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「標的型攻撃メール」「フィッシングメール」だけじゃない!世間を騒がすサイバー攻撃と対処法
(この記事は2016年8月の記事を2018年3月に加筆修正を行なったものです。) こんにちは、コンテンツ担当の伏見です。 みなさんはサイバー攻撃と聞いてどんなことを想像しますか?フィッシングやなりすましメールなど、メール1つとっても様々あります。また大企業が被害にあったというニュースを聞くこともしばしばあります。 今回はそんなサイバー攻撃によって情報漏洩やウイルス攻撃を受けてしまうその前に、現代のビジネスパーソンなら知っておくべきメールを使ったサイバー攻撃の手口とその対処法をご紹介します! 近年のメールによるサイバー攻撃は手口が巧妙 そもそも私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、JTBが被害を受けたグループ会社に不正アクセスがあり、790万人分もの個人情報が流出した可能性があると発表したというニュースを目にしたからです。「標的型攻撃メール」という、文字どおり特定の相手を対象にしたメールから、内部情報への不正アクセスによる情報流出の可能性があったというものです。 その他のサイバー攻撃について調べてみると、8月に入ってappleを装ったメールを送り、アカウントへ不正アクセスをし、個人情報を奪おうとするメールが出回っていたり、同様に個人情報を奪う目的で人気ゲーム「ドラゴンクエスト」を騙ったスパムメールの報告があったりと、メールによるサイバー攻撃のニュースは思っていた以上に身近に存在しています。 また最近では「一般従業員より、役員の方がサイバー攻撃に騙されやすい」というデータもあります。 仕事でメールを活用することが多い現代のビジネスパーソンにとって、まさに「最も身近に潜む犯罪」と言えるでしょう。 2018/03追記:2018年を迎えた現在も、動画配信サービスNetflixを騙ったメールでフィッシングサイトに誘導する例や、LINEを騙ったフィッシングメールなどの報告もあり、まだまだフィッシングメールを含めたサイバー攻撃について警戒する必要があります。 メールを使ったサイバー攻撃は大きく分けて2種類 では、ここからは実際にメールによるサイバー攻撃にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。 メールでのサイバー攻撃は大きく分けて、「標的型攻撃メール」と「フィッシングメール」の二種類が存在します。 1. 特定の相手を狙った「標的型攻撃メール」 こちらは特定の個人や組織をターゲットとしたメールによる手口です。 一般的にメールに添付されたファイルを開いてしまうことで、あらかじめプログラムされていたシステムが動作し、ウイルス感染や機密データを奪われてしまうというものです。 標的型攻撃メールは特定の組織にいる複数の人に同時に送られることが多いそうです。つまり、メールを受信した内の一人でも開封し、添付ファイルを確認してしまうと組織として被害を受けてしまうことになるのです。 今では普段やりとりしているメールと見分けがつかないくらい手口が巧妙になっています。僕なら攻撃を受けたことに気付けるか、正直自信がありません。 2. 無差別犯罪「フィッシングメール」 こちらは特定の相手をターゲットとせず、不特定多数に向けて送られるメールです。よく知られている手口として、金融機関やクレジットカード会社を装い、偽のウェブサイトへアクセスさせるよう仕向けて、情報確認と称して口座番号やカード情報、パスワードなどをそのサイト上で入力させ、個人情報を奪うといったものがあります。 これまではテキストメールを使ったものが多かったのですが、ドラゴンクエストの例の様にHTMLメールが使われるなど、こちらも手口が巧妙化しています。 少しでも、変だな?と思ったら要注意! 実際に犯罪を見分けることは難しいのかもしれませんが、有効的な対策として”セキュリティーソフトを入れておく”、”パスワードをこまめに変更する”などが被害を最小限に抑えられる手法だと言われています。 ですが、メールを開封するというアクションを行うのは受信者であり、最終的にはメールを受信する一人一人の危機管理能力が犯罪抑止に繋がることは事実です。 そこで、どのようなメールを受信してしまった時に注意すべきか、以下をご確認ください。 ■メールの概要 今までにやりとりのない人からのメール 配信元がフリードメイン(@gmailや@yahooなど)のメール...
August 29, 2016
【メルマガ事例】カスタマーサポートの業務を大幅削減!株式会社フリーウェイジャパンが行ったメール施策とは
(この記事は2016年8月に公開された記事をリライトしたものです。) みなさんこんにちは、ブログ担当伏見です。 サービスベンダーにとってカスタマーサポートはユーザーの声を直接聞くことができる大切な業務の1つです。それゆえ、多くの時間を費やさなくてはならなくなり、業務効率化を図りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。 今回は無料のクラウドシステムや会計税務ソフトウェアの提供を通し、税理士、税理士法人、公認会計士などの会計事務所や中小企業の活性化を目指す、株式会社フリーウェイジャパンがおこなう、サポート業務の軽減に繋がったメール配信施策についてご紹介します! 株式会社フリーウェイジャパン(以下:フリーウェイ)は無料で使える、業務系クラウドシステム「フリーウェイシリーズ」を提供している会社です。 これらのサービスが全て無料で使えるということで、多くの中小企業で活用されているそうです。では、フリーウェイが配信するメールをチェックしてみましょう! フリーウェイのメール施策概要 メール配信を行っているサービス名: 業務系クラウドシステム「フリーウェイシリーズ」 メールマーケティングの目的: ・ユーザーとのエンゲージメント強化 ・クロスセル ・リード獲得 主な配信コンテンツ: ・サービスFAQ ・ブログコンテンツ(導入事例など) ・動画 ・セミナー情報 ・配信先の顧客が利用している製品と連動している別製品の紹介 目的達成への施策: ABテスト(件名、メール本文、配信曜日、時間帯などでテストし、開封率、クリック率をチェック) メールでFAQを届け、存在認知につなげ、カスタマーサポート件数を軽減 フリーウェイでは利用されているサービスのFAQをメールで送っています。 また同社では、各業務ソフトウエアの知識を持っているサポート担当者がメール作成・配信をおこなっているので、時期に応じて行わなくてはいけない業務(例えば確定申告)などユーザーのニーズに必要なサービス(フリーウェイ確定申告など)とそのFAQを配信することが可能なのです。 サービス認知と合わせてFAQページの認知にもメール配信を役立たせています。 さらに、FAQページがあることでユーザーがサービス利用に困った際に自発的にFAQページを探しに行くという行動にも繋げています。 フリーウェイではこの施策を始めたことで、カスタマーサポートの人数を最小限に留めることに成功しています。 メールを読んで内容を理解してもらうだけではなく、その後に取ってもらいたい行動を促し、その他の業務軽減にも繋がっているというとても理想的ですし、メールマガジンの応用的な使い方だといえます。 サービスベンダーのメール利用としてとても良い活かし方ですね! クリック率アップの秘訣は動詞的メッセージ?!...
August 22, 2016
オウンドメディアでのステップメール施策の失敗と改善をせきららに大公開
こんにちは。WEBマスターの手帳を運営している遠藤です。今回はWEBマスターの手帳でのステップメール施策について「失敗と改善」の経験をシェアしたいと思います。 WEBマスターの手帳では、見込み顧客のリスト獲得と信頼獲得を目的に、資料ダウンロードをしてくれた方にステップメールを使ったフォローやノウハウ提供をしています。今もトライ&エラーを繰り返しながら改善を進めていますが、ここに至るまでにもいろいろと試行錯誤を繰り返してきましたので、その経験が参考になれば嬉しいです! ステップメールとは まず「ステップメール」とはどんなメールなのかを改めて確認してみましょう。 ステップメールとは、メールを送る相手がとった特定の行動を起点に3日後にメールA、5日後にメールB、10日後にメールCと日数を基準に送るメールのことです。また「いつ、どのメールを送るか」を事前に設定しておき、メール送信自体は自動で行なうことが一般的です。 例えば、サービス提供をしている場合、ユーザー登録をした人に対して「ユーザー登録」という行動を起点に、3日後にサービスの利用方法、4日後にサービスの利用事例、7日後にサービスをより活用するための機能紹介、といったメールを送るのがステップメールです。 つまり、ステップメールはお客様へのフォローアップや信用獲得(エンゲージメント)を前もって設定しておくだけで、あとは自動でおこなってくれるメール施策なのです。 「見込み顧客のリスト獲得」のためにステップメールを導入 それではWEBマスターの手帳での「ステップメール」施策について書いていきたいと思います。まず、ステップメールを使い始めた理由です Benchmark Emailには「ステップメール」を配信できる機能があるので活用したいなと思ったのがキッカケで、WEBマスターの手帳のコンバージョン(ゴール設定)の1つである「見込み顧客のリスト獲得」にステップメールを使うことにしました。 そこで「ソーシャルメディアで企業アカウント運営を始めるための12ステップ」というステップメールを1つのコンテンツとして用意し、ソーシャルメディアの取り組みを始めるときに知っておくべきことや役立つ情報を配信することにしました。 順序立てて伝えたいときにステップメールは便利 WEBマスターの手帳のように「知識提供」がメインとなる場合には、セミナーや講座のように知識やノウハウを体系的に順序立て伝えたほうが、より実践的で効果的な学びを提供することができます。 そのような順番に伝えることに意味がある場合に「ステップメール」は、複数のメールを順序立てて送ることができますし、自動でメールが送信されるので手間がかからないという点でも、とても相性がいいですね。 ステップメールだけではコンテンツとして訴求力が弱かった 「ソーシャルメディアで企業アカウント運営を始めるための12ステップ」を公開した後はどうだったかというと、そこそこの登録があったのですが、資料ダウンロー ドと比較しても、登録者の伸び率やページヘのクリック率などが低く、ターゲットに対して訴求できていない可能性がありました。 そこで、なにかしらの変更が必要だと判断し、改善策として資料ダウンロードと組み合わせることにしました。 ステップメールを補完的な役割に変更...
August 17, 2016
ユーザー会を行う目的・メリットとは?過去4回の開催から学んだことをご紹介
みなさんこんにちは、ブログ担当の伏見です。 突然ですが、企業で行うユーザー会というものに参加されたことがある、または企画したいという方はいらっしゃいますでしょうか? 近年、IT業界を中心にWebサービスやシステムに関するユーザー会の開催が増えており、じわじわと身近なものになっています。 ですが、ユーザー会をよく知らないという方は「得体の知れない謎のカルト集会」の様なイメージがあるかもしれません。 そこで今回は、ユーザー会について、Benchmark Emailが過去に開催したユーザー会を通してその目的やメリットなどをご紹介します。 ユーザー会は直接サービスユーザーと触れ合えるとても貴重な機会! ユーザー会とは、あるサービスを利用しているユーザー同士が集まり、使い方の知識を交換したり、交流を行う場です。ユーザー同士で直接意見交換ができる分、参加者が持ち帰ることができる知識はとても多く実践的であります。 また企業がユーザー会を開催する場合、ユーザーに直接会うことでサービスに対する評価、改善点など、多くのフィードバックをもらえる絶好の機会です。 ユーザー会のメリット サービスによってメリットは異なりますが、ユーザー会を開催することで下記のようなメリットを得られることがあります。 参加者のメリット 他のユーザとの交流 同じような悩みを抱える担当者と交流する機会を得られる。 サービス利用における疑問の解消 利用方法などわからないことをユーザー間で共有することで問題解決できる。 新たな施策を発見 他社の利用方法を聞くことで、自社では使っていない機能や活用方法を知ることができる。 サービス提供企業との交流 サービスを提供している企業と直接話すことができ、要望を伝えられる。...
August 8, 2016
【新機能】興味を持った購読者を逃がさない!メールに反応した人にだけ自動で次のメールを送るオートメーション機能
こんにちは、ブログ担当伏見です。 私はブログなどコンテンツ全般を担当しており、Benchmark Emailが毎月配信している、メールマーケティングに役立つニュースレターの作成と配信も行っております。 そんな中、以下のようなことをよく考えることがあります。 購読者にもっと的確なアプローチを行えないか 配信して終わりではなくメールに興味を持ってくれた人に、さらにそれに関係のある情報を提供することでもっと踏み込んだコミュニケーションを取りたい ですが、これを実現させるには一度配信したメールの結果から開封またはリンクをクリックした人のリストだけ抽出し、そのリストに向けて次のアプローチをするためのメールやシナリオを作成するなど作業工数が多く、今までは行うことができませんでした・・・。 こんなお悩みを持っている方の手助けとなる、Benchmark Emailで新たに追加された、メールを開封・クリックした人を対象に自動でステップメールを送れる「オートメーション機能」をご紹介します! 購読者とより高い関係性を築きあげるオートメーション機能 オートメーション機能とはメールを開封したり、リンクをクリックした購読者に対し自動でメールを送信する機能なのです。 Benchmark Emailのこの機能では以下の3つの条件に合わせてステップメールを起動させることができます。 開封した人 リンクをクリックした人 特定リンクをクリックした人 これによってメールを読んでくれる人、コンテンツに興味のある人へよりさらに密なアプローチをすることが可能になります。 例えば、メール内の特定のリンク(ある商品のリンク)をクリックした人だけにそれに関連する別の商品に関する広告メールを自動で送るといったことができます。 またBenchmark Emailのニュースレターでもこのオートメーション機能を活用しています。ニュースレターの導入事例ブログをクリックした人を対象に、別の導入事例を掲載したメールを届けることで、よりBenchmark...
August 4, 2016
ECサイト運営者必見!メルマガのスマホ対応でデザインの参考になるメールマガジン12選
スマートフォンの普及とともに、ウェブサイトのスマホ対応は必須の時代になりました。ウェブサイトだけでなく、メールマガジンやニュースレターでもスマホ対応しているところは多くなりましたね。 特にHTMLメールの場合に、PCで見た時と同じデザイン(レイアウト)では、見づらいこともあります。ではHTMLメールのスマホ対応をするときに、どんなデザインがいいのでしょうか? 今回は、ECサイトが配信しているメールマガジンの中からスマホ対応していて、デザインの参考になるHTMLメール形式(画像付き)のメールマガジンを厳選してご紹介したいと思います! 伊勢丹 伊勢丹オンラインストアトップ 伊勢丹オンラインショップのメールマガジンは、項目ごとに色が統一されているので、とてもわかり易く見やすいデザインになっています。また画像のサイズでもメリハリがあって、さらに見やすいですね。 三越 三越オンラインストアトップ 三越のメールマガジンも色使いが素晴らしいですね。統一感のある色使いで見やすいだけでなく、季節も感じることができますね。 MoMA STORE インテリア家具・雑貨の通販 MoMA STORE ニューヨーク近代美術館(MoMA)が運営するオンラインショップのメールマガジンです。「グッドデザイン」を提唱しているだけあって、シンプルで完結なデザインです。スクロールすることなく読めるのも印象的です。 ベルメゾン ベルメゾンネット ベルメゾンネットのメールマガジンです。ファッションやスイーツ、家具、生活雑貨など取り扱っている商品の幅が広いので、各メールごとにデザインも様々なのですが、Gif画像が使われていることもあったりと参考になります。 無印良品 無印良品ネットストア...
July 25, 2016
【メルマガ事例】株式会社エヌ・シー・エヌのセグメント配信でエンゲージメント向上
(この記事は2016年7月に公開された記事をリライトしたものです。) こんにちは、コンテンツ担当伏見です。 今回は、耐震構法SE構法を全国の工務店へ提供する株式会社エヌ・シー・エヌが配信するファンを増やし、エンゲージメント向上に役立つメール施策をご紹介します。 「商品単価が高い、購買までの期間が長い商品やサービスを扱っている方」や「エンゲージメント向上の施策を知りたいという方」に参考になること請け合いです。 1996年創業の株式会社エヌ・シー・エヌ(以降NCN)は建築耐震構法であるSE構法を全国の工務店へ提供しています。日本ならではの木造注文住宅でより安全に暮らすことのできる技術を提供しています。 またともすると業界外の人には伝わりにくい特殊技術をより広く認知してもらうために重量木骨の家というwebサイトを運営し、SE構法のなかでも特に優秀な工務店の施工例などを紹介しています。 それではNCNが配信している実際のメールと共に、同社のメール施策をチェックしていきましょう! NCNのメール施策概要 メール配信を行っているサービス名: NCNが運営するwebサイト「重量木骨の家」 メールマーケティングの目的: ・プッシュ型アプローチで常にNCNを意識してもらえること(エンゲージメント強化) ・質の高いコンテンツを提供しファンベースを形成 主な配信コンテンツ: ・サイトで掲載している記事 ・イベント告知 ・キャンペーン 目的達成への施策: ・アナリティクスを使ったメールクリック分析 ・地域に沿った配信記事内容...
July 20, 2016
【HTMLメール紹介】「メールマガジンを改善したい」方必見。業種別で見るメールデザイン事例まとめ12選+番外編
こんにちは、ブログ担当の伏見です。 メールアドレスを持っている事で相手との直接的なコミュニケーションを可能にさせ、その結果高いエンゲージメントを獲得することができたり、SNSのビジネス活用が活発になった事で、メールでのビジネス利用もまた見直されてきました。事実SNSとメールを併用する事でお互いにリーチできない層を補い合うといった使い方が広がっています。 そんなメールの特性を生かし、メールを活用したブランディングやマーケティングを積極的に行い成功している企業が日本でも増えてきている一方で「質の高いデザインをもっと知りたい」「参考になるメールレイアウトがほしい」といった声が高まり、それにお答えするためBenchmark Emailでは毎月「HTMLメール紹介」と題してユーザーさんの配信しているメールをご紹介しています。 ということで今回は過去にご紹介したHTMLメールの事例を一挙に12個、おさらいできるブログをお届けします。 また番外編として、デザインの参考になるメールばかりを集めたメールデザイン集、BtoBサービスを提供するITベンチャー企業を中心に実施しているメールマーケティング施策についてインタビューを行ったブログ記事も合わせてご紹介致します! きっと参考になるはずです! クラウドサービス Tmix(オリジナルTシャツ作成通販サイト) TmixはオリジナルTシャツの作成、購入が1枚からできるオンラインサービスです。 一目見ただけでそのメールの目的(何を伝えたいのか)がわかるシンプルなメールデザインです。ECサイトでもキャンペーン時などで参考にすることができるデザインですね。 メールのポイント Above the foldの有効活用 清潔感のあるデザイン 流れのあるメール構成 メルマガ作成時間を1/4まで短縮 −“アクティブ”なお客様を引き出す、鍵はメールマーケティング Farmnote(酪農・畜産向け牛群管理システム)...
July 11, 2016