!

Benchmark Emailで実際に動画を貼り付けてメール配信をしてみる

ではBenchmark Emailでは実際に動画を貼り付けたメールが受信側でどの様に表示され、どの様に動画が再生されるのか確認してみましょう。

Benchmark Emailに動画を貼り付けます。


「動画」ブロックをメールレイアウトの任意の箇所にドラッグ&ドロップ

動画が張り付きます。動画がある事がわかる様に、動画キャプションの真ん中に再生マークが自動で付きます。

メールを送信して、受信箱でメールを確認します。


このように動画を貼り付けてもメール内で動画が再生されるのではなく、動画がある元のwebサイトへ飛んで、そこで再生される仕組みとなっています。(今回の動画はYouTubeにアップしていたので、YouTubeへ移動したということになります。)

GIF画像ならメール上で再生が可能

以前動く画像のGIFアニメーションのブログでもご紹介しましたが、メール上に「動き」を加えたいのならGIFがおすすめです。受信箱でもGIFなら動きあるメール配信が可能です。

さいごに

今回はメールにおける動画の再生と動画リンクを設置するメリットをお伝えしました。
では、伏見でした!