
本記事はBenchmark本社のブログ記事 “6 Email Marketing Trends for 2020” を基にしています。
近年のデジタルテクノロジーの中でも、メールは飛躍的な進歩を遂げています。それと同時に、読者の求めるものも進化し、多様化してきました。
今回は、読者の期待に応え続ける最新のメルマガトレンドを5つご紹介します。
目次
メルマガトレンド1. 洗練されたデザインであること
メルマガのデザインはブランドの顔とも言えるため、優れたものであればあるほど効果的です。
最近の読者はデザインに敏感な人も多いため、洗練されていないフォントやカラーを使ってメルマガを送ってしまうと、それだけで企業のイメージを損ないかねません。
内容が重要なのはもちろんのこと、これまで以上にデザイン面を重要視していく必要があります。
メルマガデザインの基本的なポイントを知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
こちらの記事には、海外のメルマガ事例が満載です。
以下の記事で紹介している画像の加工も、デザインの魅力を引き立たてるのに役立ちます。
メルマガトレンド2. 読者の多様性を尊重するデザインであること
性別や年齢、宗教、言語、障がいの有無、人種など、読者には一人一人様々なバックグラウンドがあります。こうした多様性を理解・尊重した上で普遍的なデザインを作成する手法を、インクルーシブデザインと言います。
幅広いユーザーに楽しんでもらうためには、例えば下記のことに気をつけるなどが挙げられます。
・大きめのフォントを使う
・論理的な順番でコンテンツを配置する
・動画には字幕をつける
最近はさまざまなWebサイトでインクルーシブデザインが採用されることが増えています。メールへの適用はまだ進んでいませんが、今後メルマガにおいても重要となってくることでしょう。
メルマガトレンド3. 動画を活用していること
メールに動画を入れるというのは今に始まったことではありません。しかしメールのクリック率が飛躍的に上がるなど、動画の活用効果への認識が年々広がってきています。
メールマーケティングで動画を活用するためのポイントは、動画を短くして要点を押さえておくことです。動画は楽しませるだけのものでなく、有益なものでなければならないので、読者にとって本当に価値のあるものを盛り込むようにしましょう。
「動画作成」というとハードルが高く感じられる方も多いかと思いますが、難しく考える必要はありません。興味を持っていない人も対象のテレビコマーシャルと違って、ユーザーとの関係性ができているメールに使う動画は高品質である必要はないのです。
まだ活用ができていない方や動画作成でつまずきを感じている方は、こちらの記事をぜひ参考してみてください。
メルマガトレンド4. ユーザー生成コンテンツ(UGC)を利用していること
顧客体験の共有は、最高のマーケティングツールの1つです。ユーザーがあなたの商品やサービスを利用した後にレビューをしたり写真を投稿したりすることで、共感度や企業への信頼度が上がります。
体験の共有は宣伝以上の効果があり、顧客の購買意欲に強い影響を与えます。そのため、肯定的なレビューやSNSへの投稿など、ユーザーが作成したコンテンツをメルマガで紹介すると効果的です。
メルマガトレンド5. 双方向コミュニケーションができ、わくわくするものであること
読者のコンテンツへの関わり方は、一方向から双方向のコミュニケーションに変化しています。
メールをただ読んでもらって終わりとするのではなく、メルマガにクイズやパズルを組み込む、プレゼントが当たるコンテストを開催してメルマガでお知らせをする、など読者をわくわくさせる取り組みも増えています。
例えばスターバックスでは、ロイヤルティプログラムに初めてサインアップした人に、1杯分のドリンクが無料になるプロモーションコードが届きます(下記記事参照)。
読者の興味を引くことで購買行動への動機付けをするこの方法は、コンバージョンやリピート顧客を獲得しやすくします。93%のマーケターが、こうした戦略は非常に効果的だと認識しています。
最後に
この記事では、最新のメルマガトレンドについてご紹介してきました。
今後は上記のトレンドに加え、AIの活用もさらに進んでいくと思われます。データ収集や分析、パーソナライズされたデータの提供など、時間と労力のかかる仕事はAIが行い、価値のあるコンテンツやイベントの企画など、マーケターが自分にしかできない仕事のみに力を注げる時代が来ています。
進化し続けるメールマーケティングの動向に、今後も注目していきましょう。
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